恋のなやみに効くメディア

不倫サイトで不倫する?不倫に使われるサイトと実態

毒島 サチコ

毒島 サチコS.Busujima

目次

隠す

1:不倫サイトは多い?

近年、不倫を題材にしたドラマや映画が流行っています。また芸能界でも数々の不倫が表沙汰になり、繰り返しワイドショーで放送されていたりもしましたよね。

それは少なからず「不倫はいけないことと分かりつつも興味がある……」という人が多い証拠かもしれません。

不倫と言えば、職場や、昔からの幼馴染、元カレなど、リアルな出会いから発展するのがスタンダード。ですが、実は、既婚者同士が出会えるサイトが存在するのです。

(1)不倫のためのサイトってあるの?

とはいえ、不倫のためのサイト……と大々的に歌っているサイトは存在しません。出会い系サイトの「既婚者の集まるコミュニティ」を利用して、不倫に発展するということが多いようです。

たとえば、有名な出会い系サイトでは、「既婚者」という掲示板や、既婚者のみを検索する機能があったりします。このような機能を使って、W不倫を目論む男女が存在するのです。

また、「婚活」を目的としたマッチングアプリは、大手企業管理の元、健全に運営されているものが多いですが、その監視をかいくぐった既婚者が混ざっていることも……。

自分が既婚者だということを隠して出会うこともできますからね……。そう考えると、「不倫サイト」があるというよりも、出会い系サイトの中に「既婚者カテゴリー」があるサイトや、不正登録する既婚者が多い婚活サイトは、不倫サイトと呼べるのかもしれません。

(2)有名不倫サイトの情報流出もありました

以前に有名不倫サイトの情報流出もありました。

この事件は、海外不倫サイトとして有名な「アシュレ・イマディソン」に登録していた人の個人情報が流出したというもの。

この事件が世間を騒がせたのは、個人情報の流出だけが原因ではありません。

実は女性アカウントには、たくさんのサクラがいたということが判明したのです!

この事件で一気に「不倫サイト」というものが日本にも知れ渡りました。と同時に、世界的に大手の出会い系サイトにサクラが存在したということで、「安心して利用できる既婚者専用のサイトは存在しない」ということを世間に知らしめまたのでした。

 

2:不倫サイトってどう?男女の心理5つ

筆者が調査した結果、大々的に「不倫サイト!」と謳っているサイトは存在せず、その代わり「既婚者」の検索機能のある出会い系サイトが、不倫の温床として挙がってきました。実際、そんな不倫サイトを使っている男女、そしてそれを取り巻く周囲の人たちの意見を集めました。

(1)バレなければいい(20代・男性)

「バレなければ大丈夫なのでないか、という割り切りで考えています。不倫サイトを利用して遊んでも、バレなければそれは不倫にはならない。身近な人と不倫するよりも関係はあっさりしているから、まだマシなのでは?」

確かに不倫は、お互いが不倫関係であるという割り切りがあれば、そして配偶者にバレなければ、誰も傷つくことはありません。

しかし、ふとした拍子にバレてしまうからこそ、これだけ不倫が話題になるのです。

(2)絶対許せない(20代・女性)

「不倫サイトで浮気されたら、一生許さない。そのマインドが気持ち悪すぎる。そこまでして不倫したいの?って。それなら風俗行ってください。性欲を処理するだけなら、風俗でいいはず。

っていうか、そんなサイトを利用したのがわかった時点で、速攻別れますよ。だって、不倫をするために登録してるんでしょ? 不倫独特の背徳感に快感を覚えるタイプが利用するのだと思うから」

筆者も思わずこの意見に賛同してしまいました。

そうです。性欲を処理するだけなら、性サービスを利用すればいいはず。

そうではなく、不倫サイトを使うということは、恋に近い感覚を味わいたい、という気持ちの表れ。やりとりを重ねて、デートをするのです。身体だけの関係だとしても、そこには少なからず恋人的な感情が生まれるのではないか……そう思います。

(4)当事者同士の問題なので(40代・男性)

「仮に友達が不倫サイトで不倫相手を見つけて浮気したとしても、止めようとは思わない。不倫って、周りがとやかく言うことではないと思うし。不倫サイトで相手を探すくらい、夫婦関係が悪化しているのかもしれないし」

独身のこの男性は、不倫サイトや別の方法で不倫をしたとしても、当事者間の問題だから口出しする気はないそう。「不倫サイトってどう?」という問いかけにも、別に使いたければ使えばいいんじゃない?という意見です。

確かに不倫自体は、周りがとやかく口を出す事ではないのかもしれません。

(5)ネットでの出会いのほうが安心(30代・女性)

「近所さんや元カノと不倫されるくらいなら、まったく知らない人と不倫してくれたほうがまだマシ。だって、気持ちが入らないじゃないですか。不倫の最悪なパターンは、お互いに気持ちが入ることだと思う。身体だけの浮気なら、まだ許せる」

「もし、旦那さんが不倫サイトで不倫したらどう思います?」という筆者の問いかけに、既婚者の30代の女性は、「気持ちが入っていない不倫なら、100歩譲って許せる」と言いました。

確かに、ドラマ「昼顔」ではすべてを捨てて不倫相手と共に生きる決断するシーンがありますよね。あれは、不倫をされた側にとっては、最悪な結末なのかもしれません。身体だけの不倫なら、仕方のないことだと割り切れる……。不倫サイトで見つけた相手なら、気持ちの入らない相手だと思うから……そんな大人な意見です。

 

3:使ってみた!不倫サイトの実態とエピソード4つ

ここからは実際に不倫サイトを使ったことのある人のエピソードを集めました。

不倫サイトの実態と含めてご紹介します。

(1)日本に「不倫サイト」は存在しない

まず、不倫専門サイトという位置づけのサイトは日本には存在しないようです。

とはいえ、広告で「美人人妻に会える!」などといううたい文句で男性会員を集めているサイトはいくつかあるようです。

前述したように海外不倫サイトの「アシュレイマディソン」というサイトに登録していた人の個人情報が流出した際、女性のほとんどはサクラでした。大々的に不倫を押し出しているサイトに、女性が登録することはほぼないといえます。

(2)「既婚者」で絞り込みができる出会い系サイトこそが「不倫の温床」

「不倫サイト」が存在しないとしたらどこで……!?

それが前述したような出会い系サイトなどです。これらは「既婚者」カテゴリーがあったり、対象を「既婚者」で絞り込みができるので、不倫を求める男女が集まっています。

やり取りの中で「不倫希望」ということを前もって伝えておけば、「割り切り」で不倫ができる相手も見つかるようです。

(3)割り切りならサイトで

ネットで不倫サイトを利用している人のエピソードを見ると、わりとしっかりと「割り切りで」と約束を交わしたうえでW不倫というパターンが多いようです。

新規で相手を見つけるというのは、昔からの知り合いで感情が入りやすい不倫よりも、リスクは少ないのかもしれません。

(4)既婚者だと後で知った

これは筆者の友人(27歳・女性)が実際に体験したエピソードです。

婚活アプリで知り合った彼は、3つ年上。

デートを重ねて、付き合うことになったのですが……。そこで相手から、本当は結婚しているとを伝えられます。そのとき、知人はすでにその彼にぞっこんになってしまっていて、不倫相手でも……と関係を持ちました。

現在、このふたりは破局していますが、付き合っていた当時は、既婚者ということを隠して「好き」にさせるクズ男に捕まった友人が、とても心配でした。

もちろん不倫は当事者間の問題ではありますが、ひどい話だと思いませんか?

「婚活サイト」を利用しているみなさんは、こんな既婚者のクズ男が混じっている可能性もしっかり視野に入れておいてください。

 

4:サイト以外で不倫!その出会い5つ

不倫が起こるのはもちろんサイトからだけではありません。不倫が起こる現場は……。

(1)同窓会

まずはありがちな同窓会。

昔の好きだった彼にふらっと……ということもあるようです。

(2)職場

職場の上司と不倫! あまりにも多いケースです。

家族と、そして仕事も失うかもしれない……。人生が崩れる可能性のあるリスクの高い不倫現場だといえます。

(3)趣味

スポーツジムや趣味のお料理教室など、休日の趣味から不倫へ……。

これもよくあるケースです。

(4)ご近所

ご近所さんでよく会う人と……。

ドロドロの昼ドラのエピソードのような昼顔妻は、こっそり同じマンションの住人同士で……。というのもあるあるです。

(5)PTAなどの子供の学校関係

PTAなど、保護者同士の集まりで不倫に発展するケースも。

親同同士が不倫……。子どもが知ったら一生の傷になります。

 

5:不倫は当事者間の問題

いかがでしたか?

最近は、芸能人の不倫報道が世間を騒がせることが増えました。もちろん不倫は悪い事です。それは誰もがわかっている事実です。

だけれど、不倫は、たばこやお酒と同じように、中毒性のあるものです。悪いとわかっていてもやめられない。だから不倫をする人は、繰り返してしまいます。

依存性の高いたばこやお酒は、周囲の忠告で簡単に辞められるものではないですよね。

不倫も同じように、当事者間の「自己責任」で行うもので、周囲がとやかく言うものでもなければ、とやかく言ってなくなるものでもないと思うのです。

だからこそ、不倫報道を見る度に偉そうに不倫を批判するコメンテーターに対し、筆者はいつもイラっとしてしまいます。だって、不倫は肯定するものではありませんが、否定してなくなるものでもありませんから。

たばこも吸い過ぎて病気になってからやっと気付くのです。「早く辞めておけばよかった」と。その時すでに遅し、です。

上記にご紹介した「不倫サイト」に興味を持ったなら、それは「自己責任」で。大切なものを失う覚悟で使ってください。