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結婚式でトラブル!結婚式場、プランナー、友人などのトラブルとその対処法
相川葵A.Aikawa
目次
隠す1:結婚式でトラブル!式場、プランナー、友人などのトラブルまとめ
(1)消費者センターにも寄せられる結婚式のトラブル相談
結婚式では、消費者センターに相談が寄せられる程、多くのトラブルが発生しています。
多いのはキャンセルに関する手続きや料金に関するもの。「会場側の不備のせいでキャンセルしたのに申込金の返金を拒絶されたり、キャンセル料が発生すると言われたりなどです。
また、打ち合わせと違う演出だったり、依頼した料理と違うものが出て、それがトラブルになることも。結婚式会場とのトラブルを未然に防ぐには、細かく確認を行うことが必要です。
(2)結婚式でトラブル!裁判を起こして返金してもらうのは可能?
結婚式でトラブルが起こって、それが悪質なものであった場合、裁判を起こしてお金を返してもらうことができるのでしょうか。
確かに結婚式というのは、数百万単位のお金がかかるのもめずらしくありません! もし、先方の瑕疵が原因でトラブルになったのなら、返金して欲しいと思うのも不思議ではありませんが、果たして可能なのでしょうか。こちらもきっちり調査してきました!
2:結婚式場、プランナー、友人…結婚式で本当にあったトラブル6つ
まずは結婚式で本当にあったトラブルを見てみましょう。
(1)事前打ち合わせと違う
「事前打ち合わせと違う!」というのは、もはや結婚式において「あるある」といえるほど、よく耳にするケースです。
料理、メイク、ブーケ、演出といった点で、差異が発生したということは日常茶飯事。またドレスも「あとでビデオを見たら、付属の腰のコサージュがついていなかった」という実話もありますので、細かいチェックまで抜かりなく! また、BGMに頼んでない曲がかかっている、しかもその歌詞の内容が結婚式にふさわしくない曲で……なんていうケースも。
結婚式の最中は、必ず誰か式場の人が傍にいるもの。おかしいと思ったらすぐに声をかける勇気も必要かも。
(2)プランナーが消息不明
挙式を担当したプランナーが、挙式直前にいなくなってしまった!という件もありました。もはや事件です。ウェディングプランナーというのはある種、いろいろな要望に応えなければいけないので、激務です。そのため、突然「飛ぶ」といったことがなくても、途中で辞めてしまって別の人に……というのもよく聞くケース。
飛んでしまった場合、引き継ぎされている可能性はほぼゼロです。また意思疎通から始めなければいけないなんて、本当に大変ですよね。
とはいえ、本番でトラブルになるよりマシ! なんとか都合をつけて当日担当してくれる人を捕まえて、流れの確認だけでも必ず行いましょう。
(3)お酒の飲み過ぎで…
これもよくあるパターンなので注意したいところ。新郎自身が舞い上がって飲みすぎたり、友人たちがノリで飲ませすぎたなどの理由で、新郎がグダグダになってしまう結婚式が実際に多く存在しています。
新郎の大学時代の友人たちが大衆居酒屋の飲み放題感覚でお酒をあおり泥酔、服を脱ぐ、騒ぐ、踊るといったどんちゃん騒ぎになり、新婦側の友人たちが眉をひそめるというケースもとてもよく聞きます。
他にも、親戚が飲みすぎたために説教や野次を飛ばし、花嫁が号泣してしまったという目撃談もありました。
(4)子どもが主役に…
挙式中や披露宴中、飽きてしまったりご機嫌を損ねてしまった子どもによるトラブルも少なくありません。誓いの言葉の最中に、ずっと赤ちゃんがギャン泣きしていて、ビデオ撮影ができなかったり、会場を走り回る子どもがテーブルにぶつかって飲み物が入ったグラスをひっくり返して水浸しになってしまったり、さらには新婦や他のゲストにぶつかって転倒して大泣き、などなど……。
あらかじめ「子どもは連れてこない」と言っていたゲストが、急遽子連れで参列するケースもあり、トラブルは絶えません。
(5)花に群がるおばあさん軍団
こちらは筆者友人の挙式にて。
挙式中は大人しくしていた親族のおばちゃん、おばあちゃんたちが、挙式終了した途端、各テーブルの装花の争奪戦が勃発。
男性ばかりで持ち帰る人のいなかった新郎上司のテーブルにまで殺到し、お花を根こそぎ回収していきました。
幸せのおすそわけとして、装花を持ち帰るのはマナー違反ではありませんし、最近では、個々の引き出物の袋に、スタッフが装花を入れてくれる演出もあります。しかし、やりすぎは、ちょっと……ですよね。
(6)元カノが来た!
招待していない新郎の元カノが会場に乱入してきた、というケースはレアでしょう。しかし、地味だけどボディブローのように効いてくるトラブルが発生しがちなのが、新郎同僚の中に女性がいるときです。
その女性は①元カノ本人の場合、②元カノの親友、③ただの知り合いという3パターンがあります。
しかしどのパターンであっても、新郎側の女性ゲストはまれにトラブルの元になり得ます。酔ったフリをして新郎の過去を明らかにしたり、二股をかけていたことを大声でしゃべったりなど、元カノトラブルは枚挙に暇がありませんよ!
3:結婚式場とのトラブルは裁判すれば返金してもらえる?
結婚式で、式場スタッフあるいはプランナーとのトラブルがあった場合は、返金してもらうことができるのでしょうか?
式場やプランナーとのトラブルで多いのは、予定したものと違うブーケが届いたとか、プログラムの抜け、進行が雑で時間が1時間も多くかかってしまった、席次表の間違い、案内の不行き届き……といったようなものです。
このうち、返金が行われるのは、商品の間違いや、プログラムに抜けがあってお金は払ったのに実行されなかったというような、金額と式場のミスがハッキリしているもの。
しかし、進行が雑だとか、案内が不行き届きであった……例えば当日の悪天候に対して配慮が足りないと感じた……というような部分で、返金してほしいと考える人もいます。しかし、実際の業務が行われていたのであれば、返金には値しまいでしょう。
しかし、精神的苦痛を感じたということで、それらに対して慰謝料を請求することはできますが、相手側の過失を認めさせるのもハードルが高いといえるでしょう。どうしても許せない場合は、弁護士などに相談しつつ、まずは話し合いの場を設けてみるべきでしょう。
4:結婚式はトラブルが起きやすいと心得て
結婚式は、新郎新婦の双方が事前準備、打ち合わせ等でヘトヘトに疲れた状態で迎える一大イベントです。
一生に一度という気持ちの昂ぶりもありますし、お金も相応にかかります。こだわりの強いカップルほど「もっとうまく進行してよ!」と思ってしまうものです。
しかし、こだわりの強い挙式であればあるほど進行が難しいというのもまた事実。当日になれば予期しなかったトラブルが起こることも、ある程度は織り込んでおきましょう。そして、それを含めてこの金額なのだと納得しておいたほうが良いでしょう。
これから長い時間を共に歩くふたり。もしトラブルがあったとしても、一生に一度の日をイヤな思い出で終わらせず、トラブルも力に変えていきたいですね!