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別れ話をする場所や方法が知りたい!電話やLINEでも別れられる?

毒島 サチコ

毒島 サチコS.Busujima

目次

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1:決めたならスマートに別れ話をしよう

「もうこの恋は終わりにしよう」

そう思ったら、別れを前提とした話し合いをすることになります。

たまに「もう別れよう」と突然別れを切り出して、理由も言わぬまま一方的に姿を消したり、音信不通になったりする別れもあります。ですが、それは付き合っていた相手にとても失礼なこと。別れ際こそ美しく、しっかりと「今までありがとう」を伝えて、できる限りスマートに恋を終えたいものです。

 

2:別れ話の場所問題!どこでみんなしてるの?

別れ話ってみんなどこでしているのでしょう? ここからは実際にみんなが別れ話に選んだ場所についてみていきます。王道の別れ話の場所から、逆に「ここはないと思った!」という意見をまとめました。

(1)どちらかの家

お互いが別れの予兆を感じ始めている場合、どちらかの家で別れ話をすることがよくあります。誰にも話を聞かれずに時間をかけてゆっくりと話し合いをすることができますし、泣いてしまってもそこはふたりだけの空間。周囲を気にする必要がありません。

そして、そのまま別れることが決まったら、置いていた荷物などを持って帰ることもできるので、きれいに別れることができます。

別れたあとに「荷物を取りに行かなきゃ……」と悩む人は多いもの。別れは、どちらか一方の気持ちが残った状態で訪れることが多いので、荷物が「彼のことを思い出してしまうもの」になることも。そうなると、荷物問題で連絡を取らなければいけなくなるので、その間もやもやした気持ちが続くことになります。

あとを引くのが嫌なら、どちらかの家で別れ話をするのもいいでしょう。

(2)思い出の場所

去り際こそ美しくしたいのであれば、別れの場所はあえてふたりの思い出の場所というケースも。

「別れたくないけれど別れなければいけない」という場合もあるかもしれません。そんなときほどいつもより、メイクやファッションに気合いを入れて、普段よりもかわいい自分で別れ話をしましょう。

例えば、海辺やふたりの出会った場所や、初デートのレストランでもいいかもしれません。悲しくも美しい別れ際になることでしょう。

(3)カフェや居酒屋

別れの場所によくカフェや居酒屋を挙げる人がいますが、これには賛否両論あります。

あえてガヤガヤした場所で「私たち、別れよっか!」とカジュアルに別れ話をするのがいいという人もいれば、「こんな場所で!?」と思う人もいます。ただし、筆者の個人的な感覚では、カフェや居酒屋など人の多い場所での別れ話は、周囲の目も気になるのでどちらかというと避けたほうがいいと思います。

 

3:電話で別れ話するときの切り出し方とポイント3つ

遠距離恋愛の場合や、どうしても会えない場合、別れ話を電話ですることもあるかもしれません。その場合の話の切り出し方とポイントをご紹介します。

(1)「今大丈夫?」時間を確認する

別れ話は時間がかかるかもしれません。電話をする前に、「今から電話していい? 30分くらい」と、相手が電話のために時間を取れるかどうかを確認しましょう。

(3)最初から別れ話を切り出さない

別れ話をするときに、最初から「別れよう」と伝えるのはあまり良くないかもしれません。

久しぶりの電話なら「最近どう?」と近況報告を聞いてもいいですし、相手の温度感を探りつつ、本題に移るほうがいいと思います。顔が見えないぶん、しっかり別れの理由を伝えるべきでしょう。

(3)ポジティブに電話を切る

電話では相手の顔が見えないので、沈黙や低い声のトーンでどんよりとした空気になりがち。相手が泣いている場合は、受話器の向こうから聞こえる鼻をすする音で「もしかして泣いているのかな」と想像したり、沈黙がものすごく長く感じたりもします。

電話で別れ話をするときは、できるだけ沈黙をつくらずに「ありがとう」とポジティブに電話を切ることをおすすめします。どんよりした空気感で電話を切るのは、お互いにとてもつらいものですから。

 

4:LINEで別れ話!その注意点2つ

続いて、LINEで別れ話をする場合はどうでしょうか? 注意点をご紹介します。

(1)LINEだけで一方的に完結させない

筆者の友人のもとに、突然彼氏から別れのLINEが届いたことがあります。

その内容は「前から言おうと思ってたんだけど、やっぱり俺ら別れよう。本当にごめん。今までありがとう」と言った一方的なもの。別れの予兆もなく、突然のことに、友人はひどく動揺していたのを覚えています。

このようにLINEで気持ちが高まったまま自己完結で「別れよう。ごめん。今までありがとう」というのは相手をひどく傷つけます。別れはお互いの同意があって成立するもの。一方的に、しかも一通のLINEで別れを完結させるのは、相手にあまりに失礼です。

(2)長文を送りすぎない

長文で、今までの思い出から別れるまでの理由を長文で残すのもナンセンス。

LINEは残るものです。そこで長文をだらだら書くくらいなら、電話や会って直接話したほうがいいと筆者は思います。もちろん「顔を見たら言えなくなる」というのもあるかもしれません……。ですが、話し合いの場をつくらずに一方的に別れたい理由を書いて別れを告げるのは、別れ際として美しくありません。

お互い、なるべく同意した状態で、別れを受け入れるようにしたいものです。

 

5:彼氏との別れ話を円満に終わらせる方法3つ

続いて彼氏との別れ話を円滑に終わらせる方法についてご紹介します。

(1)感情的にならない

「あなたのこんなところが嫌だったの!」というように、喧嘩別れになる感情的な話し合いは避けたいもの。別れ話をするときは、伝えるべきことと伝えるべきではないことを事前にしっかり整理することが大切です。

(2)「時間が欲しい」と言われたら受け入れる

あなたから別れを切り出して「少し時間が欲しい」と言われることがあるかもしれません。

その場合は「もう決めたことだから!」と一方的に別れを決めるのではなく、一度「じゃあいついつまでに」と相手の要望を受け入れましょう。これも別れ話を円滑に進める方法です。自分の中で別れることが決定していても、別れはお互い同意のもとで決まることなのですから。

(3)これからのことも話し合う

別れるにあたり、彼の家に荷物を置いているならその整理の方法などを、また職場や学校が同じだった場合、別れた後はどのように接するのかについても、可能であれば話し合っておきましょう。

 

6:別れ話で言うべきではないセリフ3

続いて、別れ話で避けるべきセリフや言うべきではないセリフを3つご紹介します。

(1)私なんかよりもっといい人がいるよ

振った相手を励まそうと、「私なんかよりもっといい人がいるよ!」と言う人がいますが、これは相手をイラっとさせる原因に。自分から別れを告げたくせに、こんなことを言うのはナンセンス。説得力ゼロです。

(2)あなたが優しすぎるから別れたいの

「優しすぎるの、〇〇くん……」などという人もいますが、これもNG。「優しすぎるから」というポジティブ変換をせず、「女々しい」とはっきり伝えましょう。

(3)これからも友達としてよろしくね!

これは、筆者が別れを切り出した相手が最も言ってはいけないワードだと思います。

別れはどちらかに感情が残った状態で訪れることがほとんど。別れを切り出した自分はもう相手に感情がなくても、相手はまだ少なからず恋愛感情が残っていて無理やり受け入れた状態かもしれません。

そんなときに、これからも友達としてよろしくって……。「一度恋人になったのに、すぐに友達に戻れるわけないじゃないか!」と思われてしまいます。それに、「その友達って何……? セフレ?」なんていう誤解を招くことも考えられますよ。

 

7:別れ話から仲直り!別れなかった体験談2つ

続いて、別れ話をしたものの結局は仲直りして、結果的に別れなかったというエピソードを見ていきましょう。

(1)連絡頻度を減らした(26歳・女性)

「別れ話をされて、ショックだったけど“一旦、距離を置いて、1か月後にまた会ってほしい”と言いました。私がめちゃくちゃ彼に依存していて、それが彼に重荷になっていたことに気づいたので、その間一切彼に連絡を取らず、土日はヨガに行ったり、友達とランチに行ったり、メイクを勉強したりして過ごしました。

1か月後、彼に会ったときに、“〇〇君に依存しすぎてたよね。ごめん”と言ったら、会わない間に変わった私にびっくりして、やっぱり一緒にいたいと言われました」

すごいですね! 彼といたくて自分磨きをしたという話です。距離を置いている間に努力するのは効果がありそう。

(2)彼女を自由にさせつつ「キープ男」を確立した(29歳・男性)

「僕の彼女はモテるし自由人で、気も多いし、でもそれだけ魅力的だったんです。絶対この子と結婚したいと思っていました。だから彼女が他に好きな人ができたから別れようと言ったときも、“俺、キープでいいから!”みたいなことを言った気がします。

彼女の恋愛相談の相手になることもあったし、つらいときに電話があればすぐに駆け付けるアッシーにもなりました。それが約2年くらい続いて、結局、彼女と結婚することになりました。粘り勝ちです(笑)」

こちらもすごいエピソード! かなりの忍耐力が必要そうですが……。自由奔放な彼女を最後に射止めるのは、こんな優しくて粘り強い男性なのかもしれませんね。

 

8:「別れ際」の姿が本当の恋人の姿

恋は相手に好かれたくて、相手好みの自分を演じることから始まる場合がほとんど。付き合うまでは、何度かデートをしたり、駆け引きをしたりして、相手に好かれようと必死になります。この期間はとても楽しいもの。

しかし、別れ際はもう会わないかもしれないし、自分を取り繕う必要がありません。だからこそ本当の性格が出ます。一方的に別れを告げるような人だったら、もともと自分勝手な人だったのかもしれません。

そんな人の本性さえも見え隠れする別れ際。恋の始まりとは違って、これを楽しいと感じる人はいないでしょう。

しかしそんなときだからこそ、できるだけ素敵なエンディングを迎えられるように努力するべき。別れる理由はさまざまですが、一度好きになった相手なら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられるといいですね。