恋のなやみに効くメディア

旦那が信用できない妻たちのそれぞれの理由とそれでも離婚しないワケ

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

隠す

1:信頼関係がなくなった夫婦は少なくない

「もう、夫のことを信用できない」「妻のことをつい疑ってしまう」など、夫婦間の信頼関係に疑問を抱いている人は、少なくありません。

しかしながら、「なんとなく好きじゃない」というような気持ちではなく「信用できない」というのは、何かのきっかけや明確な原因があってこそ陥る心理ではないでしょうか。

ここでは、妻のほうが夫に対して「まったく信用できなくなってしまった」というケースにおいて、どうしてそうなってしまったかという、夫婦間のリアルな理由について、深掘りしていきたいと思います

 

2:旦那が信用できない理由その1「お金のことで…」

「もはや夫を信用できない」と語るのは、都内在住のEさん(34歳)。お金のことが原因で、夫への信頼が崩壊したそうです。

「結婚当初から、何かと秘密主義の夫には、疑念を抱いていました。

私は、結婚したら夫婦間では隠しごとをしたくないタイプ。なので、当然のように、お互いの収入や貯蓄は見せ合うものだと思って、結婚したんです。

ところが夫は、“俺が稼いだ金を、なんで妻に知られなくちゃいけないんだ?”というタイプで、毎月10万円だけ私に渡し、あとは自由に使っています。

自由になるお金が多いと浮気をするのも容易でしょうし、正直、飲み会で遅くなる日も多い夫には、怪しいところもたくさん。

最初はお金の問題と思っていましたが、そこが不明瞭な関係に、私としては信用を置けなくなってきました」

お金は、結婚生活と切っても切れない関係にあるだけに、その点で不信感を抱いてしまうと「信用したくてもできない!」と、なりがちなのかもしれません。

 

3:旦那が信用できない理由その2「新婚のときに…」

新婚早々に夫の浮気が判明し、もはや信じることができなくなったというのは、千葉県在住のRさん(38歳)。

「私は結婚が遅くて、35歳のときに今の夫と結婚しました。

で、結婚してから知ったんですが、なんと夫には、結婚前から二股をかけている女性がいて、結婚後もその人との関係が続いていたんです。

ある日、夫のLINEが開きっぱなしになっていて、なにげなく見たら、浮気の事実が発覚しました。

交際中は特に怪しいところもなかったので、“まさか!”と思いましたが、そこから慎重に夫を観察すると、いろいろなボロが出てきて……。

意を決して、夫の親友に相談の電話をかけると、二股の事実を話してくれました。それ以来、夫のことが信用できず、一緒に暮らしているのも苦痛です」

本来であれば幸せの絶頂にいるはずの新婚時期に、裏切りが判明……となれば、もはや相手を信用できなくなっても、無理はありません。

 

4:旦那が信用できない理由その3「妊娠中に…」

妊娠中に夫が浮気をして、「それ以来、夫のことを全面的に信用するのが難しくなった」と語るのは、千葉県在住のTさん(33歳)。

「妊娠中、持病もある私は、早めに里帰りをしたんです。

夫は浮気するタイプではないと思ったし、安心して実家で過ごしていたのですが……。

ある日、夫が会社に行っている間に、荷物を取りに自宅に戻ると、寝室に見慣れない女性用パジャマが置いてあって「あれ?」って思いました。

そこで初めて夫の浮気が頭をよぎり、“まさか!”という気持ちもありましたが、仕事に行っている夫に電話をして確認をすると、しどろもどろに。

私が不意打ちで家に戻るとは思っていなかったようで、浮気をあっさりと認めました。

その女性とはすぐに別れたようですが、それ以来、夫を信用できません」

妊娠中、特に里帰り出産中の浮気は、比較的よく耳にします。出来心からつい……なのかもしれませんが、妻としては一生許せない傷になってしまうのも当然です。

 

5:旦那が信用できない理由その4「浮気されて…」

夫の浮気グセが治らず、一緒に暮らすのが苦痛だと嘆くのは、神奈川県在住のIさん(40歳)。

「うちの夫は、お恥ずかしながら、浮気の常習犯。結婚して7年ですが、これまでに8回以上、浮気バレしています。

しかも相手はひとりではなく、常に複数人いるようです。昔から、“若い女が好き”と公言するような人でしたが、結婚したのだから少しは落ち着くだろうと思っていたら、真逆でした。

夜も毎晩のように飲みに行って帰りは遅いし、週末も“ゴルフ”と言っては、ひとりで家をあけています。もはや、外で何をしているのかもわからず、毎日、疑っている自分に疲れました」

一度でも浮気が判明すれば、夫婦関係を再構築するのは並大抵の努力ではありません。それが複数回……となれば、もはや信用がないのも、至極当然のことです。

 

6:旦那が信用できなくても離婚しない心理3つ

ここまで、数々の信用を失っても仕方がない理由を見てきましたが、「夫が信用できない」と口にしていても、いざ“離婚”となると話は別となってしまうのも、女性の心理です。

そこで、旦那さんを信用できなくても離婚しない女性たちの心理、一般的なものを3つ紹介します。

(1)生活のため

「本当は離婚したいけど、生活のことを考えると厳しい」と口にする女性も少なくありません。

もはや信用できなくなった夫とひとつ屋根の下で暮らすのは苦痛も伴いますが、それ以上に、将来の生活不安のほうが大きい場合には、離婚をためらいがちです。

(2)世間体のため

「親の手前」「会社の手前」など、世間体のために、信用できなくなってしまった夫と暮らし続けている妻も珍しくありません。

「本当は離婚したいけど、ここで離婚すると、社会的な信用にかかわる」というジレンマを抱えがちです。

(3)子供のため

子供がいると「せめて成人するまでは、離婚せずにおこう」と、子供への影響を考慮して、離婚をしない選択をする人もたくさんいます。

 

7:「夫婦」と言えども、もとは他人同士

「夫婦」と言えども、もともとは他人同士。

それだけに、一度「信用できない」となってしまえば、修復するのはなかなか難しいのも、また現実です。

もしそんな状況になったら、どんな選択肢をとるべきなのか。一度、冷静に考えてみてもいいのかもしれません。