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一生独身は幸せ?一生独身の男性の本音に迫る

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:独身男性の末路は?

(1)一生独身でも幸せになれる?

独身男性に対して、「悠々自適の独身貴族だね!」という人もいれば、「このまま孤独死だね」なんて皮肉を込めた言い方をする人もいます。

とはいえリアルに考えたとして、ニュースでも孤独死の問題を取り上げられることが増えているような気も……。死んでいることに誰にも気付かれないなんて、やっぱり寂しいと思うのは当然です。

しかし、このままのペースで生涯独身者が増えれば、社会インフラもきっと変わってくるはず。そういった人たちを歓迎するようなシステムもできてくるので、あまり心配しすぎるのもよくないかもしれません。

独身者同士が賑やかに過ごせる場所ができて、かつ老後の不安がなくなれば、さらに「一生独身でいい」やと思う人も増えてくるかもしれませんよね。

(2)2chでも話題の、一生独身覚悟の男

30歳で独身なら、まだまだ結婚の可能性はあるでしょう。それが40歳を超えてくると、状況は厳しくなっくると言わざるを得ません。

インターネット上の巨大掲示板、2ちゃんねるで話題になった、一生独身を覚悟していた男性の話があります。

47歳にして、恋愛経験ゼロ。恋愛に興味がないわけではなく、女性とかかわって傷つくのが怖いという男性。一念発起して婚活を始め、38歳の女性と出会います。彼女も恋愛経験ゼロ。初めて同士なだけに、お互いの理想をぶつけあってしまうところがあり、破局の危機を迎えるものの、なんとか仲直りをして婚約に至るという実話です。

 

2:幸せ?一生独身でいいという男の本音

強がりではなく、本気で「結婚はしたくない」と、言っている男性もたくさんいます。果たして、なぜそう思うのか。理由を聞いてみました。

(1)お金は自分のためだけに使いたい

「僕はこの歳まで仕事一筋でやってきたんです。だから、貯金もまあまああります。でもそれは、自分が今まで頑張ってきたからこそ得られたもの。なんでそれを、ほかの人のために使わなきゃいけないんですか。バカバカしい。結婚なんてするだけ損でしょう。お金はこれから自分のために使っていきます」(Iさん・45歳)

(2)ひとりの女性に決めたくない

「結婚したら、ひとりの女性しか愛せなくなってしまいますよね? そんなの無理です。僕は恋愛体質で、常に誰かを好きでいないと生きていけない。なので、確実に不倫してしまいそう。でも不倫をしてしまうと、世間からのバッシングはすごいし、社会的地位も脅かされるでしょう。マイナスしかない。だったら、結婚しないほうがいい。そういう考えに至るのも当然ですよね?」(Yさん・36歳)

(3)仕事に打ち込みたい

「大学で研究職に就いています。休みの日でも、大学に来て働いています。でも、それで全然構いません。休みなんていらないぐらい、働くのが楽しい。だから結婚して時間を奪われたくありません。周りに結婚している人もいるけど、まったく羨ましいとは思いませんね。むしろ、時間を取られてかわいそうだと思ってしまう」(Kさん・32歳)

(4)結婚に憧れがない

「子どものときから仲の悪い両親の姿を見てきました。一緒にいてもケンカばっかり。結局、俺が中学のときに離婚しました。そのせいか、結婚にまったく憧れがありません。自分も同じような運命をたどってしまいそうと思うところもあります。周りにも結婚願望のない友だちも多いので、影響を受けることもないですね」(Iさん・38歳)

(5)すでに諦めている

「正直、昔から今に至るまで、彼女ができたことがありません。まったくモテないんです。デブでブサメンなので、仕方がないかと……。なので、僕はもう結婚は諦めています。老後が無事に過ごせるぐらいの貯金をして、ひとりで生きていきます。覚悟はできているので、焦ることもないですね」(Tさん・41歳)

 

3:一生独身になる男性の特徴

一生独身となるからには、何かしら原因があります。当事者である自分はなかなか気付かないもの。そこで、元No.1キャバ嬢でライターのナナミ・ブルボンヌさんにその特徴を伺いました。

(1)仕事が忙しい

ナナミ:男性は20代後半になってくると、仕事が楽しくなって、そればかりに打ち込んでしまうところがあります。女性よりもむしろ仕事。その勢いで、30代を過ぎ、結婚を意識したころには40代。周りはすでに結婚していて、自分だけ取り残されているというパターンです。

(2)極度のマイペース

ナナミ:見た目がいいから付き合ってみたものの、あまりにマイペース過ぎて付いていけなくなるというパターンは多いです。するともちろん、結婚まで至りません。こういう人は、自分の関心のあることにだけ夢中になり、相手に合わせることができないんですね。要するにワガママなんでしょう。周りがチヤホヤしてくれるような、見た目のいい男性に多いタイプかもしれません。

(3)理想が高い

ナナミ:「好きな女性のタイプは?」と聞いたとき、ものすごく高い理想を掲げる男性がいますよね。それを本気で言っているようなら、一生独身になりやすいタイプといえるでしょう。自分のことを棚に上げて、見た目にも性格にもハイレベルなものを求めます。中には、芸能人レベルを求めるような人も。そんな女性が現れたとしても、当然、相手になどされませんよね。でも、こういう人は、出会えただけで幸せだと思うような、能天気なところもあります。

(4)友だちが極端に少ない

ナナミ:女友だちに限らず、同性の友だちが少ない男性も、独身率が高いですね。同性の友だちがいれば、男女が集うような場に呼ばれることもあるし、女性との接点も増えます。出会いが増えれば、恋に発展する確率も上がる。友だちが少ないと、そういった可能性がどんどん低くなります。

(5)焦っていない

ナナミ:かなりの年齢にもかかわらず、まったく結婚を焦っていない男性いますよね。むしろ、ほかの人の心配をするぐらいの。そういう人は、“自分はきっと大丈夫だ”と思ってるんです。余裕をもつことは大事ですが、もちすぎているとチャンスを逃します。いつの間にかみんな結婚していて、気付いたら自分だけ残っていた……というパターンに陥りがちです。

 

4:一生独身でいると決めた男が覚悟すべきこと

結婚している人としていない人とでは、まったく違った人生になるはず。独身を貫くならどんな覚悟が必要なのか。引き続き、ナナミ・ブルボンヌさんに聞いてみました。

(1)老後をひとりで

ナナミ:結婚しても妻に先立たれる方や、子どもをもたない人もいます。どうなるかはわかりません。でも、一生独身の場合、老後は確実にひとり。それだけは確定です。趣味で集まる仲間がいたとしても、家に帰ればやっぱりひとり。ずっと人といるわずらわしさや気遣いはありませんが、それと引き換えに寂しさを引き受けなければいけません。

(2)病気の心配

ナナミ:ひとりぼっちのとき、いちばん心細くなるのが、病気になったときでしょう。普段は気楽と感じているひとり暮らしも、体調が悪くなると心細くなるものです。入院などすることになっても、助けてくれる人はいないかもしれません。せめてお金の心配がないよう、準備しておくべきでしょう。

 (3)お金を狙われる

ナナミ:せっかくお金を貯めていても、そのお金を狙ってくる輩が必ず出てきます。高齢者を狙った振り込め詐欺などがいい例でしょう。悪い人と対峙するのもひとりです。親身になって対策を教えてくれる人もいません。「自分だけは大丈夫」がいちばん危ないのです。自分でネットなどで常に情報収集を続けましょう。

(4)味気ない食事

ナナミ:ひとりでごはんを食べるのって、味気ないですよね。作るのも、自分の分だけだと、めんどくさくなる。今はコンビニのお惣菜などもおいしいですが、毎回同じだと飽きもきますね。複数のコンビニが近所にあるなど、住む場所も考えないといけません。

(5)親戚との関わり

ナナミ:ひとりで生きていくことを覚悟しても、何かあったときに連絡が行くのは親戚です。なので、親戚との関わりを断つわけにはいきません。親戚の中には、何年も会っていなかったり、反りが合わないような人もいるかもしれません。それでも、繋がっていないと突然迷惑をかけてしまいかねない。新年の挨拶などは、怠るわけにはいきませんよね。

 

5:一生独身かどうか診断したい!診断項目

一生独身かも……と不安に思っている方は多いでしょう。上記の項から推察し、診断項目を挙げてみました。ご本人、もしくは身近な男性に当てはめてみてください。該当する項目が多いほど、一生独身でいる確率は高くなるかもしれません。

(1)仕事以外ほとんど家にいる

友だちや恋人がいなければ、外にでも出なくなります。また、家を出なければ出会いも少ない。そういう欲求も湧いてこないような人は、一生独身となる可能性も当然ながら高くなります。

(2)3年以上交際相手がいない

3年以上恋人がいないと、異性と付き合うという感覚が薄れてきます。すると、もう深く関わるという想像すらできなくなってくる。また、次第に現実が見えなくなり、理想だけが高くなっていく場合もあります。

(3)デートは必ず割り勘

いくら愛しい人であっても、お金に関しては別という考え方。お金に関してシビアなのですね。自分の稼いだお金は、自分のためだけに使いたい。こういった人は、家族をもつことに関しても、自然と抵抗が生まれてしまいがち。

(4)偏食気味

食事をしょっちゅうファーストフード店で済ませたり、常にお菓子を食べていたり、そんな偏食気味の人や、食べるものにさほどこだわりがなく空腹が満たされればいい、という考え方の人は、家庭におけるひとつの楽しみを感じることができないでしょう。結婚して奥さんの手料理が食べたい……なんていう発想からの結婚が起こりえません。

(5)周りに結婚している人が少ない

周りにいる人の影響は大きいです。身近に結婚している人が多ければ、自然と自分もしなければ……という気になります。逆に結婚している人がいなければ、焦りも生まれず、ひとりでのほほんと過ごしてくことになります。

 

6:どうすると結婚に希望を見出せるか

離婚率も高まっているこのご時世。結婚してもどうせ別れるんだから……と、悲観的に考えている人も多いです。

もし、あなたの結婚したい男性が、こうした考えを持っていたら厄介。どのようにすれば結婚に希望を見出してもらえるのかを、ちゃんと考える必要があるでしょう。

 

【取材協力】

ナナミ・ブルボンヌ・・・元No.1キャバ嬢のライター。スポーツ新聞などでライターをするかたわら、ネットショップでレディースウェアやコスメも取り扱っている。『キャバ嬢とヤレる極意』の著者。