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仮面夫婦とは?仮面夫婦が迎える結末と夫婦仲が仮面かどうか診断する方法

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:仮面夫婦割合は?仮面夫婦が子どもに与える影響

仮面夫婦の定義を調べてみると下記のようになっていました。

かめん‐ふうふ【仮面夫婦】

俗に、他人の前では仲のよさを演じてみせるが、実際のふたりの関係は冷え切っている夫婦のこと。

(出典:デジタル大辞泉・小学館)

そんな仮面夫婦が、子どもに与える影響は大きいと予想されます。友達の家と比べて「うちの両親の仲は冷え切っている……」と察する子どもは、決して少なくないでしょう。

また、『Menjoy!』が過去実施したアンケートによれば、既婚者50名のうち、15%以上の人が「うちは仮面夫婦だ」と自認している実態が判明しました。

これは、かなり多い割合とも考えられる数字。離婚率も高まってると伝えられる中、その予備軍と言える仮面夫婦も、増加傾向にあると見て取ることができます。

2:仮面夫婦の行く末は離婚?仮面夫婦の結末3パターン

仮面夫婦の末路は「離婚」になるのでしょうか? 自分たちが仮面夫婦である自覚したという経験をもつ人から、現状どうなったかをうかがいました。

(1)「離婚しました」

「過去の結婚で、2年ほど、仮面夫婦のような状態で過ごしていましたが、子どもがいなかったこともあり、“このまま一緒にいても、ふたりとも不幸だよね”ということになり、協議離婚しました。

それから再婚したのですが、今の夫とは仮面夫婦になる気配すらないので幸せです。あのとき離婚に踏み切って良かったです」(Aさん・41歳女性)

(2)「別居中です」

「家庭内が冷え切ってしまい、仮面夫婦のような状態で1年ほど過ごしていましたが、一緒に暮らすのもストレスで、別居に踏み切りました。

まだ成人になっていない子どもがふたりいるので、今は離婚までは考えていませんが、子どもたちが巣立ったら離婚するつもりです」(Bさん・49歳女性)

(3)「仮面夫婦を続けています」

「夫とは、もはや会話もなければ、日々の連絡すら取り合うことはありませんが、外ではふたりとも、普通の夫婦を演じるようにしています。

最初のうちは虚しかったけれど、離婚となるといろいろと面倒だし、今となってはこれで満足しているので、このまま仮面夫婦を続けていくつもりです」(Cさん・44歳女性)

3:仮面夫婦チェック!自分たちが仮面夫婦かどうか診断する方法5つ

さて、ここまで呼んできて、「もしかしたら自分のところも仮面夫婦なのかも……」と思ってしまったとしたら、この機会にぜひ、冷静に診断をしてみましょう。

次の項目のうち、当てはまっているものが多いほど、仮面夫婦である可能性が高いです。

(1)相手がどこで何をしているかについて関心がない

相手がどこで何をしていようが、お互いがまったく気にならない関係にあるなら、仮面夫婦になりかけている可能性も。

すでに相手に無関心になっているということは、愛情も執着心も消えてしまっているのかもしれません。

(2)自宅で基本的に会話がない

家にいるときに、夫婦で話すことがまったくない!となると、仮面夫婦かもしれません。

その日にあったことなど、他愛もない話をするのもダルいとなっているとすれば、すでに相手への愛情が冷めているのかもしれません。

(3)自宅内では別室で過ごすことが多い

一緒にいると居心地の悪さを感じてしまうため、自宅にいるのに夫婦が別室で過ごすことが多いとなると、仮面夫婦である可能性は高めと言えるでしょう。

結婚して長くなれば、さすがに新婚当初のようなラブラブムードは消えてしまうかもしれませんが、「一緒に居たくない!」という状態までになっている場合には、愛情がかなり冷めているのかもしれません。

(4)夫婦の将来像がまったく頭に浮かばない

「将来はこんな夫婦に……」という将来像がまったく頭に浮かばないのも、仮面夫婦にありがちな傾向。

「今のパートナーとこんな人生を歩みたい」という理想がゼロとなると、ただ惰性で一緒にいるだけ……の関係性に突入しているのかもしれません。

(5)お互い夫婦間の愛情を感じることが一切ない

お互いに、夫婦の愛情をまったく感じることがなくなっている場合は、すでに仮面夫婦になっている可能性も大。

男女の愛情どこから、家族としての情すらもない関係に陥っているなら、それは仮面夫婦としての末期に入っているかもしれません……。

4:仮面夫婦は浮気のせい…?仮面夫婦になる原因5つ

仮面夫婦になってしまう男女には、ありがちな原因も。そこで、一般的に原因と言われていることを5選紹介します。

(1)相手の浮気

相手の浮気によって裏切られた経験があると、夫婦であっても信頼を取り戻すのは至難の業。

ふたりの心に溝が生まれ、仮面夫婦へと進んでいくケースも珍しくありません。

(2)好きじゃない相手との結婚

そもそも、そこまで好きではなかった相手と結婚してしまうと、結婚した後に気がついた価値観の相違や生活スタイルの違いを受け容れられず、仮面夫婦になりやすいです。

(3)相手の身内との不仲

姑や舅をはじめとして、相手の身内と不仲になると「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということで、仮面夫婦になっていくパターンも珍しくありません。

相手の身内とのトラブルによって夫婦仲が悪くなってしまうケースも多く、それによって夫婦関係が冷め切っていくのかもしれません。

(4)他に好きな人ができた

相手に落ち度があるわけではなくとも、自分が配偶者以外の人を好きになり、それによって家庭のことがどうでもよくなってしまうと、仮面夫婦へと突き進みやすくなります。

(5)セックスレス

セックスレスを機に、仮面夫婦へと進んでいく夫婦も。肉体的なコミュニケーションがゼロになり、心も離れてしまうパターンです。

5:「仮面夫婦」を自覚したら踏ん張りどころ

「うちは、仮面夫婦かもしれない」

そんなふうに感じたとして、その状態を放置してしまえば、離婚に突き進んでいく可能性は大きいでしょう。

ご縁あって一緒になった仲ですから、取り返しのつかない展開になる前に、なんとか修復できるのであれば、その道を模索できるのがベストだと筆者は考えます。