恋のなやみに効くメディア

夫婦の会話を楽しみたい!会話がない人の割合と会話が楽しくなるトピック

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

©gettyimages

目次

隠す

1:夫婦の会話楽しんでる?

今回『MENJOY』では、20〜40代の既婚男女421人に、夫婦の会話についてのアンケートを行いました。結果とともに、夫婦の会話について紹介していきます。

(1)夫婦の会話を楽しめている人の割合

楽しい・・・298人(71%)

楽しくない・・・67人(16%)

会話がない・・・56人(13%)

テレビや雑誌、SNSを見ると、トラブルや愚痴、相手の悪口など何かと悪い話題ばかりを耳にし、どこの夫婦も問題を抱えているかのようなイメージをもってしまいがちです。しかし、実際には多くの夫婦が夫婦の会話を楽しんでいて、夫婦関係も円満だと考えられそうですね。

(2)1日の会話時間はどれくらい?

1時間以上・・・191人

30分未満・・・130人

10分未満・・・50人

ひとこと程度・・・28人

ほぼ話さない・・・22人

ライフスタイルによって夫婦が1日どのくらいの時間一緒に過ごすかは違うので、夫婦円満でも会話時間が少なかったり、夫婦仲が悪くても仲のよい夫婦より会話時間が多かったりすることも考えられますが、結果を見る限りでは多くの夫婦はたくさん会話をしているようですね。

(3)夫婦の会話がないと子育てに影響すると思う?

ほとんどしない・・・42人(12%)

場合によってはする・・・158人(45%)

非常に強くする・・・152人(43%)

子どもがいる夫婦を対象にしたこのアンケート。「場合によっては影響する」「非常に強く影響する」という回答を合わせると、夫婦間の会話は子育てにとても重要だと考えている人が多いことがわかりますね。

2:会話を楽しめている夫婦の特徴5つ

(1)お互いに尊敬している

夫婦間で重要なことはたくさんありますが、なかでもお互いを尊敬することはもっとも重要なことのひとつ。相手を尊敬していないと、相手の言動に否定的になったり、話をまともに聞こうとしなかったり、自分と違う意見が出ると強く反論したりしてしまいます。

尊敬し合っている夫婦は、相手の世界観や考え方を素直に受け入れることができるので、頭ごなしに否定ぜず、自分に興味のない話題でも聞いてみようという気になれます。

(2)それぞれ別の世界をもっている

性格や好きなもの、考え方が同じなど、共通のコミュニティーをもつ夫婦も素敵ですが、まったく別の世界でそれぞれ生きている夫婦もまた素敵。自分にとって未知の世界の話を聞くことはとてもおもしろく、新たな発見や学びがあり、夫婦の会話の話題も広がります。

(3)両方あるいはどちらかのコミュニケーション能力が高い

会話が少ない夫婦は「話すことがない」と悩んでいることも多いもの。パートナーが話好きだと話題に事欠かないので、自然と会話がはずみ会話の時間や頻度も増えます。ささいなことでもすぐ口にするので、一緒にいる時間は何かしらずっと会話をしていることもあります。

(4)共感できる部分が多い

夫婦の価値観が同じだと、お互いの話題に共感できる部分が多いので自然と話もはずみます。「自分だったらこう感じる」と自分に置き換えて話すことができたり、「そのときどうしたの?」と相手がどんな行動をとったかを知りたくなったりします。

反対に、価値観にズレがあると相手の話を楽しく聞くことができなかったり、「私はそうは思わないけど……」とつっかかってしまったり、反対意見を出してしまったりして会話がはずまなくなることに。

(5)愚痴が少ない

夫婦に限らずですが、人の愚痴ってあまり聞きたくはないもの。仕事や人間関係の悩みを聞いているときに多少の愚痴は仕方のないことですが、口を開けば愚痴や文句、否定的な話題、誰かの悪口などネガティブな話題だと、聞くのも話すのも嫌になってしまいます。

3:夫婦の会話が盛り上がるトピック5つ

(1)自分ではなく相手の趣味の話

相手が「話したい!」という気持ちになってもらうためにも、相手の好きなことや趣味の話について話題を振ってみるのはいかがでしょうか。

自分の好きなことに関する話なら、人は饒舌になりやすいものです。饒舌とまではいかなくても、悪い気分にならないので、会話の話題としては最適です。

(2)旅行の計画

旅行や出かけることが好きな夫婦は、次のお出かけ先について話してみるのはどうでしょうか。

コロナ禍でいままでのように旅行ができませんが、落ち着いた頃や、コロナ禍でもできることを話し合ったり、お庭がある家なら庭で本格的なキャンプをしたりするのもよさそう。現実的にするどうかは別として、構想段階でも話していると楽しいものです。

(3)子どもが頑張っている話

夫婦の会話が少ない人でも、子どものことなら2、3回話をすることがあるという人も多いのではないでしょうか。とは言え、参観日やイベント、習い事の日程など事務的な話しか話していないという夫婦もいるでしょう。

子どもの話をするときは、頑張ったことや褒められたことなど、何かポジティブな話題を出してみましょう。子どものポジティブな話題をスルーすることや否定することはあまりないと思うので、子どもの話をするときにはぜひ前向きな話題で。

(4)投資の話

「投資=資産形成」と考えている夫婦なら、お金の話もいいかもしれません。日本はどうもお金の話をするのはよくない、はしたない、タブーと考える人も多いですが、生活をともにするパートナーとして、お金の話はとても重要です。

とりわけ投資は、将来のお金を安定的に確保すると意味でも始めている人も多いです。お金儲けをするという意味ではなく、家族の将来のために考えるべきこととして話題に出すと結束力も固まりますし、お金に関する考えも共有できるので絆が深まります。

(5)お互いへの感謝

パートナーには日々感謝している。でも、その感謝の気持ちを言葉で伝えていますか。

何も言わなくても夫婦だから伝わっていると考えている夫婦もいます。しかし、それはあくまでも「わかり合えているだろう」という予想です。魔法使いや超能力者でない限り、言葉に出さなければ気持ちは伝わりません。

現在進行形のことでも、大昔のことでも構いません。「〇〇してくれて嬉しかった」「〇〇だったときとても頼もしかった」など、夫婦で会話をするときにはぜひ感謝の気持ちも伝えて。

4:長年続くとどうなる?会話がなかった夫婦の末路3つ

(1)どう話していいのかわからない

「もともと会話が多いわけではなかったので、結婚してから本当に話すことがなくて困りました。話したいことがあっても、相手は夫なのにどう切り出せばいいか悩むし、たわいない話も“話していいのかな”と悩んで結局やめてしまいます」(38歳女性/パート/子なし)

(2)友人夫婦が仲良く話しているのにびっくり!

「夫婦で会話はしていたつもりでしたが、友達夫婦と一緒にご飯を食べたときに、友達夫婦がたわいない話や冗談などですごく話がはずんでいるのでびっくりしました。

友人夫婦は家でもきっとこんな感じでワイワイ話しているのだろうなと思うと虚しかったです」(37歳女性/保健事務/子ども1人)

(3)夫婦の話ができなくなった

「自分は子どもの話以外にもお互いのことを話したいと思っています。だけど、話しかけると忙しいと言われたり、楽しくなさそうな顔をされたり、真面目な話をしようとするとごまかされたりします。話すことは子どものことだけです」(42歳男性/自営業/子ども2人)

5:夫婦の会話を増やす方法3つ

(1)ネガティブな話をやめてポジティブな話をする

どんな内容であれ、ネガティブな話はネガティブな気持ちを誘ってしまいます。楽しく話したいなら、積極的にポジティブな話を。馬鹿話でもいいので、笑ったり笑顔になれたりする話で、会話の雰囲気をよくしましょう。

(2)過去の話をもち出さない

悪気はなかったとしても、過去の失敗やあまりよくない話は出さないほうがいいでしょう。たとえいまはいい方向に進んでいたとしても、当時の嫌な思いが蘇ってテンションが下がったり、気分が悪くなってしまったりすることもあります。

(3)一緒にリラックスできる時間を作る

顔を突き合わせてしっかり話すことも大切ですが、リラックスしながら何気ない話ができる環境も重要。一緒にいると楽という気持ちはとても大切で、リラックスしているからこそ心を開いて話せることもあるからです。

6:話題の数より、話す機会を増やして!

夫婦の会話が少ない人は、まずは頻繁に話す機会を作ることから始めてみましょう。長く話さなくても、中身のない話でもOK。「話すこと」を当たり前にすれば、自然と会話が増えていくでしょう。