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結婚資金の平均は?結婚式・新生活にかかる費用と節約方法3選

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1:結婚資金の平均は?100万で足りるor足りない!?

結婚すると決まったら、嬉しい気持ちももちろんありますが、お金のことが心配にもなりますよね。結婚式や新居の準備など、結婚のための資金ってどのくらい必要なのでしょうか。

これは一概にいくらあれば大丈夫とは言えません。なぜなら、結婚式の方法や招待する人の人数、新婚旅行はどこに行くか、新居は購入するのか賃貸にするのかなど、選択肢がたくさんあるからです。

今回の記事で、平均的な費用を紹介するので、貯金の目標金額の設定をしてみてくださいね。

2:結婚式の費用の平均は?

結婚式の費用について「結婚トレンド調査2020」(ゼクシィ)を参考にご紹介します。

(1)結婚式の費用の平均とその内訳は?

挙式、披露宴・ウェディングパーティーの総額の全国の平均は、362.3万円でした。ボリュームゾーンは300万~500万円。「え、そんなにかかるの?」と驚いているかもしれませんが、実際に支払う金額はご祝儀や親の援助と相殺されます。

ご祝儀の総額の全国平均は227.8万円で、挙式、披露宴・ウェディングパーティーにおけるカップルの自己負担額の全国平均は154.6万円です。だいぶ現実的な金額になってきましたよね。

(2)結婚式の費用を負担する割合は?

結婚費用の負担額は、夫婦でどんな割合になのでしょうか。「ハナユメ結婚式準備ガイド」によると、結婚式費用の折半の割合は以下のようになっています。

どちらかが多く負担した・・・25.2%
折半した・・・23.7%
ふたりの貯金で支払った・・・23.5%
ご祝儀でまかなえた・・・9.7%
新郎が全額支払った・・・7.2%
新婦が全額支払った・・・1.9%

基本的には、どちらもが同じくらい払うか、どちらかが少し多く払うのが一般的なようです。そのために、結婚資金をふたりで貯金するというカップルもたくさんいます。

(3)結婚式の費用を親が負担する割合は?

結婚資金が足りなければ、親からの援助を期待したいですよね。挙式、披露宴・ウェディングパーティーの費用としての親・親族からの援助総額の全国平均は172.1万円です。

先ほど自己負担額の平均は約154万円とお伝えしましたので、人によってはまったく貯金がなくても結婚式は行えることもあります。

3:結婚後の新生活にかかる費用は?

結婚式と並行または、結婚式が終わってすぐに始まるのが新生活の準備ですよね。ここでかかる費用も見てみましょう。

(1)新婚生活準備費用

「新婚生活実態調査2020」(リクルートブライダル総研)によると、結婚を機にインテリア・家具、家電製品のいずれか、または両方を購入した人の割合は66.8%となっています。そしてこの準備費用の平均は59万円。ちなみに、インテリア・家具の平均購入金額は31.5万円で、家電製品の平均購入金額は37.8万円です。

(2)新居のための費用

「新生活準備調査2016」(リクルートブライダル総研)」によると、結婚を機に新居を購入、新築した人の頭金は、200万円未満が50%ともっとも多く、200~400万円が29%と続きました。平均頭金額は、220万円とのことです。

新居を購入ではなく賃貸にした場合の敷金・礼金は10万円未満が33%でもっとも多く、次が10~20万円で24%。平均は18.2万円でした。新居は購入か賃貸かによって、やはりまとめて用意しなければならない金額にかなりの差がでてきますね。

(3)引っ越し費用

新居への引っ越しについては、引っ越し業者を利用した人が48%。そして引っ越しにかかった費用は3~6万円が48%といちばん多く、次が6~9万円の20%で、平均は6.4万円でした。

4:式なしだとコストダウン!結婚資金のない人が費用を節約する方法

結婚をしたいけれど、貯金が全然ないという悩みをもっているカップルは多くいます。なるべく安く費用をおさえるには、どうすればよいのでしょうか。

(1)式をやめる

いちばん手っ取り早い方法は、思い切って挙式や披露宴をやめてしまうこと。ご祝儀や親の援助でまかなえる部分が多いとは言え、かなりの金額がかかってしまうのは確かです。

とりあえず入籍だけして、そのあとふたりでお金を貯め、額がまとまったところでお披露目パーティーを開くなどの選択肢もあります。

(2)式のプランを変更する

結婚式をまったくやらないのがイヤなら、プランの変更もおすすめです。例えば、ふたりだけで行ったり、親族だけを呼んで少人数で行ったりすれば、かなり費用を抑えられます。

(3)挙式、披露宴の削れる部分を減らす

結婚式の費用には、オプションでついてくるものが多く含まれています。例えばブーケや装花を安めのものにしたり、写真撮影の数を減らしてもらったりするだけでも、かなり費用を抑えられます。

「一生に一度のことだからこだわりたい!」という気持ちもわかりますが、ふたりでどこに重点を置くのかを話し合って、費用内でおさめられるように工夫してみてくださいね。

5:結婚にはお金がかかる!

今回ご紹介した結婚資金を見て、「こんなにかかるの!?」と驚いてしまった人もいるかもしれません。結婚にはこれ以外にも何かとお金がかかります。「結婚したいのにお金がない……」なんて悩んでしまわないように、なるべく早く結婚資金の貯金を始めましょう。

【参考】

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ」

「新婚生活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」

「新生活準備調査2016(リクルートブライダル総研調べ)」

「ハナユメ結婚式準備ガイド」