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結婚祝いに関する疑問すべて解消!結婚祝い金やメッセージ・人気のプレゼントなど

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:結婚祝いのメッセージや熨斗って困りますよね

友人や知人の結婚が決まると、頭を悩ませがちなのが“結婚祝いのメッセージ”や“熨斗(のし)”。

結婚祝いは、マナーを守って、スマートに行いたいもの。初めての場合には特に「ところで、何をどうしたらいいの!?」となりがちです。

しかし、結婚祝いのメッセージや“のし”にまつわるマナーは、実はそこまで難しくはありません。

一度覚えてしまえば、次回からは焦ることなく対処できるようになりますよ。

 

2:家電・食器・手作り!? 結婚祝いに人気のプレゼント7選

まずは、結婚祝いに人気があるプレゼントを7選ご紹介していきます。

予算や相手との関係性によっても選ぶべきプレゼントは異なりますが、結婚祝いとして人気のあるプレゼントを心得ておくと、贈り物選びがスムーズになりますね。

(1)トースター

家電類は、結婚祝いで人気のあるジャンルです。

トースターなど「あると便利」「毎日使うだろう」というアイテムは実用性の高いプレゼントとなります。

ただし、すでに新生活を営むふたりが自前で買っている可能性もあるため「これを結婚祝いに贈ろうと思うのだけど、どう?」と事前に尋ねるのがマナー。

ですので、トースターなどの一般的な家電は、サプライズプレゼントとしてはあまり適しません。

(2)ペアグラス

新生活で使えるペアグラスは、食器の中でも人気があるプレゼントです。

食器はある意味、消耗品ですし、「いくつあっても便利」な側面があります。また、すぐに使わなくとも、やがて必要になる日が必ずくる贈り物でもあります。

ただし、地域や世代によっては、「結婚祝いに割れるものを贈るのは縁起が悪い」と考えることもあるので、配慮が必要です。

(3)夫婦箸

新生活で使うよう、夫婦セットになったお箸も、結婚祝いの定番です。

予算に合わせて自由にセレクトしやすいため、贈る側としても選びやすい!

お箸も消耗品。すぐに使ってもらえなくとも、「必要になるときが必ず訪れる」と言って過言ではないプレゼントです。

新郎新婦のイメージに合わせて、素敵な一品をセレクトしたい……♡

(4)写真立て

結婚式の写真などを新居に飾ってもらえるよう、おしゃれな写真立てを贈るのも人気です。

自分たちではなかなか買わないような高級なフォトフレームをもらうと、結婚のいい記念になると考える新郎新婦も少なくない♡

気に入ってもらえたら、ずっと使ってもらえるあたりは、贈る側としても嬉しいですよね~。

(5)キッチングッズ

“おたま”や“フライ返し”など、キッチンで使う調理グッズも結婚祝いとして定番のプレゼントです。

新生活を始める段階でそれなりに揃っているカップルも少なくないものの、ブランドもののセットなどは「自分ではなかなか買わないから、嬉しい!」と喜んでもらいやすい贈り物に。

また圧力鍋や無水鍋など値の張る鍋類も、結婚祝いのプレゼントとして人気があります。

(6)カトラリーのセット

ナイフやフォークなどのカトラリーのセットも、ホームパーティを開催するときなどに重宝するため「あると嬉しい!」な贈り物です。

自分たちのナイフやフォークは買っていても、ゲスト用のカトラリーは後回しになる夫婦も少なくありません。なので、カトラリーのセットが「痒い所に手が届く」的なプレゼントになるパターンは意外と多いのです。

ただし、何セットも届いてしまうと置き場や使い道に困ってしまう家庭も少なくないため、「カトラリーのセットをお贈りしたいんだけど、どうかな?」などと事前にお伺いを立てておくと確実です。

(7)手作りアルバム

新郎新婦と親しくお付き合いしているのであれば、これまでのふたりの軌跡をまとめた手作りのアルバムも粋なプレゼントに♡

手間暇をかけて作った愛情たっぷりのプレゼントとして、喜ばれやすいです。

時間や素材があるならば、丁寧なお祝いのメッセージを添えた素敵なアルバムを作ってみて!

 

3:結婚祝いのときに贈りたいメッセージ集7つ

ここからも、さらに実用的なお話を続けてまいりましょう。

この項目では、結婚祝いと一緒に贈りたいメッセージを7つご紹介します。

(1)英語でお祝いを綴るなら…

メッセージカードなどに英語で結婚祝いのメッセージを綴るならば「Happy Wedding.」や「Best wishes.」、「Congratulations on your marriage.」が「おめでとう!」の意味になります。

また「I’m so happy for you.」や「I’m very happy for you!」で「心から祝福します♡」というメッセージに。

カードに英語でメッセージを添える場合には、長々と書くよりも、粋な一文をおしゃれに記すとモダンな雰囲気に。

(2)友達にお祝いを伝えるなら…

友人にお祝いを伝えるならば「格式よりも、“気持ち”を届けたい!」と思う人は多いはずです。

なので「結婚おめでとう♡」や「末長くお幸せに~♡」などの文言が、定番かつ祝福の気持ちを示しやすい表現として使われています。

相手のパートナーをよく知っているならば「●●くんと笑いの絶えない家庭を築いてね!」でもいいですし、授かり婚であれば、「赤ちゃんの顔を見るのを楽しみにしています♡」などのオリジナルな文言を加えるのもアリ♡

(3)知人にお祝いを伝えるなら…

それほど親しくはない間柄であれば、敬語でのお祝いが賢明といえます。

「ご結婚おめでとうございます」「いつまでもお幸せに……!」など、丁寧語でメッセージを送るのがちょうどいい!

あまりに砕けたメッセージを送ってしまうと「非常識な人……」と思われかねませんので、「きちんと」を心がけて。

(4)職場の人にお祝いを伝えるなら…

職場の人にお祝いの言葉を贈るならば、(3)と同様、「ご結婚おめでとうございます」などの無難かつ敬語のフレーズが間違いありません。

社内結婚でない限りは、相手のパートナーと面識がないケースが多いですよね。とくに異性に結婚メッセージを送る場合には、カードなどにやたらに親しげな雰囲気を出しすぎてしまうと、パートナーが不信に感じ、トラブルの火種になることも……。

(5)親戚にお祝いを伝えるなら…

親戚にお祝いを贈る場合は、相手との関係性によって適した表現が異なります。

形式を重んじる関係性にあるなら「ご結婚、おめでとうございます」、友人のように親しくしている間柄にあるならば「結婚おめでとう!」とカジュアルにするなど、柔軟に判断したいところ。

どんなふうに伝えたらベストなのかがわからない場合には、自分の身内に尋ねてから文面を考えるといいですよ。

(6)ひと言でお祝いを伝えるなら…

ひと言でお祝いを贈るなら「結婚おめでとう!」「ご結婚おめでとうございます!」に尽きます。

「結婚おめでとー」などカジュアルな言い回しも、関係性によってはアリと言えましょう。

(7)イラストでお祝いを伝えるなら…

文字ではなくイラストでお祝いを伝えたいなら、ハレの日にふさわしい絵柄を。

新郎新婦の似顔絵的なイラストや、鳩や鶴亀、蝶やテントウ虫、うさぎなど、“幸せな結婚”のモチーフとされている絵から選ぶと安心です。

 

4:友達なら相場は5,000円?立場別結婚祝い金5つ

ここからは、結婚祝いの相場観をご紹介していきます。

(1)親

自分の親が再婚する場合、あるいは自分が親の立場にあり子供が結婚する場合には、「10万円」を結婚祝い金の相場として捉えておくと安心です。

ただし、これよりも高額なお祝いを贈っている親子も、決して珍しくありません。

(2)兄弟・姉妹

兄弟や姉妹に贈る結婚祝いの相場としては、「3万~5万円」とされています。

兄弟や姉妹との関係性や、自身が結婚したときにいくら包んでもらったのか、などの事情によっても多少異なりますが、友人や同僚と比較するとやや奮発というイメージです。

また兄や姉などが妹や弟などに送る場合は、その逆より高額になる傾向にあります。

(3)会社の同僚

会社の同僚への結婚祝いでは、親しさにもよるものの「3,000円~3万円」程度が相場。

同僚同士で集めたお祝い金をまとめて、「一同」として贈るパターンも珍しくありません。また、お祝い金を集めてプレゼントを購入するというのも一般的。

ひとりで贈る場合には、周囲の“同じ立場”にある人と金額を揃えるといいでしょう。

(4)上司

上司にお祝いを贈る場合には「3,000円~1万円程度」にするケースが一般的になっています。

またこちらも、部下でお祝い金を出し合って「一同」として、みんなで上司にプレゼントを贈るケースが多いです。そこまで高額なものは贈らずに、“気持ち”をお金やプレゼントに託している人が少なくありません。

(5)部下

部下に結婚祝いを贈る場合には、贈る側の年齢や立場にもよるものの「5,000円~1万円」程度が相場となっています。

現金を贈る場合もあれば、プレゼントを贈るケースもあって、まちまちです。

こちらも、社内の足並みをそろえるべく、自分と同じような立場にある人が過去に部下に贈った額を事前に調べ、同額にするといいでしょう。

 

5:結婚祝い熨斗の疑問を解消!

ここからは、結婚祝いと切っても切れない関係にある「熨斗」について解説をしていきます。

(1)熨斗ってそもそも何?

「熨斗」とはなんぞや?と思っている方のために、まずは定義をおさらい!

方形の色紙を細長く六角形にひだをつけて折りたたみ、中に熨斗鮑(のしあわび)の細片を包んだもの。祝儀などの進物に添える。熨斗鮑の代わりに昆布(こんぶ)や紙を用いたりする。近年はふつう熨斗紙が用いられる。

「火熨斗」の略。

「熨斗鮑」の略。

紋所の名。熨斗鮑の形を図案化したもの。

(出典:デジタル大辞泉/小学館)

つまり簡単に言ってしまえば、熨斗は、お祝いに添える“飾り”のようなものを指します。

背景としては、その昔は、祝い事に“のしあわび”を添えてお渡しした風習の名残だとする説が有力です。

(2)のし袋の選び方は?

結婚祝いの“のし袋”は、別名で「祝儀袋」とも呼ばれます。

“結び切り”と呼ばれる水引のついたものを選ぶのが正解。

結婚にまつわるお祝いは何度も繰り返さないよう、つまり離婚を想像させないよう、結び切ったデザインが正しいとされています。

また、包む金額によって適した“のし袋”は異なるとされていて、1万円程度までであれば“のし”が袋に印刷されている簡素な袋、3万円や5万円など中身の値段が上がるごとに、“のし袋”も立派なものを選ぶべきとされています。

最近の祝儀袋には、パッケージに「●万円くらいのお祝いに」と目安が書いてあるものも多いので、迷ったときにはパッケージをよく読んでみてください。

(3)のし袋の書き方は?

のし袋の書き方は、いたってシンプルです。

のしの上部に「御結婚御祝」「寿」などの文字を書き、のしの下部に自分の名前を書くのが正式とされています。

このときに注意すべきは、のしの上部に書く文字数は「4」の忌み数字を避け「結婚御祝」は避ける点です。気にする人はかなり気にするので、このあたりは押さえておいて損はありません。

また、下部に書く贈り主の名前は、フルネームで記すのが正解とされています。ただし夫婦連名の場合には、夫の名前の左側に妻の名前を書くのでも問題ありません。

(4)熨斗をテンプレートで作れるサービスもある?

“熨斗”は毛筆かつ楷書で、結婚祝いの場合は、濃い墨を用いて書くのが正式なマナーです。しかし、「私は字が汚いし……」と思っている方は、テンプレートで作れるサービスを活用するのもアリです。

また現代では、自分の名前をあらかじめスタンプにしておける便利なサービスも充実しています。

「字を書くのが苦手……」という場合には、こんなサービスを知っておくと、必要になったシーンで重宝することでしょう。

また、テンプレートサービスは無料で利用できるサービスも少なくないので、必要に応じて、インターネットで「のし テンプレート」で検索をしてみてください。

(5)お金の入れ方は?

“のし袋”へのお金の入れ方も、難しいようでいて、実はいたってシンプルです。

まずは、新札を用意します。

肖像がある面を“表”として、封筒に入れていきます。

その後、祝儀袋に内袋をセットして、裏側を重ねるだけです。

祝儀袋を折りたたむときには、下部の筒状になっている部分が上になるよう重ねるのが正解です。

これは「めでたいことを受けるように」「幸せを受け取れるように」という願いを込めた験(げん)担ぎです。

逆にしてしまうと、“不祝儀”を示してしまうので、くれぐれもご注意を。

 

6:結婚祝いのお返しの疑問…パターン別回答

ここからは、結婚祝いをいただいた際の“お返し”にまつわる疑問を一気に解決してまいりましょう。

よくある疑問と、その回答を5パターンご紹介します。

(1)結婚祝いのお返しに熨斗が必要?

結婚祝いのお返しには「内祝い」として、“熨斗”をかけるのが一般的です。

しかし必ずしも内祝いが必要というわけではなく、友人などの親しい間柄であれば「お返しはナシ」だったり「食事をご馳走する」といったことも行われています。

ただし、内祝いが必要な間柄であれば、“のし”をかけて送るに越したことはないと言えるでしょう。

(2)職場への結婚祝いのお返しの仕方

お返しの仕方は、いただいたお祝いの額の1/3から半額程度が相場とされています。

このときは、お金をお返しするのではなく、物を贈るのが一般的です。

また、お返しをする時期については、お祝いをいただいてから1ヶ月程度でお返しを送るのがマナーとされています。

(3)結婚祝いの親戚へのお返しは?

親戚から結婚祝いをいただいた際には、きちんとお返しをしておくほうが、無難です。

ただし、親族との付き合い方や温度感は家によってまちまち。なので、自分や相手の親族が結婚する際にどんなふうに内祝いを送っているのかは、事前に身内に確認したほうが確実と言えます。

迷ってしまったら、親や兄弟・姉妹、従兄弟などに「どうしたらベスト?」「自分のときは、どうした?」を相談しておきましょう。

(4)結婚祝いの友達へのお返しは?

友達へのお返しは、いただいた金額や関係性にもよるものの、おおむね「いただいた額の1/3から半額程度」でお返しするのが正式なマナーとされています。

「親しき仲にも礼儀あり」を徹底するのであれば、他の人からお祝いをいただいたのと同様に、友達にもしっかりと内祝いを送るに越したことはありません。

ただし、自分がお祝いを贈って内祝いをいただいていない場合は「内祝いは必要なし」と思っているケースも。さりげなく真意を聞いてみてもいいかもしれません。

(5)結婚祝いのお返しに手紙・メッセージは必要?

結婚祝いへのお返しには、手紙やメッセージはマストではありません。

しかし、直筆の手紙やメッセージが添えられていたほうが、真心も一緒に届けられます。準備するだけの余裕がある場合には、ぜひ添えたいところです。

ただし「この人には直筆の手紙を添えたけど、この人には書かなかった」が身近なコミュニティで混在すると、あとあとのトラブルにも発展しかねません。

会社やサークル、飲み仲間など“同じコミュニティ”に属している人には、画一的な対応をするほうがスマートです。

 

7:結婚祝いのお返しおすすめ5つ

ここからは、結婚祝いのお返しにおすすめのアイテムを5選ご紹介してまいります。

結婚祝いをいただく時期には、新生活や結婚式の準備などで何かと多忙であることも多いので、人気のお返しアイテムを知っておくと、重宝しますよ〜。

(1)カタログギフト

カタログギフトは、お祝いへのお返しとしても定番です。

いただいた額に応じてカタログの値段も自在に選べるので、予算に合わせて選びやすい!

カタログに掲載されている商品から、自由に“必要なもの”や“欲しいもの”を選べるので、「無駄がない内祝い」としても人気があります。

百貨店に出向けば、予算に合わせていろいろなカタログが準備されています。

(2)お菓子

お祝いへのお返しには、お菓子の詰め合わせも人気です。

焼き菓子など、日持ちするものを選ぶといいでしょう。

相手の好みがわかっている場合には、喜んでくれそうなお菓子を選ぶと、さらなる気遣いに……♡ また、パッケージにもこだわって選ぶと、おしゃれな内祝いになります。

(3)商品券

相手の好みを知らず、何を贈っていいのかよくわからない間柄にあるときには、「商品券でお返しする」という手もあります。

相手が必要に応じて使えるメリットは大きいと言えましょう。

ただし、商品券のお返しは「野暮」だと考える人もゼロではありません。相手の好みや周囲の慣習を考慮しましょう。

また商品券を内祝いにする際には、むき出しでお贈りするのではなく、きちんと包装して贈りましょう。

(4)紅茶

お菓子と同じくらい人気がある内祝いとして、紅茶の詰め合わせも挙げられます。

相手の好みがわからなくとも贈りやすく、パッケージが華やかなものも多いので、お祝い感が出しやすいアイテムでもあります。

(5)食器

内祝いとして、マグカップや豆皿など、食器を贈るパターンも珍しくありません。

「あったら便利」な食器類は、実用性のある内祝いとして人気です。

ただし、上でも紹介した通り、食器などの“割れるもの”は縁起が悪いという考え方もあるので、相手によっては避けたほうが賢明という場合も。

このあたりは、地域や年代などによって、ケースバイケースと言えましょう。

 

8:結婚祝いが5,000円ならお返しはいくら?

結婚祝いに5,000円をいただいた場合、“お返しの相場”の基本で考えれば、1,600円~2,500円程度が相場です。

しかしこのくらいの額だと、贈ってくれた側から互いの関係性によっては「お返しは、要らないからね!」などと言われるケースもあります。

ですが「どんな相手にも、きちんとしたい!」のであれば、相場にのっとって、いただいた額の1/3から半額程度の内祝いを返すのが賢明。

お菓子や紅茶、高級ハンドタオルなどを贈ると、喜ばれやすいです。

 

9:結婚祝いのマナーって実はそんなに難しくない!

日本古来からある祝い事に関しては「マナーが難しそう……」と感じる人も少なくはありません。

しかし結婚祝いにまつわるマナーはとっても簡単。“大人の常識”として、早い段階で最低限のマナーを押さえておきましょう。