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セラピストとは?「●●セラピスト」って多いけど一体なんなの?

相川葵

相川葵A.Aikawa

目次

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1: セラピストになりたい!けど、セラピストってどんな仕事?

(1)セラピストとは何ですか?

セラピストって何なの?ということを考えたとき、「セラピー」という言葉の定義に触れないわけにはいかないでしょう。

セラピーの意味を辞書で調べてみると

セラピー【therapy】

治療。療法。薬や手術などによらない心理療法や物理療法をいう。テラピー。「アニマルセラピー」「ミュージックセラピー」

〈出典:デジタル大辞泉(小学館)〉

とあります。

つまり、セラピストとは、心理療法や物理療法で治療する人、治療法をマスターしている人、という意味になります。

ただし、治療法の種類はさまざま。セラピストとひと口に言っても、さまざまなセラピストが存在しているのです。

(2)セラピストになるには、どうしたらいい?

セラピストになるには、まずどんな分野のセラピストになるかを決めましょう。

詳しくは、これからご紹介しますが、セラピストにもアロマから、心理、整体セラピストというものまであり、そのために必要な知識や資格もさまざまです。

何のセラピストになるか決めたら、その分野に必要な勉強をしたり、資格を取得します。

そして、セラピストとして勤められる場所を探したり、紹介サイトなどに登録したりします。自宅や貸しスタジオをサロンとして開業している人も多いです。

 

2:こんなにある!●●セラピスト

(1)アロマセラピスト

アロマセラピストは、エッセンシャルオイル等、自然の香りのチカラを使って人を癒やすセラピストです。

アロマセラピストとは別に、ハーブセラピストという職業もあります。治療法や必要が知識が類似しているので、どちらの資格も取得している人が少なくありません。

年収は200~300万円が一般的です。

(2)アニマルセラピスト

アニマルセラピストは、心が傷ついた人などと動物をふれあわせ、癒やしの効果を与えるのが仕事です。

動物との二人三脚の仕事であるだけに、動物好きであることは必須。

このほか、心理面で傷ついている人や、介護の現場で認知症その他、心身の不自由な人とのふれあいになることから、医療従事者としての専門知識も必要になります。

年収は200~250万であることが多いでしょう。

(3)心理セラピスト

心理セラピストは、どのような集客、開業スタイル、あるいは就業をするかによって、仕事内容も年収も大きく変わる職業です。

いわゆる「心理カウンセラー」が、心理セラピストの主要な仕事。このほかにアロマセラピストの仕事をあわせて、より高い効果を目指す心理セラピストもいます。

就業形態としては、たとえば学校カウンセラー、メンタルクリニックなどがあります。これらの仕事に就ける心理セラピストは、年収で350~500万ということも。

自宅開業でフリーランスの心理セラピストになるケースもあります。この場合はクライアントさんの量や質によって年収が変わります。評判にも左右されるでしょう。

(4)リフレクソロジスト

リフレクソロジストは、足マッサージによって治療、癒やし効果を与える人と理解すると近道でしょう。施術する人にカウンセリングを行い、健やかに暮らせる日常生活のアドバイスなども行うため、マッサージ業ではなくセラピストとカテゴライズされることも多いです。

足はさまざまなツボが集まっている場所で、ここを刺激することで、内臓や肩こりなどのからだの不調にアプローチすることができます。

リフレクソロジーの民間資格を取得することで、各種のサロンや、ホテル等で働くことができますし、個人で開業するケースもあるでしょう。

年収は250~400万が一般的ですが、カリスマセラピストになることができれば、それ以上を狙えることも。

(5)リンパセラピスト

リンパセラピストは、名前のとおり、リンパの専門家です。

リンパの流れが滞ると、心身の不調を引き起こすことがあります。これを正常化することで、不調を解消しようというセラピーになります。

リラクゼーションサロンやエステの他に、ヒーリング、デトックスのサロン、また、スポーツジムでも需要があるでしょう。

平均年収は300万前後と言われています。

(6)カラーセラピスト

カラーセラピストは、「色」を用いて人を癒やしたり、治療したりするセラピストです。

主にカラーカードや、カラーボトルなどを使用して、相手の心がなぜ、どのように病んでいるのかを分析します。そして、同じく色の力で必要としているものを読み解き、治療を施すのです。

カラーセラピストは自宅開業をしている人も多く、またセラピスト講師として、講座をもつ人も多い職業です。

平均年収は150~200万円。副業としてカラーセラピストになる人も少なくないでしょう。

(7)整体セラピスト

いわゆる「整体師」がこれにあたります。不調を訴える人が抱えている骨格の歪みを矯正することで、不調を解消しようというセラピーです。

按摩や、針灸師というわけでないので、国家資格は必ずしも必須というわけではありませんが、やはり師につくなどの準備はしておくべきでしょう。

整体師の年収は、勤務先のほか、資格のあるなしにも関わってきます。

平均年収では、200~300万円ですが、自分で整体院を経営するようになると大幅アップも見込めるでしょう。

(8)アートセラピスト

アートセラピストは、芸術療法士という呼ばれ方もしています(厳密にいうと、まったく同じではないという人もいます)。

音楽、絵画、陶芸などのアートを通して、人の心理を癒やすお仕事です。音楽療法などと聞くことがあるのも、アートセラピーの一環でしょう。

アートセラピストは、現状の日本では、残念ながら専門職としての仕事はなかなかないようです。介護職や、心理カウンセラー(心理セラピスト)の職にある人が、付加価値としてアートセラピーを取り入れることが多いでしょう。

したがって、アートセラピーの平均年収も現状では不明といわざるをえません。

日本にはアートセラピストの公的資格はありませんが、海外ではそのような資格試験が設けられており、知名度も仕事もあるようです。日本でも、今後さまざまな道が拓けていくと良いですね。

 

3:セラピストに聞いた!セラピストってモテますか?

(1)クライアントさんにはモテるけどね!

「クライアントさんにはモテますが、恋愛となるとてんでダメです。指名は来ますが、お持ち帰りはさっぱりです」(30代、女性)

と、男女ともに、モテないセラピストは多いのです。

セラピストとしてはクライアントさんもついているし正直モテているけれど、プライベートになるとどうしてモテないのか?

これには、仕事中はとにかく優しいけれど、それが「優しい」止まりだったり、プライベートになると話が面白くなくなってしまったり……などなど、さまざまな理由があるようです。

(2)お誘いはいただきます

「セラピストになってから、意外なほど女性からお誘いをいただけるようになりました。あと合コンでもモテますよ」(20代、男性)

このように、女性から誘われるようになったという男性セラピストも多いものです。

セラピストをしている男性は、人を治したり癒したりする仕事ということで、優しそうな物腰が自然と身につきます。

そのオーラに惹かれる女性が続出するというわけなのです。

(3)同僚にモテます

「同僚との職場恋愛を何度か経験しました。モテると思います」(20代、女性)

セラピーサロン等に勤務し、同僚がいる条件下であれば、同僚モテというのも男女ともに充分にあり得ることです。

やはり優しさが目立つ仕事だけに、「優しい人がいいな……」と思っている相手からモテるということがあるのでしょう。さらに1日中、サロンという閉鎖された空間の中で共に過ごすことも、恋愛に発展する原因でしょう。

(4)クライアントさんと恋愛関係に……

「セラピスト歴5年ですが、クライアントさんと何度か恋愛関係になってしまいました。でもそれは私だけではなく、同僚にも多いと思います」(30代、女性)

女性セラピストでも、クライアントさんから誘われて恋愛関係に発展することはよくあるケース。

リラクゼーションサロンという場所柄、相手も緊張感なく、リラックスした状態。これは、お互いが心の中に入りやすい環境が整っているともいえます。

(5)時間がなくて泣く泣く諦めました

「合コンで恋愛関係になった相手がいました。付き合うことはできたのですが、サロンの仕事が忙しくて、彼氏を後回しにしていたらフラれてしまいました」(20代、女性)

そう、セラピストとは忙しい仕事。それなりに残業があったり、週末にまとめて指名が入ったりで、土日出勤になることもあります。

また、通常の会社員がセラピーを受けることができるように、出勤時間が遅い人も多いでしょう。仕事も17時以降にピークを迎え、終業時間は夜遅くというパターンもあります。

土日休みの社会人とは休みが合わない等、恋愛が長続きしない要素ができあがっているのです。

(6)想像していたのと違うって言われました

「クライアントさんと恋愛関係になって、もろもろあって付き合ったんですが、付き合って3カ月たったころに、想像していた性格と違うね、とか言われて別れを告げられてしまいました……。

セラピストとしての姿は営業上のもの。プライベートまで癒やす側に回れないのは、誰しも同じではないですか?」(30代、女性)

と、こちらはクライアントさんと恋愛関係になったときに、セラピストとしての姿と印象が違う……と言われて別れたケースです。

実際「セラピストなのに、ぜんぜん優しくない!わがままじゃん」なんて言われた経験のあるセラピストも、少なくないはず……。

いかなるセラピストでも、オフはあることをわかってもらいたいですね。

(7)そもそも出会いがありませんけど

「クライアントさんの大半は女性です。職場で男性との出会いなんてほとんどないですよ」(20代、女性)

サロンの業態によっては、顧客のほとんどが同性であるために出会いがほとんどなく、したがってモテるどころではない……というセラピストも。

セラピーの種類によりますが、年配の男性がクライアントになるセラピーでも同様のことが言えます。中には「おじいちゃんにはモテますけどね……」という人も……!

(8)今更モテなくてもいいけどね!

「セラピストは専業主婦の副業としてやっています。収入面は非常に良いですが、トラブルを避けるためにもモテたいとは思っていません」(40代、女性)

資格や知識があれば、副業として充分成り立つ可能性があるのが、セラピストの良いところと言えます。

しかし、「クライアントに“昼顔妻”扱いされては困る」ということで、あえてモテからは遠ざかっている……というセラピストもいるようですね。

 

4:人を癒やしつつ、モテを満喫できるかも!

セラピストは、決してモテない職業というわけではありません。自分自身が気さくにクライアントさんに接したり、常にきれいにするように心がけたりすることで、モテることは充分に可能でしょう。

ただしそれを長持ちさせるためには、仕事ばかりになりすぎない、反動でプライベートな時間にやさぐれない……といった努力も必要になります。

モテるモテないは別としても、人を癒やす仕事っていいな……と思ったら、ぜひセラピストを目指してみてはいかがでしょうか。