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あけすけの意味は?あけすけな女性の特徴と「あけすけ女性」に対する男性心理

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:「あけすけ」「明け透け」「垢抜けない」の意味は?

早速ですが、“あけすけ”とは、どんな意味なのでしょうか。おなじみの小学館発行の『日本国語大辞典』で見てみましょう。

(1)あけすけの意味

“あけすけ”とはもともと、「すき間ができて、向こうのものが見えるような状態であること」を意味していました。「もらひてのあとやあけすけぼけの花」と1638年の俳諧『鷹筑波集』に出てきます。

そこから、「人の言葉や態度などに包み隠しのないこと。遠慮のないこと。あけっぱなしで露骨なさま。ざっくばらん」という意味に転じます。つまり、向こうが見える=隠していないということなんですね。

ただ、前半の「人の言葉や態度などに包み隠しのないこと」というと、正直者というポジティブなニュアンスでいい意味のように聞こえますが、後半の「遠慮のないこと、あけっぱなしで露骨なさま」というと、ちょっとネガティブなニュアンスかもしれませんね。

ちなみに漢字で書くと「明け透け」です。

(2)よく間違われる「垢抜けない」

“あけすけ”と“垢抜け”は、本来は無関係な言葉です。ですが、最近の若い人のあいだでは「垢抜けない」と混同して、「あけすけない」という誤用があるようです。もしくは、「忌憚のない」「遠慮のない」というのと混同して、否定形で使うものと思っている人も多いかもしれません。

ちなみに、“垢抜け”とは「容姿、態度、技芸などが洗練されて素人離れしていること。また、都会風に洗練されてすっきりと粋なこと」という意味です。つまり、「垢抜けない」とは、容姿、態度、技芸などが、洗練されていないことなんです。

なお、「垢」と書きますが、どうやらもともとは「灰汁」(あく)という言葉を使って、「灰汁抜」(あくぬけ)といっていたという説があります。確かに、灰汁をちゃんと取らないと、料理の味もすっきりしませんよね。

 

2:あけすけな性格の女性の特徴3つ

さて、「あけすけ」に戻りましょう。

先述した“あけすけ”な性格……、つまりはざっくばらんで隠し事がなく、遠慮がない性格の女性とは、いったいどんな女性なのでしょうか。その特徴を見ていきましょう。

(1)浮気や不倫がバレても慌てない

普通、浮気や不倫は隠れてするもの。バレたら一大事です。ですが、あけすけな性格の人は、ざっくばらんなタイプ。なので、バレたときには「バレたもんはしかたがない」と腹をくくります。バレるまでは隠すでしょうが、バレた途端、急にオープンにしてしまうでしょう。

(2)相手の気持ちを気にしない

悪びれることなくずけずけと物を言うのも、あけすけな性格の特徴です。本人は、むしろ隠し事がなく、「正直に本当のことを言ってあげている」くらいにしか思っていません。なので、相手が「言われたらイヤだな」と思うようなことも、口にしてしまいます。

(3)知らないうちに周囲に敵を作ってしまう

あけすけな人は、悪びれることなくずけずけと物を言ってしまうため、周囲の人が傷つくことも。「言われたらイヤだな」と思うようなことを言う人に対して、誰も好意は持ちませんよね。結果的には、無意識のうちに周囲に嫌われてしまっているということもあるでしょう。

 

3:あけすけな女性は好きor嫌い?男性心理3つ

では、男性から見て、あけすけな女性というのは、どう思われているのでしょうか。好みの問題もあり、正確な調査結果があるわけではありませんが、割合としては、おそらく五分五分といったところではないでしょうか。

(1)肯定派……好意をもたれていると感じる

悪びれることなくずけずけと物を言えるというのは、本来はある程度の関係性が構築されていないとできるものではありません。言い換えるならば、親密さに比例して、そのようにストレートに物を言えるようになるわけです。

ということは、悪びれることなくずけずけと物を言われた男性からすれば、その女性から親密な関係だと認められたと感じられるわけですから、嬉しいという男性もいるでしょう。

(2)肯定派……信頼できる

ざっくばらんで隠し事がないというのは、正直と言い換えられますね。これは、なかなかできることではありません。あけすけな女性を肯定する男性からすれば、「この人は、いつもウソをつかず正直な人」という認識があるので、信頼できるという人になります。

(3)否定派……きつい

遠慮がない性格なので、男性からするとプライドを傷つけられたと感じることもあるでしょう。一般的に男性は、優位にありたいという欲求が強いので、遠慮なくダメ出しされたりすると、心が折れることも。

 

4:まとめ

いかがでしたでしょうか。人は、正直であるべきだというのはよく言われることですが、やはり時と場所と場合があるものです。

あまり、周囲の様子をうかがいすぎるのもよくありませんが、 言葉や態度などに包み隠しがなく、遠慮がないというのも、人間関係のトラブルになることがあります。

あけすけな性格が絶対に悪いわけではありません。しかし、なにごともほどほどがいいのかもしれません。