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専業主婦は夫の年収がいい証なの?「勝ち組」妻たちのライフスタイル

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:専業主婦は夫の稼ぎがいい証拠?

専業主婦は夫の年収が高くないとなれない……とよくいわれますが、実際にはどうなのでしょうか。

(1)ハイスペック夫ほど妻に専業主婦を望む

年収が高い男性の中には、各業界でトップクラスの活躍をしている人が多いです。そのぶんプライドも高い人が多く、自分がバリバリ働いて稼ぐという意思が強い傾向にあります。

「自分は積極的に仕事をして稼いでくるから、家庭のことは妻に任せたい」と考える人も多いので、妻には専業主婦になってほしいと考える男性も実際にいるでしょう。

(2)都内だと年収1000万円でも専業主婦はカツカツ

年収1000万円というと、一般的にはかなりの高収入。専業主婦でも、毎月のお小遣いに余裕がありそう……というイメージがありますよね。

ところが、東京都内に住む専業主婦の場合、夫の年収が1000万円でもやりくりが厳しくなりがちといわれます。都心に近ければ近いほど地価や家賃が高いケースが多く、家計にも影響します。それだけ、毎月使えるお小遣いも減ってしまうのです。

(3)それでも専業主婦になりたい女性の理由は?

毎月のやりくりが厳しくても、専業主婦を希望する女性もいます。それには理由があります。もっとも多いのは「外で働くのが嫌」という理由。家の外で仕事をして疲れ果てるくらいなら、専業主婦として家事をこなすほうが魅力的だと考えるのです。

「専業主婦は重労働」といわれるほど、毎日こなす家事の量は膨大。それでも、働きに出るよりはいいと考える女性が増えているとか。そのほか、「育児に専念したい」「自分の母親が専業主婦だったから」という理由も多く挙げられます。

2:勝ち組専業主婦は年収いくらから?収入別「専業主婦のライフスタイル」5つ

専業主婦といっても、すべての人が同じような生活をしているとは限りません。実際の専業主婦のライフスタイルの例を、夫の年収ごとに見てみましょう。

(1)年収500万円以下

夫の年収が500万円を下回る場合、専業主婦としてはかなり工夫したやりくりが要求されます。お小遣いも限られるので、友達とのランチやショッピングなど、贅沢をするのは厳しいかもしれません。

逆に考えると、贅沢さえしなければ普通に生活できるともいえます。実例として、月収40万円・年収480万円の夫と専業主婦のふたり暮らしであれば、一般的な生活が可能。旅行や外食の回数をおさえれば、貯金の余裕も出てきます。優雅な生活を望まなければ、現実的なラインといえます。

(2)年収700万円程度

夫の年収が700万円ほどだと、毎月のやりくりに余裕が出てきます。贅沢はできなくても、一般的な基準の生活はできますし、貯金もしやすくなります。毎月のお小遣いも、それなりに確保できるはず。たまのランチはもちろん、高級品でなければ服やコスメを買うことも可能です。

ただ、夫婦ふたり暮らしなら余裕があるものの、子どもが産まれると出費が増えるので、計画的なやりくりが必要。それでも、普通に生活するのに問題ないラインです。「勝ち組」として考えるなら、このあたりからといえるかもしれません。

(3)年収1000万円程度

夫の年収が1000万円というのは、専業主婦にとって大きな額。仕事も安定しているケースが多く、普通に生活するうえで困ることはないでしょう。年収1000万円の夫がいる専業主婦の実例では、生活に限らず美容や趣味にも費やす余裕があるのだとか。

ただし、先述のとおり東京都内では、年収1000万円でもカツカツだという意見も。都心エリアでは地価や家賃がほかの地域に比べて高い傾向があり、子どもがいる家庭だと学費もかさむため、家計のやりくりが厳しくなることもあるようです。

(4)年収1500万円程度

夫の年収1500万円は、一般的にかなりの高収入ですが、東京都内の都心エリアに住む専業主婦にとって、最低限ほしいラインといわれることもあります。地価や家賃といった出費はもちろん、子どもを考えているなら人数ぶんの生活費も増えますし、いずれは学費も必要となります。

夫と専業主婦のふたり暮らしであれば、都心エリアでもかなり安定した生活を送れるでしょう。家事を片づけたあとは、ランチやショッピングに出かけたり、自宅でのんびり過ごしたり……と、自由なライフスタイルを楽しめます。

(5)年収2000万円程度

このご時世に、年収2000万円の男性を見つけるのは難しいでしょう。それでも、年収2000万円の夫がいる専業主婦は、たしかに実在しています。年収2000万円ともなると、東京都内に住んでいてもそれなりに裕福な生活が可能。専業主婦でもショッピングや旅行を楽しむ余裕があり、別荘を購入したという人もいるほどです。

一方で、夫が定年退職したあとは収入がなくなるため、あまり贅沢はせずに貯金をしているという堅実な専業主婦もいます。

3:「専業主婦になりたい」女子の完全婚活マニュアル

(1)相手の年収・職業は大切なポイント

専業主婦を目指すうえでもっとも大切なポイントは、やはり相手の年収。安定した生活を望むなら、手取りで600万円確保できると安心です。夫婦でふたり暮らしの場合、半分の300万円がひとりあたりの生活資金となるため、それなりに安定した生活が可能です。

年収を意識するなら、相手の職業にも注目。高収入な職業としては、医者・大手商社勤務・政治家・弁護士などが挙げられます。高収入よりも安定性を選ぶなら、倒産のリスクがない公務員も候補となるでしょう。

(2)家事スキルと家計管理は必須スキル

専業主婦であるならば、家事スキルや家計の管理は必須。基本的に、家事は専業主婦の「仕事」となります。ただ、自由時間の多さが専業主婦の魅力ともいえるので、時短術をマスターしておくのもいいでしょう。

夫が財布を握っているケースでない限り、家計を管理するのも専業主婦の仕事です。スマートフォン向けの家計簿アプリもあるので、活用してみてください。

(3)お小遣いをもらえるか事前にチェック

専業主婦は自分で収入を得ることがないので、どのくらいのお小遣いがもらえるかはとても大切。「どんなに家事をこなして自由時間を確保できても、お小遣いがもらえないと意味がない」と考える人もいるでしょう。妻にお小遣いをくれる夫であるか、できればどのくらいもらえるのか、婚活のタイミングで見極めておければ安心です。

4:まとめ

専業主婦といっても、毎日切り詰めているケースもあれば、自由な生活を満喫するケースまでさまざま。勝ち組専業主婦の生活スタイルに憧れるも良し、目指してみるも良し。参考にして、ステキな専業主婦ライフを送ってくださいね。