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人の目が気になる…を克服したい!人の目を気にする心理と克服方法

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:人の目が気になるのは病気ですか?

人の目が気になるのは、特別なことではありません。なので、病気ではないので大丈夫。

ひとことで「人の目が気になる」と言いますが、そこに関係する個人の性格(性格特性)は様々です。

たとえば、自意識とか自己意識とよばれる性格の特性があります。言葉の通り、自分自身に対する意識の向けやすさのことです。この自意識には、さらに2つにわかれます。公的自意識と私的自意識です。

(1)「人の目が気になる」に関係する! 公的自意識と私的自意識

公的自意識とは、自分が他人にどう見られているかを気にする意識のことです。公的自意識が高い人は、他人の評価を気にします。周りから自分がどう思われているのか、変に思われていないだろうかなどを気にしやすいわけです。

一方、私的自意識とは、自分自身による自分の気持ちや考えに対しての意識のことです。私的自意識が高い人は、自分の信念や気持ちに正直。「それに反することは、したくない」という気持ちがとても強いのが特徴です。

(2)公的自意識が高い人ほど人の目を気にしやすい?

自意識に関していえば、公的自意識が高い人ほど人の目を気にしやすいと言えるでしょう。ですが、公的自意識が高い方がいいのか、私的自意識が高い方がいいのか? それはどちらとも言えません。どちらにも、良い側面と悪い側面があるからです。

極端にいえば、公的自意識が高い人は、周囲の目をいつも気にしているため、周囲の変化に敏感です。自分の言動を周囲にあわせやすい反面、悪く言えば八方美人と思われることもあるでしょう。ちなみに、ファッションに関心が高く、流行に敏感なのも公的自意識の高い人です。

私的自意識が高い人は、自分の考えや気持ちを大事にします、なので、よく言えば、自分をしっかりもっているのですが、悪く言えば頑固者と見られることも。ファッションでいえば、流行よりも、“自分が着たいものを着る”というタイプです。

 

2:自意識過剰?人の目が気になる人の心理や特徴3つ

よく私たちは、「自意識過剰」という言葉を使います。すでに示した公的自意識と私的自意識であれば、たいていの人は公的自意識の方が高いとされています。つまり、他人の目が気になること自体は、いたって普通のこと。ですが、“他人の目が気になり過ぎる”という人がいるのも事実です。

その理由は、なぜなのでしょうか?

(1)理想が高い

他者に見つめられたとき、 鏡に自分を映してみるとき、 私たちは多かれ少なかれ自分自身を“注目の対象”として意識します。このとき意識した自分自身を、“自分の理想”と比較するのです。

つまり、「いつでもパーフェクトな自分でいたい」と思い、その理想が高ければ高いほど、その理想に近づけているか、維持できているか気になって仕方がありません。いつでも鏡を見て自分をチェックしている人というのも、これにあてはまります。

(2)コミュニケーション能力の高さ

人は、相手の言動から情報を集め、 自分の発する言葉を考えます。相手にあわせながら、 もっとも適している印象を与えられるように行動します。

コミュニケーション能力が高いほど、相手の言動から情報を集めることができます。なので、ある意味、コミュニケーション能力の高さが災いして、人の目を気にし過ぎることがあるかもしれません。

(3)生まれながら

国際的な比較でも、日本人は欧米人に比べ「他人の目を気にしやすい」と言われています。

これは、「他人の目を気にするのが大事」という文化(相互依存文化)が存在し、人間関係に気を配る傾向があるから。

その意味で、他人の目を意識してしまうのは、生まれてからの習慣で身についたことなので、仕方がないことかもしれません。

 

3:心理学者に聞いた!「人の目を気にしない」ために心に刻んでおきたいルール

繰り返しになりますが、人の目を気にすること自体は、悪いことではありません。

むしろ、誰も人の目を気にしなくなったら、そっちの方が大変なことになります。とはいえ、気にし過ぎると、しんどくなることもあるでしょう。

そんなときのために、頭の片隅に置いておいて欲しいのが「人は人の目を気にするけれども、人のことはそんなに気にしていない」ということ。

自分自身で置き換えて考えてみてください。

人からの見られ方は気になっても、人を見ていることってそんなにないですよね。意外と誰も自分のことを見ていないことに気づけば、少しは気が楽になりませんか?

 

4:「人の目が気になる」を克服する方法

「人の目が気になる」を克服する方法は、「人の目を気にしない」ということなのですが、それが一番難しいですよね。そこで、アプローチ方法を変えてみましょう。

(1)自分を見つめる時間を作る

人の目を気にしてしまうのは、仕方ありません。ですので、自分自身を見つめる時間を意識的に作りましょう。自分が何を感じ、どう考えているのか。1人でお酒を飲みながらでもいいでしょうし、お風呂の時間でもいいでしょう。

(2)無理をし過ぎない

つねにパーフェクトというのは不可能です。理想の自分でいたいと思うのは、良いことですが、「それを実現させないといけない」と考え過ぎるのはやめましょう。

理想を追い求め過ぎると、現実とのギャップで悩み続け、いつまでたっても人の目が気になってしまいます。

(3)全員を意識しない

周りの目を気にし過ぎる人は、「悪くいうと八方美人」と表現しましたが、いろんな人の目を気にするのを控えましょう。

彼氏や家族といった、特定の誰かの目だけを気にするのは仕方がないとしても、見ず知らずの人の目まで気にしていたら大変ですよね。

 

5:まとめ

いかがですか。「人の目を気にする」のは、仕方がないこと。ただし、「気にし過ぎる」のは、できるだけやめましょうね。