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ぶっちゃけ、ママ友が面倒!ママ友はいらない、めんどくさいって思う人とは?
三浦 希枝K.Miura
目次
隠す1:ママ友との付き合いって疲れる…
学生のころからお互いを知っている友人とは異なり、子どもを通じてできた関係がママ友というもの。ですから、相手がどんな性格なのか、どのような仕事をしているのか、どんな友人関係があるのかなど、詳しいことがわからない相手でもありますよね。
もちろん仲良くなっていけば、相手の素性は明らかになります。でも、もし価値観が合わなくて大変になったらとか、何らかのトラブルに巻き込まれたら……と考えて、あまり関係を広げない人もいます。
しかし初めての育児でわからないことがあったり不安に感じたりする気持ちを、同じ環境下にある「ママ友」と共有したいと考える人もいるでしょう。
そもそも「友」という言葉を使っていますが、友達ほど気楽に始められる関係ではないことも。子ども同士が仲良くなったから……と、子どもの交友関係を気にして付き合いに発展する場合が多いのではないでしょうか。
このようにママ友と一口にいっても、その関係は相手次第で、良くも悪くも変容するものでもあります。このなんとも不思議な関係に、つい疲れてしまうママたちがいるのも理解できますよね。
2:ママ友いらないってアリなの?ママ友付き合いしない場合のメリットとデメリット5つ
できればママ友関係を避けて通れたら楽だよなぁ……なんて思う一方、いなければいないで、いろいろな情報を取り逃がしちゃうんじゃないか……という不安も感じるはず。
ではママ友付き合いをしないことで、リアルにマイナスになることはあるのでしょうか? ここではメリット・デメリットについて、挙げていきたいと思います。
(1)気疲れする関係がないのでストレスから解放される
どうしてもママ友付き合いとなると、行きたくなくても参加しなきゃ角が立つような、気乗りしない交流会での気疲れがあると思います。しかし最初から疲れる関係ならあえて「行かない!」という選択はアリでしょう。なぜなら、ママ友付き合いは強制されるものではないですから。
この場合のデメリットは、行かない意思を貫くことで、周りのママさんたちから「空気が読めない」と言われてしまう可能性があること。しかし、行きたくない思いをしてまでいく必要などないですから、言わせたい人には言わせておけばいいのです。「NO」と言う勇気をもつのも必要。
(2)噂話に振り回されなくてすむ
女性が集まると、どうしても人の噂話や悪口に花が咲いてしまうもの。ママ友同士の噂や悪口に振り回されるのはウンザリ……という人も多いです。
中でも「あなたはどっち派?」なんていう、返事次第では派閥分けされてしまう場面も。そんな煩わしいことに巻き込まれないために、ママ友グループに入らない選択も。1匹狼タイプや、グループに属さず誰とでも仲良くできるタイプの女性は、このようなグループに入らないことが多いように思います。
この点でのデメリットを挙げるとしたら、グループに属さないことで孤立してしまう可能性があること。「ひとりは嫌だなぁ……」と思う寂しがりやタイプの人は、孤立を避けるためにグループに属することが多いのではないでしょうか? 確かに孤立してしまうことをつらく感じるかもしれません。しかし、だからといって無理をしてまで仲良くする必要はないと筆者は思います。
(3)ママ友付き合いがないことは子どもたちに関係しない
よく心配されるのが「親がママ友付き合いしないと、子どもが孤立してしまうのでは?」なんて悩み。確かにママ友たちの関係を描いたドラマでは、そんな場面を見かけますよね。
しかし、筆者の経験上、実際には子どもたちの関係に親同士の仲が関係することはほとんどない場合が多く、影響はないと言ってもいいでしょう。だからママ友を作らないからといって子どもが独りぼっちになるという心配はあまりしすぎない方がいいかもしれません。
デメリットを上げるなら、お子さん自ら幼稚園や学校での生活をあまり話す習慣がないと、必要な情報が得られず困ることも……。ママ友がいると「明日学校でこんなことがあるらしいよ~!」という情報共有ができて、助けれられることもありますから。
(4)必要以上の出費を出さなくていい
ママ友付き合いは、みんなで集まってランチやお茶をすることも多く、または家にお菓子を持ち寄ったりなど、何かと出費が必要になることが多くなりがちです。
断ることができれば、必要以上の出費はしなくてすむはず。参加しなくても気にならないならば、必要以上の出費を避けられるメリットがあるでしょう。
デメリットを上げるなら、親が集まるイコール子どもが集まる場面もあるということ。なので、子ども同士が幼稚園や学校以外の場所においても、お友達との交流が深められる機会を逃すことになるかもしれません。
(5)先生や園、学校とのやりとりが密になる
仲のいいママ友がいれば「これってこれで合っているのかなぁ?」なんて、わからないことを気軽にアレコレを確認することができます。
でも何か困ったり相談したかったりするなら、最初から一次情報を持っている学校や園に確認してしまえば、速やかに解決するのに……と思いませんか? わざわざママ友を通さなくても情報を手に入れることはできると筆者は思います。ただ直接連絡すること自体に、気が乗らないのという心理もありますよね。
ここでのデメリットは、気軽な仲なら相談のしやすさ、さらにそこからちょっとした雑談をして気分転換ができる機会を失ってしまうことが挙げられます。
3:ママ友が面倒…付き合いたくないママ友って?3つ
ママだって人間ですから、いろいろな人がいます。 具体的にどんな特徴があると「面倒だ」と感じてしまうのでしょうか? ここではさまざまな地雷系ママ友をご紹介していきます。
(1)マウンティングタイプ
ママ友問題でよく聞かれる”マウンティング”行為。マウンティングとは自分が優位に立つために相手と自分を比べて、立場が上であることを主張するような行動のこと。このような行動は、夫の年収、住んでいる家(一軒家かマンション、借家か持ち家かなど)に関するものから、容姿や持ち物に至るまで、さまざまなところで優位に立とうとする人はいるものです。
「私はこんな物も持ってるのよ!」なんて自慢ばかりの人や、「自分はこんなに恵まれて満たされている!」と主張してくる人がいるので、周りは下に見られる思いをしながら自慢話に付き合わされて、グッタリしてしまうでしょう。
(2)なんでもアテにする依存タイプ
とても仲良くしていたママ友が急用で子どもの預け先に困っていたときに「うちでみてあげるよ!」なんて声をかけたら、事あるごとに「よろしく!」なんて子どもを預けに来るようになってしまった……。
これはほんの一例ですが、距離感を間違えてしまうと、保育所と勘違いしているのかと思うくらい、便利屋扱いされてしまうなんて事態を引き起こす地雷ママもいます。
1度OKを出してしまうと、そのあと断りづらくなってしまいますから、こういうタイプのお願いや困りごとを、安易に引き受けてしまうのは危険だと言えます。
(3)悪口を平気で言うトラブルメーカータイプ
ママ友関係で最も厄介なのが、「悪口を言った言わない論争」です。
気の合うママと合わないママっているはず……。でも、気が合わないことをグループLINEなどで堂々と口にしてしまうママ友とは、なるべくなら付き合いたくないですよね。
そういった人は同意を求めてくることが多く、悪口の輪を広げようとしています。反応しないと自分も悪口を言われる可能性が出てくるのかな……なんていう不安から、必要ない気遣いまでするのは避けたいですよね。
4:ママ友がめんどくさい…疲れる場合の対処法3つ
もうママ友付き合いに疲れちゃった……とはいっても、急に連絡を取らなくなるという対応は相手を不審がらせちゃうこと間違いなし。ママ友付き合いに疲れたとき、どんな対処をすれば良いのでしょうか?
(1)情報交換をしたらスタンプや忙しい雰囲気でフェードアウト!
情報交換から雑談タイムに突入して、なかなか話のラリーが終わらない。だけど本当はやらなきゃいけないことが盛りだくさん! だから、この辺で切り上げたい……。
LINEでの連絡ならスタンプで「またね!」なんて終わりの雰囲気を出したり、忙しい感じが伝わるようなスタンプを送ってみたりで、会話をフェードアウトさせてみましょう。
(2)お誘いは「嬉しいけれど…」とお断りしてみる
ママ友のお誘いにいつも「行く行く!」なんて言っているなら、たまには「嬉しいけど、今日は予定があるから……」と断ってみましょう。
そこで空気が凍り付いてしまうのなら、その関係はちょっと問題アリの可能性大! 純粋に楽しめないところに行って、わざわざ疲れるくらいなら、一度断って気持ちをリセットするのもアリ。そこから次第に、自分が行きたくないと感じたお誘いには「NO」と言える空気が作れるようになることでしょう。
(3)SNSでつながりすぎない
ママ友と必要以上にSNSでつながってしまうと、いつも見られているような感覚になり、自分のプライベートがないような気分に陥ることがあります。 LINEを使って情報交換する程度ならいいかもしれませんが、インスタやツイッターなど、やっている限りのSNSでの繋がりを持ってしまうのは、ストレスを増やす原因になってしまうので注意しましょうね。
5:悩み多きママ友付き合い…でも、諦めないで!
今ママ友付き合いに悩んでいる人も、これからママ友付き合いを始める人も大切なのは「自分の意思をしっかり持つこと」です。
確かに、ママ友を作らずひとりでいるのは不安だし、時にリスクを感じる瞬間があるかもしれません。
面倒だと感じる関係を変えられるのは、結局のところ”自分次第”。自分の意思表示ができる、肩肘張らない関係になれるママ友を見つけられるよう、積極的に行動してみてはいかがでしょうか?
自分なりにママ友との上手な距離感を見つけてみてくださいね!