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家を出たいけどお金ないから…苦しい「今」から逃げるために最初にすべきこと
大山奏K.Ohyama
目次
隠す1:家を出たいけどお金がない…ムリ?
親からの制限が厳しすぎる、配偶者からDVを受けているなど、今すぐ家を出たいと考えている人もいると思います。
そこでいちばん問題になってくるのがお金ですよね。お金の準備もなくいきなり家を出たら、その日寝る場所や食べるものにも苦労してしまいます。
とはいえ、諦める必要はありません。きちんと計画を練って行動すれば、家を出ることは可能です。
2:衝動ではなく家を出たい!家を出るべき人の理由3つ
(1)家族から精神的・肉体的暴力がある
配偶者や親などから精神的・肉体的暴力を受けているのであれば、なるべく早く家を出るべきです。
日常的にこういった暴力にさらされていると、正しい判断ができなくなってしまいますし、人によっては命の危険も。
「我慢すれば大丈夫」なんて思わずに、早めに計画を立てて家を出ましょう。
(2)過度に干渉されている
親が子どもに干渉するのはある程度は当然の行為ともいえます。ですが例えば、成人しているのに門限が午後6時だったり、プライバシーが保たれていないなどというのは、過度な干渉です。
どのくらいが過度かわからないのであれば、個人の主観で決めてもOK。このまま家にいたら自分がダメになると思うのであれば、家を出る決心をしましょう。
(3)離婚のための別居
離婚すると決めている相手と同じ屋根の下で暮らし続けるのって、ストレスがたまりますよね。子どもがいないのであれば、離婚の前段階として別居をするために家を出るのもありです。
離婚してからひとり暮らしでやっていけるか不安と思っているのなら、なおさら。家を出てひとりでも生活できるという自信がつけば、離婚にも前向きになれます。
3:家を出たい人がまずすべきこと5step
家を出たいからといって、何も考えず準備をせずに出るのは危険です。すべきことを順を追ってみていきましょう。
(1)予定を決める
まずはいつごろまでに家を出るのかや、そこまでにどんな準備が必要なのかを考えて予定を決めましょう。
例えば1年後に出たいのであれば、そこまでにやることリストを作成します。リストに載っていることをひとつひとつ潰していけば家を出られると思うと、心が少し楽になるはずです。
(2)生活費を計算する
家を出てからの生活費はどのくらいかかりそうか、シミュレーションしてみましょう。これは住んでいる場所によってかなり差が出てきます。
絶対に必要な家賃、水道光熱費、通信費、食費などをざっくりとでもいいので計算し、毎月最低どのくらいあれば生活できるのか考えます。それに加えて引っ越しにかかる費用なども計算しておきましょう。
(3)お金を貯める
生活費の計算ができたら、実際にお金を貯める時期です。最初の引っ越し費用プラス2、3か月分の生活費を目標に貯金をスタートするのがいいでしょう。
娯楽費や外食費などを節約し、バイトやクラウドソーシングなどで仕事を受けたりしてお金を増やしていきます。
(4)家事の練習をする
今までひとり暮らしをしたことがなく、家事は親に任せっぱなしだったなら、家事の練習もしておきましょう。
料理は簡単なものだけでも自炊できると、家を出てからも安心です。そのほか掃除のやり方、洗濯のやり方などを調べて、実際に練習しておくと自信がつきます。
(5)住める場所を探す
お金が貯まってきたら住める場所を探す時期です。アパートやマンションを契約するのであれば、オンラインで検索したり、不動産屋に行って予算以内の物件を調べてみましょう。
引っ越しにはお金がかかるので、なるべく長く住めるような物件を落ち着いて探すことをおすすめします。
4:家を出たいけどお金がない人が家を出る方法4つ
お金がなく、ひとり暮らしをするのが無理そうだけれど家を出たい場合の方法をご紹介します。
(1)寮つきの仕事を探す
寮完備の仕事も探すと結構あります。住む場所にこだわらないのであれば、長期歓迎のリゾートバイトなどもありです。
寮がついていれば、いちばんお金のかかる家賃の心配がないため、貯金は最低限でも家を出られます。
(2)シェアハウスを契約する
最近人気のシェアハウスも、一般的にひとり暮らしより安く住むことができます。
ただしシャワーやキッチンは共同ですし、個室があるといってもアパートやマンションなどのように完全にひとりになれる環境ではないことも。自分がシェアハウス向きかどうかは考える必要があるでしょう。
(3)恋人がいるなら同棲を提案する
恋人がいるのであれば、同棲をしてもらえないか提案してみるのもいいですね。ただこの場合は、恋人と別れたらひとりで暮らさなければならないというリスクもあります。
結婚を考えているのなら問題はありません。しかし、家を出たいという感情だけで同棲してしまうのはおすすめできません。
(4)公的な機関を利用する
民間シェルター、婦人相談所など公的な機関に相談して生活できる場所を確保するという選択肢もあります。これは特にDVなどの被害を受けていて、早急に家を出なければならないときに役に立ちます。
また家を出てひとり暮らしを始めたけれど、どうしても金銭的に生活していけないとなったら、生活保護などを利用することも考えられます。
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5:家を出るのは簡単じゃない!?
親からの干渉が嫌で、家を出たいと感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。実家暮らしにはメリットも多いですが、どうしても精神的に耐えられないのなら家を出たほうが気持ちは楽になります。
ただし家を出て生活をするのであれば、きちんと計画を練ってからにしましょう。そうしないと、お金がなくて生活が立ち行かなくなる危険性がありますよ。