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旦那の小遣い相場は?旦那の小遣い平均額と増減するタイミング5つ

三浦 希枝

三浦 希枝K.Miura

目次

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1:旦那さんはお小遣い制が当たり前?

日本では、お小遣い制を取り入れている家庭が多い反面、夫婦別々の財布でやっている家庭もあります。「お互いに必要額の生活費を入れて、残りのお金は自由に使う」という夫婦の形も。しかしながら、やはり家計を奥さんが預かり、お小遣いとして夫に決まった額を渡す家庭が多いというイメージが強いですよね。

2:旦那の小遣いはいくらが妥当?年収別平均値4つ

ここでは、筆者が独自にとったアンケート結果をもとに、世帯年収別のご主人のお小遣いの実態を紹介していきます! 実際、なぜその金額感なのかのインタビューもあわせてご紹介! ぜひ、お小遣い設定の参考にしてみてくださいね。

(1)世帯年収300万円以下の場合

「家計がなかなか厳しい」という意見の多かった世帯年収300万円以下の世帯。夫のお小遣いについては5000円から3万円、そして「必要なら渡す」という意見が多くみられました。

「収入が少ないので、最初はお小遣い1万円でしたが、頑張ってくれているのと少し夫の収入が増えたので、さすがに据え置きではかわいそうに思い、2万円にしました。1万円アップは家計的には厳しいですが、食費を極力抑えたり、私の副収入を足したりして毎月乗り切っています」(Aさん・30代女性/会社員)

家族で協力しながら、なんとか夫のお小遣いを確保していることがわかりますね。

「必要なら渡す」派は、飲み会があるときにはその会費分、買いたいものがある場合はその金額……と、都度お金を渡して、徹底的にムダ使いを避けている努力がうかがえました。

(2)世帯年収300〜500万円の場合

余裕があるわけではないけれど、かといって毎月カツカツ……という感覚でもないご家庭が多い、この年収幅の世帯。夫の小遣いは3万円以上5万円以下というご家庭が多かったです。ただ、お金に関する価値観の相違が目立ち、ほどほどの額でしっかりご主人を納得させている奥さんが目立ちました。

「転勤や部署が変わるたびに飲み会などの付き合いが増えて、小遣いでは間に合わないときがあります。なので時折、私に内緒でキャッシングをしていました。

主人としては、キャッシングはちょっと小遣いが足りないときに前借りするという軽い感覚でしたので、その考えの間違いを指摘し、今後キャッシングは使わないことを約束させた上で、小遣いを増額してあげました」(Bさん・40代女性/会社員)

足りないぶんをキャッシングで補てんしてしまうという旦那様。こういう人は、拍車がかかる場合があるので、ある程度の額を渡し、そのなかでやりくりするということを身に着けさせる必要があるのです。

(3)世帯年収500〜1,000万円の場合

夫にお小遣いとして渡している額が、世帯によって3万円から10万円と幅のあるアンケート結果となりました。ただし、「自由に使えるお金がこの程度ある」というニュアンスのようで、毎月決まって渡しているわけではない家庭も多かったのです。

「毎月6万円のお小遣いを渡しています。月に飲み会が2~3回あり、飲み代は基本割り勘のようですが、主人が多めに払うことが多く、また、地方への出張も多いので、お小遣いの金額は年々増加していいます。最近、家計のやりくりが大変になってきているところです」(Cさん・40代女性/主婦)

収入が多いからといって、いくらお小遣いを渡してもよいというわけではなく、やりくりをするうえで考えもの……という主婦の声もありました。

(4)世帯年収1,000万円以上の場合

意外だったのが、世帯年収が1,000万円以上であっても、ご主人のお小遣いは3~5万円の中に納まっていました。しかしその理由を聞いてみると、ご主人に多額のお金を持たせ、危ない経験をしたという話が……。

「結婚してしばらくして、私に内緒でやっていた先物取引で多額の損失を出したことがありました。あまりにも額が大きく、それまでは5万円ほどだったお小遣いを、半年間ほどは1万円にしていたことがありました。以降、夫の口座はこまめに記帳するようにしています」(Dさん・40代女性/主婦)

お金がある家庭ゆえに、資産運用に知識がないのに手を出して失敗してしまうケースもあるのです。そこで、もう決まった額しか使えないようにして、貯められるぶんは貯める!と決めてしまったというケースですね。

一方で、お金に余裕があるにも関わらず、質素な暮らしが当たり前となっている家庭も。

「弁当持参だったのですが、今年の春から同僚とのコミュニケーションを活発にするという名目上、弁当ではなく、会社の社員食堂あるいは外に食べにいくことになりました。で、今までの2万円ではあまりにきついということで、昼食代を上乗せし、お小遣いを3万円に増やしました」(Eさん・40代女性/主婦)

収入とお小遣いは比例しないということがわかる結果だといえますね。

3:ボーナス時は小遣いアップ?旦那の小遣いを増減させるタイミングエピソード5つ

お小遣いを一度決めてしまったら、もう金額の増減は難しくなりそう……。なんて不安感がある方必見ッ! 実際に、旦那さんの小遣いの増減させるタイミングについて、実体験を5つ紹介しちゃいます。

(1)浮気したらお小遣い減額確定ッ!

浮気をするにはお金が必要です。食事代、ホテル代……そんなお金、渡す価値なしッ!

「お小遣いは基本的に給料の1割が基本です。でも、夫が浮気バレしたときには、お金が余っているんだと思い、小遣いは必要最低限にしました。夫には隠してた貯金もありましたから、1万円に。私の機嫌がよく、家計にも余裕があったときには、2万円アップとかもしています」(Fさん・30代女性/主婦)

浮気をする余裕があるなら、家計に回せ!という正論です。浮気は信頼だけではなく、自由に使えるお金も減らすということがわかりますね。

(2)マイホーム購入で感謝の気持ちを込め、増額♡

家族のことを考えて、人生に一度の大きな買い物を決断してくれたご主人。感謝の気持ちを込め、お小遣い増額に踏み切った奥さんがこちら!

「主人のお小遣いは、毎月3万円と決めていました。マイホーム購入にあたり、ローンが始まったときは正直きつかったですが、モチベーションを上げてもらいたくて、”これから35年(笑)よろしくね!”と言って増額しました」(Gさん・30代女性/主婦)

これから長い闘いをする旦那さんを激励するためのお小遣い増額。旦那様もよし、頑張るぞ!という気持ちになったのではないでしょうか。

(3)スキルアップのためならお小遣いアップOK!

一時的にお金は必要になったとしても、将来的に考えてムダにならないのがスキル。自己啓発のためのお金なら惜しまない!という女性は多く存在します。

「夫がどうしても受けたいという10万円以上参加費がかかる講習会のお金を、小遣いとして捻出しました。仕事にも繋がるかもしれない内容だったことと、そもそも夫が稼いだお金なので、きちんと相談してくれて、ムダ使いでない場合は必要なお金ということで。そういう場合には、基本的に許可しています」(Hさん・20代女性/会社員)

10万円……と少し悩む金額ですが、それが夫の今後につながるなら!と許可した奥さん。器がデカいッ!

(4)家のことを積極的にやれば、お小遣いアップ!?

「いつもは通勤で使うガソリン代も含めて2万円で渡していたのですが、毎月給料日前になると、申し訳なさそうにお金をくださいという姿を見て、可哀想になり5000円アップしました。家庭のこともたくさん手伝ってくれるので、もう少し増やしてあげようと思います」(Iさん・20代女性/主婦)

家族のために頑張ってくれていれば、妻も「もっとお小遣いを渡してあげたいな」という気持ちになるんです。

(5)残業した分はしっかり夫に還元するというケースも!

夫の残業代は、夫に還元してあげる!という優しい奥さんもいました。

「転職する前は給料やボーナスもよかったので、3万円でしたが、転職をして給料やボーナスが半分になってしまったので、お小遣いも同様に半分に減らしました。ただし、残業をした際は、そのぶんお小遣いにプラスして渡しています」(Jさん・30代女性/会社員)

家計が厳しい中でも、ご主人が頑張ったぶんはしっかりお金で返してあげるという優しさ。ご主人のモチベーションアップにもつながりそうですね!

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4:無理のないお小遣いで、ストレス少なく家計管理を!

お小遣いを渡されるほうも、渡すほうのも、ストレスがあってはいけませんよね。お互いに無理のない額のお小遣いで、できるだけ少ないストレスで家計管理をしたいものです。

お小遣い設定の際は話し合いを大事に、意見を最大限尊重して折り合いをつけていきたいですね!