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惚気る男女の心理や特徴は?キュンキュンする惚気話集めました

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:惚気るとは?

(1)「惚気る」読めますか?

まず、「惚気る」の読み方をおさらいしておきましょう。「読めるよ!」という声が聞こえてきそうですが、読み方は「のろける」。辞書によると、意味は以下のようになります。

のろ・ける【惚気る】

1 自分の配偶者や恋人などとの仲を人前で得意になって話す。「手放しで―・ける」

2 色情におぼれる。女性にひかれて甘くなる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

あるある……と身に覚えのある人もいるでしょう。もしくは、身近にそういう行動をとっている存在がいると思った人もいるかもしれません。

惚気ている本人は幸せなんでしょうけどね。聞いているほうとしては、どういう態度を取ればいいものか、わからなくなるときがありますよね。

(2)「惚気話」「お惚気」とは?

「惚気話を聞かされる」という言葉がありますが、「惚気話」とは要するに、自分の奥さんや彼女との仲睦まじい様子を話すことです。

「一緒にいられて幸せだな~」とストレートに伝えることもありますが、「ベタベタされてまいっちゃうよな~」と、逆に嫌がる素振りで惚気るパターンもあります。

「お惚気」とは、「惚気」に「お」を付けて丁寧に言ったもの。より丁寧な言葉ではありますが、実際は惚気ている相手をちょっと小バカにするようなときに使われることが多いです。

 

2:聞かれてもないのに惚気る男性の心理と特徴

周りの反応を冷静に考えると、あまり惚気ないようがいいような気もしますが、それでもなぜか惚気てしまう、という人、特に男性は少なくないように感じます。そこで、元No.1キャバ嬢でライターのナナミ・ブルボンヌさんに、男性が惚気るときの心理などについて聞いてみました。

(1)包み隠さず伝えたい

ナナミ:惚気るときというのは、自分が今、どういう状況にあって、どういう心理なのか、正確に伝えたいという心理が働いている場合があります。簡単に言うと、“正直者”タイプの男性といえますね。思ったことや感じたことを、素直に口に出している。そこにはまったく悪意はなく、自慢という意識すらない場合もあります。

(2)自慢したい

ナナミ:自分がいかにモテているか、幸せであるかということを自慢したいときも惚気ます。このケースでは、自分が相手のことを好きというよりは、相手が自分のことを好きで好きで仕方がないということのアピールですね。女性からの好意に対して、“まいっちゃうよな~”なんて、口癖のように言っているタイプが多いですね。

(3)盛り上げようとしている

ナナミ:自分の状況を伝えることで、その話題に乗っかってきてほしいというように、場を盛り上げようとするがあまり惚気るタイプの人もいます。そういう人に対しては、“何、惚気てんだよ”と、否定的な意見を述べても問題ないでしょ。本人は、どんな形でもいいから、絡んできてほしいと思っているからです。否定することでも、いろんな意見が飛び交って、自然と場が盛り上がりますから。

(4)相手より優位に立ちたい

ナナミ:自分がいかに恵まれた環境にいるかを伝えるために、惚気る人もいます。そこには、“俺はこんなにも愛されているけど、お前はどうだ?”というような、マウンティング的な心理が隠されている場合も。とにかくどんなことでも相手より優位に立ちたいんですね。そして優越感に浸る。この惚気は、自己陶酔型の人間に多く見られます。

(5)何も考えていない

ナナミ:正直者と似ていますが、思ったことを、ただ口にしているだけ。何も考えていないからこそ、周りの反応を気にせずに惚気ることができる人もいます。相手がどう感じるかは関係なし。自分がそう思ったから話しているだけ。マイペースで能天気な性格と言えるでしょう。

 

3:空気読まずに惚気る女性の心理と特徴

続いて女性について。男性よりは周りの目を気にしそうですが、果たして、どういう心理で女性が惚気るのか。引き続き、ナナミ・ブルボンヌさんに解説頂きました。

(1)密かに自慢したい

ナナミ:女性はやはり、自分が惚気れることで、周りが引いてしまうことがわかっている場合が多いです。それでも、やっぱりちょっとは自慢したくなる。ゆえに、控えめに惚気ます。相手の気分をなるべく害さないよう、“こんな感じなんだ~”と穏やかな口調で伝えます。“いいな~”ぐらいの返事がもらえれば、それで満足なのです。

(2)嬉しくて自然と出ちゃう

ナナミ:話している最中に、“いま私、惚気てた”と気付くことがあります。やっぱり嬉しいことなので、自然に出ちゃうんですね。そして惚気ていた自分に気づき、一旦、気持ちをフラットな状態に戻します。しかし、また気分が昂ってきてしまい、つい惚気がポロリと飛び出す。幸せなときというのは、こんな状態の繰り返しではないでしょうか。

(3)もっと聞いてほしい

ナナミ:いくら話しても、相手の反応がイマイチなときがあります。あんまり関心を示してくれないようなときですね。そういうときに、ちょっと強めに惚気てしまうことがあります。女性は元来、話を聞いてほしい生きもの。そういった欲求が働き、惚気話を披露することで、相手の関心を引こうとするわけです。

(4)幸せアピール

ナナミ:単純に、幸せでしかたがないとストレートに伝える惚気の場合もあります。これは、長らく彼氏がいなかったような、不遇な時代を過ごした女性に多いです。あまりに幸せで、気持ちが舞い上がっているわけです。自分では制御できないぐらい、全身から幸せがほとばしってしまうために惚気てしまうのです。

(5)みんなの恋も応援したい

ナナミ:自分がどれだけ幸せであるかを伝え、聞いているみんなにもやる気を出してほしい、勇気を出して欲しいという願いが込められている場合もあります。誰にでも、この幸せをつかみ取る権利があるし、チャンスも必ずある。エールを送る気持ちで、自らの惚気話を披露しているという人もいます。

 

4:彼氏が「惚気たい!」と思う瞬間

周囲が若干引いてしまったとしても、それでも惚気たいときがある。男性はどんなときに、そんな感情を抱くのでしょう。意見をいくつかご紹介します。

(1)ようやく落とすことができたとき

「今の彼女に最初に告白したとき、“元カレが忘れられないから”という理由で断られました。でも、俺は諦めなかった。何度も何度も誘って、会う回数を増やしました。そして1年後、ようやくOKをもらうことができました。そりゃ嬉しいに決まってるでしょう。周囲に惚気まくりましたね」(Tさん・28歳)

(2)久しぶりに彼女ができたとき

「前の彼女と別れて5年。もう、“付き合うって何だっけ?”といった状態。どうやって告白して、付き合うのか、なんて感覚をまるで忘れていました。ところが、ある飲み会に参加したときに出会った女の子を突然好きになり、感覚を思い出して……。その子と付き合い始めたとき、こんなに幸せなんだ~と実感しました。こういうときには思わず、惚気も出ちゃうってもんです」(Kさん・32歳)

(3)彼女からのアプローチだったとき

「合コンに参加したとき、めちゃめちゃ可愛い女の子がいました。すぐに好きになってしまいました。どうやって誘おうか……と悩んでいたら、なんと向こうから連絡が! 驚きました。聞いたら、僕みたいなタイプが好きだと言うんです。嬉しかったですね~。自分がタイプの子からアプローチを受けたら、誰だって惚気るでしょ?」(Kさん・31歳)

(4)狙っている男がいると知ったとき

「彼女と付き合って1か月が経とうとしたときでした。人づてに、彼女のことを狙っている男がいると聞いたんです。こっちは幸せにやってるんだから、邪魔しないでくれ……と思いましたよね。そこで予防策として、俺たちがどれだけ仲が良いかを言いふらすことにしました。まあそれが、惚気ているように聞こえたかもしれないと思っていますね」(Gさん・32歳)

(5)誰も興味を持ってくれないとき

「友だち数人で集まったとき、彼女ができたことを報告したんです。みんな喜んでくれるかと思いきや、反応がイマイチ。どうせすぐ別れるだろう……みたいな感じなんです。だから、とことん惚気てやりましたよ。彼女がおいしい手料理を作ってくれること、エッチのときの表情がすごく可愛いことなんかをね!」(Hさん・29歳)

 

5:聞くだけでキュンキュン!彼氏・彼女の素敵な惚気話

誰でもひとつやふたつ、惚気話は持っているでしょう。もしかしたら、話したくてたまらない人もいるのでは? そんなキュンキュンするようなエピソードをご紹介します。

(1)私の写真だけダウンロード

「彼が旅行先で撮った写真を、見せてもらっていました。スマホで撮ったものをスライドさせて次々に見てたんですね。そうしたら、旅行の写真の次に、私の写真が出てきた。次も、その次も、私の写真で……。

ふたりが入ってる仲良しのグループLINEがあって、そこで作ったアルバムがあるんですが、彼はそこから、私の写真だけダウンロードしていたみたい。私、愛されてますよね?」(Iさん・28歳)

(2)玄関で寝ていた

「彼女の家に行く約束をしていた日。しかし、友だちと飲んでたら終電を逃してしまって、結局、彼女の家に行くのが朝になってしまったんです。

もう寝てるだろうと、そっと鍵を開けて中に入ったら……。なんと彼女が玄関で寝てた。ずっと待っててくれたんでしょうね。健気だな……と。今どき珍しいです子ですよね」(Uさん・29歳)

(3)彼なしでは生きていけない

「私は極度の機械オンチ。スマホですら使いこなせていません。あるとき、仕事で使うためにICレコーダーを買ったんですが、当然のごとく、使い方がわからなくて……。

それを彼に伝えたら、なんと私の代わりに使い方をマスターしてくれたんです。操作方法を聞くと、わかりやすく教えてくれる……。それからというもの、機械系は彼に頼りっぱなし。たぶん彼なしでは、私、この現代社会を生きていけないかも……」(Eさん・27歳)

(4)スマホ水没により

「友だちと温泉旅行に行ったときでした。マナー違反ではありますが、誰もいあかったので、温泉に浸かりながら彼女と電話をしていたんです。すると罰が当たったのか、スマホを落としてしまって、見事に水没……。うんともすんとも言わなくなってしまいました。

それから数時間後、スマホをいじってたら奇跡的に電源が入ったんです。その途端、彼女から電話が! 凄いタイミングだなぁと思ったけど、そういうわけではなく、彼女はずっと電話をし続けていたみたい。怖いですか? いやいや、これが愛でしょ、愛」(Rさん・31歳)

(5)私のために資格を取得

「私は雨が大嫌い。雨の日はテンションが下がるし、部屋から出たくなくなります。そのことは彼もよく知っていました。するとあるとき、彼が言いました。“気象予報士の資格を取ったよ”と。

雨が嫌いな私に、いち早く雨の予報を届けたいからと……。なんていう優しさでしょう。あまりの愛の深さに、かける言葉が見つかりませんでした」(Hさん・30歳)

 

6:惚気ていこう!

惚気ると周囲から反感を買うこともありますが、それはそれでいいんです。なぜなら誰でも惚気る権利を持っているから!

ひがむ人には、ひがませておけばいい。惚気は幸せのおすそわけみたいなもの。それにあやかって……と思える人にこそ、きっと幸せはやってくるはず。

 

【取材協力】

ナナミ・ブルボンヌ・・・元No.1キャバ嬢のライター。スポーツ新聞などでライターをするかたわら、ネットショップでレディースウェアやコスメも取り扱っている。『キャバ嬢とヤレる極意』の著者。