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浮気心は誰にでもあるものなの?浮気心理テストで見抜くあなたの浮気心
相川葵A.Aikawa
1:浮気心理学ってあるの?
「浮気心理学」という言葉は学術的には存在しません。しかしながら、心理学で浮気をしてしまう心理などを解明することはできます。そういった意味では、浮気心理学は、あると言えるかもしれませんね。
恋愛心理カウンセラーの筆者も、心理学的に浮気を扱うことがよくあります。今回はそんな「浮気心理学」の観点から、浮気の心理や、浮気を見抜ける心理テストなどをご紹介します。
2:浮気心理を知りたい!浮気する男女の心理
さて、浮気を見抜ける心理テストの前に、まずは浮気をしてしまう人の心理から見ていきましょう。
(1)女として(男として)認められたい
まずはやはり性的な要因、つまりは異性から認められたい……という心理が挙げられます。
例えば交際期間が長かったり、結婚して期間がある程度経過したりすると、相手から「男として見られてないのではないか」「女として見られてないのではないか」と考えてしまうときがやって来ます。
そんなときは、パートナー以外の人から、恋愛対象として見られることで、「自分はまだまだ大丈夫だ!」と確信したいと思うのです。そのため浮気をしたくなるのです。
(2)エッチをしたい
男性は女性に比べて、心と体のつながりは十分ではないという性質があります。そのため、浮気はダメだとわかっていても、性欲が前面に出てきて、浮気をしてしまうのです。
相手に対してそれほどの気持ちはなかったとしても、ただエッチがしたいという心理で浮気をすることは、確かにあります。こうした本能的な体の働きに深く結びついた心理は女性でもゼロではありませんが、やはり男性のほうが多いでしょう。
(3)プライドを満たしたい
肉体を使って性的に認められたい、という心理もありますが、一方で、精神的に男として必要とされたいという心理も働きます。これも男性に顕著にみられるので、言うなれば「男のプライド」というものです。
よく、合コン「さしすせそ」などと言われ、「さすが~」「知らなかった~」「すご~い」といった言葉が男性には有効だ、という話もありますが、これはプライドを刺激するため。
恋人や配偶者からこうした言葉をかけられることが減少してくると、プライドを満たしてもらうために浮気をすることがあります。
(4)精神的な不満を解消したい
男性のプライドに類似するものが、女性の精神的な不満でしょう。女性の場合は、男性からお姫さまのように扱われたい!という心理を持っているものです。
それは、子孫を実際に育てるものとして、それを守ってくれる精神的な後ろ盾を必要としているということのあらわれです。また経済的にも、子育てをする自分に金銭面の面倒を充分に見てくれる相手を欲するものです。
パートナーがこうした精神的な、あるいは金銭的な後ろ盾の役割を果たしてくれないときには、浮気をすることがあります。
(5)愛してほしい
単純にちやほやされたい、愛されている実感が欲しい……という女性もいます。男性のそれと違うのは、女性の場合、体よりも先に心が浮気しがちだということ。
彼氏から愛されている実感がないとき、優しい言葉をかけられると浮気しやすいというのも、これが原因です。心の隙間を埋めるための浮気なのです。
3:浮気しやすい男を見抜く!男の浮気心理テスト
さて、ここからは、具体的な心理テストを見てきましょう。彼氏や夫に試してみてください。
(1)イチゴショートケーキ、どこから食べる?
スタンダードなイチゴのショートケーキ。スポンジケーキの上にイチゴが載っています。
さて、そのケーキを食べるとき、スポンジ台から食べますか? それともイチゴから食べますか?
これは俗に、おいしいものを後まで取っておくかどうか……という心理診断だと思われることが多いのですが、実はもっと深い意味のある心理テストです。
浮気性と判断されるのは「イチゴから食べる」人。
目立つものとそうでないもの、よくあるものと珍しいものを比較すると、目立つものや珍しいものに対して、目がないタイプなのです。
(2)イヌとサルがケンカをしたら?
イヌとサルがケンカをしたらどちらが勝つと思いますか?
「犬猿の仲」という言葉があるとおり、イヌとサルとは仲が悪い動物としてよく知られています。
個体差はあるのかもしれませんが、それぞれの特徴として「イヌ=忠実」「サル=賢い」と人間には認識されがちですね。しかしその賢さには「ずるさ」という意味も含まれていたりして……。
つまり、「サルが勝つ」と答えた人は、浮気しやすいタイプです。
(3)くじ引きは混ぜてから引く?
よく、商店街やコンビニエンスストアなどで、箱に手を入れてくじを一枚引くというくじ引きがありますよね。
くじ引きをするとき、混ぜてから引いてますか? それとも混ぜないで、ただ手を突っ込んだだけで引いていますか?
浮気性なのは「混ぜてから」引く人です。くじ引きなんてどれを引いても運次第なのに、少しでもいいものを選びたいという性格が出てしまっているから。
異性でも、目の前にあるものより、他の異性のほうが……と考えてしまう確率が高いのです。
(4)ビュッフェのとき、山盛りにする?
さて、もしあなたが彼氏の浮気度を知りたいと思うなら、ビュッフェに誘ってみると良いでしょう。ホテルなどのちょっといいビュッフェがおすすめです。
そこで注目したいのは、彼の料理の盛り方。……そうそう、彼女に対して「適当においしそうなのを持ってきてよ」などという彼氏は、浮気うんぬんを通り越して将来を考えるレベルです。
さて、彼が料理を皿に盛るとき、常識的な盛り方をしているか、いろいろな料理が混ぜこぜの山盛りになっていないか、気をつけて見てみましょう。
料理が混ざっている、または山盛りになっているほど、やはり浮気率は高くなります。なぜならそこに計算や美意識が介在せず、思いつきで行動するタイプだということが見えるからです。
また男性には少ないですが、料理を一切食べずにいきなりデザートに手を出す人も、浮気性の可能性があるでしょう。
(5)ストレートに…男って浮気をするもの?
これはもう心理テストとは呼べないかもしれませんが、ストレートに浮気についての考えを相手に聞く方法です。しかし、相手が浮気をしていない段階であれば、一種の心理テストとして活用することもできますので、一応覚えておくと良いでしょう。
あくまでも、相手を疑っている雰囲気を出さずに、一般論として浮気について話している、という形を取るのが大切です。
質問の仕方としては、「男の人って、女の人から誘われたらすぐ浮気するものなの?」という聞き方が妥当でしょう。「男って」という一般論性と、「誘われたら」という前提は入れるようにしてください。
ここで、「まあ、誘われたらしちゃうんじゃないかな」のような答えが返ってきたり、「状況によるんじゃない」という答えが返ってくるようなら、それは浮気性タイプの男性です。
最後に「オレはしないけどね!」とつけられても、信用することはできません。「男性は一般的に誘われたら浮気をするもの」ということを前提にしているからです。
一方、浮気をするつもりがまったくない男性は、自分が浮気性だと疑われたくないために、「当然しない人もいるよ」「みんながそうじゃないよ」という答え方になるでしょう。
4:浮気心はどのくらい?女の浮気心理テスト
(1)ビュッフェで同じ料理を2回とる?
女性の自己診断にもビュッフェ診断が使えます。男性のときとは違い、取ってくる料理の種類に注目してみてください。
ビュッフェに行くと、誰しも自分の大好きな料理が、ひとつやふたつ並んでいるもの。さてその好きな料理、2回以上取ってきますか? それとも1回取ったらおしまいにして、他の料理をできるだけ多く楽しむことを心がけますか?
この2択で浮気性と判定されるのは……「1回でおしまいにする人」!
特に好きなものを制限しても、あれもこれも……と取るタイプは、「いろいろ楽しんだほうがいい」と考えているからです。
(2)子どもと遊ぶならどっちになる?
親戚の子どもと「ごっこ遊び」をするとき、「おねえちゃんはペットの役ね! 犬か猫どっちがいい?」と言われたら……どちらを選びますか?
男性向けの浮気性テストで、犬か猿かを選ぶというものをご紹介しましたが、今回の「犬か猫か」という選択肢では、浮気性なのは「犬」を選んだ人。
猫は犬に比べれば、気まぐれですが人になかなか懐きません。なでてくれる人ならすんなり仲良くなれる犬タイプのほうが、浮気しやすいと判定できます。
(3)知らない場所へお出かけするとき、下調べする?
初めて行く場所へ、仲良しの友達とお出かけ。そのときあなたは、飲食店や現地の地図などを事前に調べていきますか? それとも、友達に任せつつ、行き当たりばったりにするタイプですか?
想像がついてしまうかもしれませんが、浮気性なのは「友達任せ」の人。人がこう言ったから、ああ言ったから……と考えがちなタイプの女性は、なかなか主導権を取ることをせず、流されて浮気に走る可能性が高いのです。
(4) 青春ドラマと刑事ドラマ、どっちを見たい?
もし日常的にドラマを見ているという人は、普段ついつい見てしまうほうを答えてくださいね。
選択肢は「青春もの」か「事件もの」のどちらかです!
浮気をしやすいのは「青春もの」を見てしまうタイプのあなたです。事件ものにも恋愛ネタは出てきますが、浮気や不倫より、一途な愛が事件のきっかけになったり、ヒロインに特定の相手がいたりするものですよね。
また青春ドラマだけでなく、恋愛ドラマ、不倫ドラマを見たいという人も、浮気をする可能性を持っています。
(5)お目当て以外の欲しいものも買っちゃう?
目当ての服があって、それを買いにお店に行きました。するとお店には、もうひとつ自分に似合う服があり、値段はお目当ての服と同じくらい……。
もともと一着を購入する予定だったため、予算はあくまでも一着分です。しかし手元には現金もあるし、カードも使うという選択肢もありますよね。さて、あなたなら、当初目的だった服だけを買いますか? それとも新しく見つけた服に変えますか? もしかして両方買う、という選択肢も……。
この質問の場合、いちばん浮気率が高いのは、予算オーバーしてでも両方を購入する人です。新しく見つけた服にする、と答える人は、乗り換える可能性はありますが、大胆に浮気まではできないかもしれません。
両方購入すると答える人は、どちらも諦めることができない人です。男性の場合なら、付き合っている人も諦められないし、目の前の人も捨てがたい……と思ってしまうタイプでしょう!
5:浮気性は共感力が弱い?
浮気性の性格というものは、いわゆる「サイコパス的性格」との関連性もあると言われています。つまり他人と共感する力が弱く、人の心の痛みが想像できないのです。そういった人は、浮気に走りやすいタイプです。
心理テストだけで全部がわかるわけではありませんが、参考にはなります。自分の性格、相手の性格を把握しつつ、必要以上に自分も相手も傷つかないような恋愛を目指しましょう。