恋のなやみに効くメディア

「再婚したい」けど…シングルマザーや40代男女の再婚したい理由と再婚テク

三浦 希枝

三浦 希枝K.Miura

目次

隠す

1:再婚したい…その理由は?

離婚するにあたっては、相当な体力や精神力を費やしたことでしょう。にもかかわらず、再婚をしたいと思うのはなぜでしょうか?

(1)再婚したい理由は男女ともに違う?

株式会社パートナーエージェントが発表した「シニア婚活」のデータ(50~69歳で、独身の男性・女性2000人に対して、シニア婚活に関するアンケート調査を実施)によると、婚活の理由として、男性は「人生の充実」や「子ども」を求める傾向にあり、女性は「経済的な不安を払拭したい」、「安心と信頼得たい」と思う傾向があることがわかりました。

一方、シニア世代ではなく、若い男女が再婚したい理由のデータは見当たらなかったのですが、実際に再婚した人に理由を聞くと「寂しいから」というシンプルなものから、「もう一度恋愛をして、幸せな家庭を築きたい」という前向きな意見までありました。

(2)「離婚して再婚したい」という人も……

自ら不倫をして、離婚して再婚したい!というツワモノも中にはいます。

また結婚そのものが嫌ではないものの、親族付き合いが嫌といった、解決しにくい問題を抱えているため離婚をして、そして再婚したいという人もいました。要するに「1回目はたまたま不幸が重なっただけなので、もう1回、結婚をやり直したい」ということなのかもしれません。

 

2:再婚したいけど出会いがない…シングルマザーの子連れ婚活テク5つ

実際に再婚を果たした元シングルマザー5名に、どんなテクニックで子連れ婚活を成功させたのか……うかがってきました! 出会いがないと嘆く前に、このパワフルな元シンママたちの意見に耳を傾けてみてくださいッ!

(1)友人知人の紹介で得たご縁を大事にする

「離婚をしたあとは、友達とも連絡したくなくて、SNSを一切使っていませんでした。けど、久々に開いたら、たくさんの書き込みが。みんな心配してくれて、コメント返しをしている中で、紹介したい人いるって言われました。

相手男性にも離婚歴があって、子どもはいないけど人生やり直したい気持ちだったらしく、会ってみることに。その後、意気投合して、今は彼と結婚し幸せに暮らしてます」(30代女性・会社員)

誰とも連絡をとりたくない、誰の顔も見たくない……離婚後って、ついついふさぎ込みがちですよね。でも、そこで貴重なご縁を取り逃がさないようにッ!

(2)離婚後も同じ職場で働き続ける

「職場結婚だったので、離婚してからは本当に居心地が悪かったんです。

でも、結婚した当時から同じ部署にいた男性が、離婚後に声をかけてくれました。長い間、一緒に働いていたし、前の旦那のことも知っていたので、自然と打ち解けて、育児のことなども相談する間柄に。

そうしたら、彼から“今度は俺が一生幸せにするよ”と告白され、その後交際し、結婚。結婚したことで部署異動になったり、周囲からからかわれることもありましたが、それ以上に彼の存在が大きく、今とても幸せです」(30代女性・公務員)

この場から逃げてしまいたい……そんな気持ちをこらえ、子どものために同じ職場で仕事を続けていた女性。近くでずっと見守ってくれていた男性との素敵なご縁に恵まれたのです。

(3)婚活アプリを活用し空き時間で交友関係を広げる

家事をして、子育てして、仕事をして……婚活する時間なんてないッ! そう思った女性は、婚活アプリを活用してスキマ時間で婚活したんだとか。

「婚活アプリでプチ日記みたいなのを書いて、それを読んだ男性からのコメントに返信して、とSNS感覚で婚活していました。その中に、ひとり、とても気になるコメントをしてくれた男性がいて、実際に会って、子どもを連れてドライブに行ったりと仲を深めていきました」(20代女性・写真館勤務)

婚活にたくさんの時間も労力も費やすことが難しいシングルマザーにとって、婚活アプリはとても便利で心強い味方だということがわかりましたね。

(4)幼なじみに離婚したことを明かす

「実家が近くて親同士も仲が良い幼なじみがいました。離婚後、地元に帰ったので、連絡してみたら、久々に会っておいしいものでも食べようって言ってくれました。

会ったら優しいし、気を遣ってくれて、“俺ならそんな思い絶対させないけどなぁ。○○と結婚するっていえば、親もめっちゃ喜ぶわ”って冗談っぽく言ってきたんですよね。そこから一気に気持ちが燃え上がりました」(30代女性・専業主婦)

親公認の関係の相手と意気投合できれば、再婚はもう目前ッ!?

(5)子どもと一緒のデートをする

子どもがいると自由になれる時間が少ない……だから婚活できない!と婚活できない理由を子どものせいにしてはNG。子どもと一緒だって、デートはできます!

「今の夫と初めてデートをしたときは、子どもが一緒でした。子どもを置いて交際を進めても、結局、子どもが彼を父親だと認めなければ意味がないと思ったからです。子どもと一緒でいい?と聞いて“もちろん!”と即答してくれたのが、今の夫です」(20代女性・フリーランス)

シングルマザーは子どもがいるのが日常、子ども抜きのデートを繰り返しても長くは続きません。普段の姿で接することこそ、将来を考えた交際に発展できるということですね。

 

3:再婚したい40代と50代男女の再婚したい理由5つ

再婚したいなと思っても、40代~50代になってくると、20~30代とはまた違った理由が出てくることでしょう。離婚したあと、どんな気持ちになって再婚したいと考えるようになったのか? 離婚歴のある40~50代の男女に聞いてきました。

(1)ケンカする相手さえいない日々が孤独だった

毎日ケンカが絶えず、疲れて離婚したという女性。別れてからは、ケンカする相手さえいないことに気づき、寂しくなったといいます。

「間抜けですよね、離婚してからケンカ相手が欲しくなっただなんて。でも、ひとりで過ごすって、ストレスフリーなようで実際は寂しいものなんです。ケンカ相手が欲しいなと思い、婚活を決めました」(40代女性・会社員)

適度にケンカして、適度に思いやりあって、楽しく毎日を過ごせたら良いですよね。

(2)老後の不安が大きくなり、パートナーが欲しくなった

どんなに健康でもやってくるのが老後。いつまでも元気に生きられるわけもなく、終わりに近づくにつれ、言葉にできない不安感に襲われるようです。

「老後の不安、これに尽きます。パートナーがいれば、何かあったときも支えることも、支えてもらうこともできますが、今自分が倒れても、誰にも助けてもらえないし、気づかれないかもしれない。そう思うと怖くなり、婚活しています」(50代男性・公務員)

老後、心穏やかに暮らすためには、施設を利用するなどの方法もありますが、結婚という形もありますよね。

(3)同じ趣味のパートナーが欲しくなった

「ひとりでやるのには限界がある。残りの人生、思いっきり楽しむためには、同じ趣味、同じ価値観の女性がいてくれたらな……と思うようになりました」(50代男性・自衛官)

この男性には、離婚歴があり、元嫁や子どもとは一切会えていないそう。悠々自適に趣味に没頭していましたが、ここにきて、これからの人生を楽しむためにパートナーが必要だと思ったそうです。

(4)金銭的な不安があり、二馬力を望んでいる

離婚後、契約社員として働き続け、息子さんを育てたシングルマザー。金銭的な不安は働いても働いても消えず、老後も息子さんに迷惑をかけたくない……という気持ちから、改めて婚活に励んでいます。

「やっと息子が自立しホッとしたのですが、金銭的な不安はなくならないので、婚活を決めました。夫婦で60歳まで働けば、きっとある程度のまとまったお金はできると思いますから」(40代女性・契約社員)

家賃などの生活費って、ひとりで暮らすのとふたりで暮らすのでは、そう大きくは変わらないもの。二馬力が強い、そう思うのも無理はありません。これまで頑張ってきた彼女に、素敵な男性が現れますように……。

(5)誰かを愛し、愛されたいと思った

哲学的なようで、最も人間らしくもある理由が「愛し、愛されたかった」というものでした。

「今まで必死に走ってきたけど、近ごろ、ふと誰かに愛されたいな、誰かを愛したいなと思うようになった」(50代女性・税理士)

彼は起業をしてがむしゃらに働いてきましたが、事業も落ち着いてきたところで、ふとそう思ったそうです。愛することの有意義さと、愛されることの喜びをぜひ知ってもらいたいですね。

 

4:孤独と不安にさよなら!再婚で真の幸せをつかんで!

つらい離婚という選択をしているからこそ、再婚へ向けて前向きになるのは難しいことでしょう。

しかし、再婚で得られる喜びは、初婚とはまた違うものだと、自分自身も再婚を果たした筆者は思います……。本当に気が合う人と一緒になれば、こんなにも毎日が楽しいのか!と人生に対して前向きにもなります。

孤独と不安に別れを告げ、再婚で真の幸せをつかんでみてはいかがでしょうか?

【参考】

シニアが婚活する理由は? 男性は「人生の充実」と「子供」、女性は「安心・信頼」を求めて – 株式会社パートナーエージェン