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結婚と恋愛はどう違う?既婚男女が語る結婚と恋愛の違い10選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:結婚と恋愛はやっぱり別?

(1)恋人と結婚相手は違うと思いますか?

「恋人を選ぶ基準と、結婚相手を選ぶ基準は違う」という人は、多いかもしれませんね。

筆者の友人女性に同様の質問をしてみたところ、

「恋人には楽しい恋愛のできそうな相手を選ぶけど、結婚相手には収入とか安定面を重視して選ぶかな」とのこと。

やはり恋人と結婚相手を選ぶ基準には、違いがあるようでした。

(2)恋愛結婚の離婚率は?

まず気になるのは、恋愛結婚における離婚率です。一体、どれくらいなのでしょうか?

『Menjoy!』が、恋愛結婚経験者30代~40代女性357人を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、離婚経験のある人は43人で12.0%。その中で恋愛結婚をした人は40人で93.0%。

恋愛結婚の離婚率は40/357となり、11.2%ということになります。

 

2:既婚者が語る!結婚と恋愛の違い5つ

上述した通り、恋人と結婚相手に求める条件は異なるとのこと。では実際に既婚者が実感する「結婚生活」と「恋愛中」の違いって? 街でお話を集めてきました。

(1)お互いの向いている方向が違う

「感覚的な話になってくるんだけど、恋愛と結婚はお互いが向いている方向に違いがあると思うね。恋愛はお互いが向き合っている感じ。だけど結婚はお互いが同じ進行方向を向いている感じかな」(Aくん/36歳)

恋愛は、お互いを喜ばせ合ったりする関係。ですが、結婚となると子どもを産んで、家族を築き上げていきます。同じ方向を向いて助け合う感覚があるのだとか。

(2)財布の違い

「なにが違うって財布が違うでしょ。恋愛は自分の財布を好きなように使えるけど、結婚してみ? 俺の毎月のお小遣い2万円だぜ? 独身のときは好きなことにお金使えたけど、今はそんなこといったらドヤされる」(Tくん/38歳)

家計を同じくすることは、お財布も一緒にするということ。どちらかが、お財布を握る(管理する)ことが多いでしょう。だから、結婚すると好きに使えるお金が減ってしまうこともあるようです。

(3)家族を結びつけるかどうか

「恋愛は基本的に良くも悪くも当人同士の問題。でも、結婚はお互いの家族を結びつけること。だから、当人同士でおさまらなくなってきます。育児は親に助けてもらうこともありますし、向こうの両親との付き合いも生まれますからね」(Kさん/32歳)

「結婚は家と家を結びつける」と言われたりもします。両家の親族が顔を合わせれば、知らん顔はできませんよね。両家の親族の相性が悪いなんてことになれば、結婚した当人たちにも影響があることでしょう。

(4)人付き合いの違い

「人付き合いは変わってきますよね。結婚すれば、今までのように友人と飲みに行けなくなりますからね。旦那にひと声かけないといけないですし、子どもができれば、人付き合いはママ友がメインになります」(Mさん/37歳)

結婚すると、人付き合いの変化を実感することもある様子。「●●君のママ」なんて呼ばれ方になり、環境が変わったことを実感する人もいるようです。

(5)ニコイチという感覚

「結婚して変わったのは、常に嫁の存在を意識していることですかね。歯ブラシを買い換えるために薬局に行ったんだけど、俺の分だけじゃなくて嫁の分も買っったときに、ふと“結婚したんだな、俺”って思っちゃったよ」(Sくん/29歳)

何をするにも自分1人だけのことを考えていた人が、結婚してからはパートナーのことを考えるようになった。そんな人もいました。晩ご飯の食材も1人分から2人分に増え、食器棚にならぶコップも1つ多くなったという感じ。これから3つ、4つと増えていくのでしょう。

 

3:既婚者が語る!恋愛相手と結婚相手の違い5つ

恋愛と結婚は色々な面で違いがあるようですね。だからこそ、選ぶ基準も変わってくるはず。では具体的には、どんな基準の違いがあるのでしょう? 街で既婚者の方に限定して、お話を聞いてきました。

(1)ワクワクよりも安心感

「恋人は刺激的な相手じゃないですか? でも、結婚相手となると地味な女性。一緒にいて安心するっていう関係性が理想かな」(Oくん/30歳)

恋人には刺激的な関係を、結婚相手には安らぎを求めるといった男性の意見。長い間連れ添う相手と考えれば、ワクワクよりも安心感を求めるのは理解できます。

(2)金銭感覚の近さ

「金銭感覚は大事じゃないですか? 恋人はお金がなくてもイケメンであればいいと思うんですけど、結婚相手となれば経済力は必須」(Dさん/31歳)

恋人は外見重視で選ぶけれど、結婚相手は経済力重視で選ぶという意見も。しかし中には、「元カレは大企業に勤めていたけど、マザコンで無理だった」という人も。経済力だけでは、ダメなようです。

(3)「この人の子を産みたい」と思うかどうか

「この人の子を産みたいと思うかどうかじゃない? もっと簡単にいえばビビッとくるかどうかみたいな。常に結婚は意識して付き合ってきたけど、今の旦那と出会ったときはビビッときた。違いといったらそれくらい」(Nさん/35歳)

「出会った瞬間にビビッときた」という話は、結婚したきっかけとしてよく耳にします。「子どもを産みたいと思うかどうか」を1つの基準にしているという人もいるようです。

(4)喧嘩したときのアフターフォロー

「喧嘩すると黙っちゃう人と付き合ってたときに、この人と結婚は無理だって思いましたね。嫌なことがあると黙っちゃうとか、話し合いっていう問題解決のプロセスを踏めない人とは、その先に進めなかったですね」(Hくん/33歳)

結婚生活には問題がつきもの。時にはお互いに協力して問題解決していかなければならないときも。そんなときに、黙ってしまう人や、怒鳴り散らすだけの人、喧嘩になって話し合いにならない人は、結婚相手としては考えられないみたいです。

(5)家族

「結婚相手の家族や親戚にヤバい人がいないかどうかをチェックしましたね。例えば、罪を犯した人がいないかとか、両親は常識を持った人なのかとか」(Gくん/34歳)

上述した通り、結婚は両家を繋げる行為。なので、恋人だけではなく、その家族も結婚に適した人たちなのか?をチェックするという人も。

 

4:恋愛結婚したい女性が今すぐやるべきこと5つ

恋人と結婚相手を選ぶときの違い、色んな意見がありましたね。では、恋愛結婚したいという女性は、具体的に何をすればいいのでしょうか? 人妻であり、ホステスでもあるノンフィクションライターの秋田まちこさんにお話を伺ってみました。

(1)結婚相手に選ぶ条件

秋田:まずは自分が結婚に何を求めているかを考えてみること。そうすれば結婚相手に求める条件がわかってくる。コツは理想を思い描いて条件を求めるんじゃなくて、絶対に嫌だと思う結婚生活を思い浮かべて条件を作ってみること。

結婚生活って、好みの一致よりも嫌いなモノの一致の方が長続きする傾向がある。

(2)出会いを見つける

秋田:条件がわかったら行動。できれば1人で気軽に行動する事が大切。1人で立ち飲みバーに行くとか、1人で何か趣味を初めてみるとか。

すぐに出会いがあるとは思わない方がいい。じっくりと通うからいい人と出会えると思った方がいいと思う。

(3)アタックする

秋田:いい人を見つけたらアタックすること。自分からアタックするのは嫌だっていう女性も多いと思うけど、それは出会いを1つ逃していると思った方がいい。

肉食系になれとは言わないけど、いざとなったら自分からいくことも重要ってこと。

(4)価値観の違いを理解する

秋田:付き合ったらすぐに結婚を意識しないで、ある程度は相手を知ることも大切。喧嘩したときの仲直りの仕方とか、価値観の違う部分とかを見ておくこと。

“楽しい関係がいい”とお互いに思っていても喧嘩は起きる。何を“楽しい”と思うかの価値観が違うから。そういう違いは、たくさん知っておいた方がいい。

(5)相手の友人や家族をチェック

秋田:周りの関係も見ておいた方がいいポイント。彼の友人でいざとなったら頼れる人は誰かとか、家族との関係性はどうかとか。

家族に対しての態度が横暴な人には注意。自分も家族になるわけだから、その態度が自分に向かってくる恐れがある。

 

5:『結婚恋愛』も人気!結婚から始まる恋愛漫画3選

それでは最後に、結婚から始まる恋愛漫画を紹介します。こんなはじまり方をする結婚や恋愛があってもいいのかもしれませんね。

(1)『結婚恋愛』/浜口奈津子

最初にご紹介するのは『結婚恋愛』です。茶道の家元で次期跡取りとして家を継ぐことになった次男の共也。和服の正装で挨拶にきた彼から「オレと結婚してください」と突然プロポーズされてしまう。まずは婚約者として襲名披露のお茶会に出席して欲しいと頼まれてしまうが……。

家がお隣同士で幼馴染みという2人。結婚からはじまる恋愛という順序が真逆の短編作品です。

(2)『逃げるは恥だが役に立つ』/海野つなみ

次にご紹介するのは『逃げ恥』という呼び名で人気を博したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の原作で同名漫画。

諸事情により求職中の主人公が働き始めたのは、会社員で独身男の家事代行サービス。けれどもある日、実家の事情から主人公は辞めることに……。現状維持を狙う主人公の出した結論は永久就職としての契約結婚。

結婚から始まる2人の恋愛模様が楽しめます。

(3)『これからはじまる恋をおしえて』/山田こもも

最後に紹介するのは『これからはじまる恋をおしえて』。病気ですっかり弱ってしまった祖母を喜ばすために、幼馴染み風太郎と結婚するフリをすることに。しかし、周囲がそれを真に受けてしまい同棲生活が始まってしまいます。

「こんなに想われてみたいなぁ」と、つい溜め息を漏らしたくなってしまう。そんな漫画です。甘めな恋愛漫画が好きな人にはぜひ。

 

6:慎重になって条件を絞り過ぎると婚期を逃すかも?

いかがでしたか? 今回は恋愛と結婚についての違いにフォーカスしました。

結婚となると、長く連れ添う相手として慎重に選びたいところ。しかし、あまり慎重になって条件を絞り過ぎても、婚期を逃してしまうかもしれません。時には勢いが大切であることもお忘れなく。

 

【取材協力】

秋田まちこ・・・『キャバ嬢の淫乱的SEXライフ: こんなにスゴイ!』の著者、ノンフィクションライター。

昼はOL、夜はホステス、実は人妻。東北生まれ北米育ち。帰国後、大学生をしながら水商売の世界へ(18歳~現在)。仏文学修士号取得後、新聞社などを経て現在代理店勤務。ごく一般的なOL生活をしながらも、週末はおじさまとの滑らかなひと時を過ごすのが趣味。一瞬の甘い恋より目の前の美味しい一夜を過ごすのが何よりも好物なアラサー女子。