恋のなやみに効くメディア

女性恐怖症の症状とは?なってしまう原因と克服方法を解説

大船くじら

大船くじらK.Ofuna

目次

隠す

1:女性恐怖症とは?

女性恐怖症とは読んで字のごとく、女性に対して恐怖心を抱いてしまう症状のこと。女性が怖いために、女性を意図的に避けてしまったり、男性と会話するように普通に会話ができなかったり、行動がぎこちなくなったりしてしまいます。

女性を完全拒否する気持ちというよりは、「女性は怖いけど恋愛はしてみたい」というケースも多く、相反する気持ちのジレンマに苦しむ女性恐怖症の男性は少なくありません。

2:重症だとどうなる?女性恐怖症の症状5つ

女性が怖いがゆえに、女性恐怖症の男性には特徴的な症状が見られるもの。ここでは代表的な症状を5つご紹介します。

(1)女性が近くにいると緊張する

女性恐怖症の人は自分の近くに女性がいるだけで、過剰に気にしてしまいます。「話しかけられたらどうしよう」「普通に行動できない」などと考えて強い緊張感を覚えてしまうのです。

「女性が怖いから緊張する」「緊張するから上手に対応できない」「対応できないから、より女性が怖くなる」という悪循環のスパイラルに陥ってしまいます。

(2)女性からの視線が怖い

女性に恐怖心を感じる人は、女性から見られることも苦手。女性の視線に「この人はとっつきにくいな」とか「いつもキョドって変な人」とネガティブな感情をもたれていると感じてしまうのです。

実際は女性の視線に特に深い意味がないケースが大半で、本人も「考えすぎ」というのは理解しているもの。しかし、女性に対する自信のなさから、どうしても怖いと感じてしまいます。

(3)冷や汗がでる

人は緊張をしたり、恐怖を覚えたりと強いストレスを感じると、発汗してしまいがち。女性恐怖症の人は女性を前にすると、「なんだか自分が劣っているような気がする」「どうしていいか、わからない」などの気持ちから冷や汗が止まらなくなる場合もあります。

額に大粒の汗をかいたり、着ている服が明らかにびっしょりと濡れてしまったりすることも。

4)女性を信じられない

過去に女性から受けた仕打ちや裏切りが原因で、女性恐怖症になるケースもあります。そんな過去の傷がトラウマとなり、女性に対して強い不信感を抱いているケースも。

どんなに好意的に接してくれる女性がいても、「この人も心を開けば逃げていく」「自分を利用しようとしているだけ」など悪い方向へと思考が傾いて、相手を信じられなくなってしまいます。

(5)女性に自然に接することができない

「この人ってなんだか怖い」「あの人なんとなく苦手……」そんな人と接するときは誰しもが不自然な対応になってしまいがち。女性恐怖症の男性は、女性全般にこの傾向が出てしまいます。

会話をすれば、緊張感ありありでしどろもどろになってしまう。会話をする表情がひきつっている。行動がギクシャクするなど、明らかに違和感のある行動が見られるでしょう。

3:女性恐怖症になってしまう原因5つ

女性に対して恐怖心を抱いてしまうのは、なんらかの原因があるはず。ここでは女性恐怖症になる原因をご紹介します。

(1)女性からのいじめ

子どものころ同級生の女の子にいじめられた、家庭内で姉にいじめられていたなど、過去のできごとが原因となって、女性恐怖症になってしまうケースがあります。

女性からいじめられたトラウマが、女性全体への恐怖心へとつながって、女性と普通に接することができなくなるのです。理屈では「もういじめられない」とは理解していても、拒否反応が出てしまいます。

(2)母親からの虐待

母親から虐待を受けて育ってしまうと、それが心の傷となります。それが影響して、その後の人生で出会う女性に対して恐怖心をもってしまうケースもあるでしょう。

母親自身は虐待をしている自覚がなくても、子どもの人格を全否定するような言葉をあびせたり、罰として叩いたりしてしまうと、子どもは傷ついて、女性恐怖症になってしまうケースもあります。

(3)恋人に裏切られた

「彼女が浮気をしていた」「つらい状況のときに支えてくれなかった」など恋人の裏切りが原因で女性不信に陥ってしまうのも珍しいことではありません。

「自分以外の男性になびいた」「状況が悪くなれば捨てられてしまう」という思いが、劣等感や敗北感につながっていきます。女性は「自分の自信を奪う相手」と考えるようになり、女性恐怖症になるのです。

(4)姉妹との関係

家族に姉や妹がいて、幼少期にどんな関係だったかによって、それが女性恐怖症の原因になる場合があります。お姉さんにいじめられていて、言葉や暴力で傷つけられたとか、思春期の多感な時期に妹から容姿や性格などを思いっきり否定されたことなども原因になるもの。

「女性は自分を傷つける存在」と幼少期から刷り込まれてしまい、女性が怖くなってしまうのです。

(5)親からの躾

母親の愛情から行う躾でも、子どもの受け取り方によっては、傷ついたり、怖かったりと恐怖の対象でしかない場合もあります。学校の成績が悪いと「なんでできないの」と叱られて、それなりの成績をおさめても、「もっとできるはず」と言われると子どもにはつらいもの。

また、習い事などを強制されて、遊ぶ時間がなかったことなども、いつまでも尾をひく場合があります。

4:恋愛できないのが辛い…女性恐怖症を克服する方法3つ

女性と仲良くしたい気持ちがあるのに、女性が怖くて近づけないのは悲しいですよね。ここでは女性恐怖症を克服する方法を見てみましょう。

(1)原因を特定する

自分がなぜ女性恐怖症になってしまったのか、原因がわからない人もいるはず。そんな人はまずは原因を解明してみるといいでしょう。

過去にさかのぼれば、「母親との関係」「幼少期に女の子にいじめられていた」など原因が見えてきます。原因がわかれば、周囲の女性に対して、「母親とこの人は違う」「いじめたりしない」と思って向き合えるようになり、恐怖心がやわらぐでしょう。

(2)グループで遊ぶところから慣れる

女性恐怖症を克服するためには、女性に慣れるのも大切です。とはいっても、いきなりふたりきりで遊ぶのはハードルが高いはず。大失敗をしてしまうと、より女性恐怖症が悪化してしまう可能性もあります。

まずはグループで遊ぶのがおすすめです。仲のいい男友達など、一緒にいて緊張しない人に協力してもらうといいでしょう。グループで遊んでいるうちに、だんだんと女性に慣れていくはずです。

(3)専門家に相談する

深刻な女性恐怖症を自分だけで克服しようと思っても、難しいかもしれません。「自分ではどうしていいか、わからない」そんな気持ちの人は専門家を頼ってみるのもおすすめです。

心療内科などで専門の医師に相談してみたり、心理カウンセラーのカウンセリングを受けてみたりしましょう。同じような症状を多く対応している専門家であれば、力になってくれるはずです。

5:女性恐怖症を克服するのは、人を頼るのもアリ

女性恐怖症は、日常生活に支障をきたすこともあるので、できれば克服したいもの。女性恐怖症をひとりで克服しようと抱え込むよりも、友達や専門家の協力を求めたほうが、つらさは軽減できるのではないでしょうか。