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あの人のことが忘れられない…共通する特徴と思いを断ち切って前に進む方法

毒島 サチコ

毒島 サチコS.Busujima

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目次

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1:どうしても忘れられない人がいる…

「忘れられない人」はいますか? 付き合っていたときは、イヤなこともあったはずなのに、思い出すのは楽しかった思い出ばかり……。思いを断ち切ろうとほかの人と付き合ってみても、「ずっと心の中にあの人がいる」という人も多いかもしれません。そんな「忘れらない人」には、どのような特徴があるのでしょうか。

2:忘れられない人に共通する特徴5つ

(1)ルックスがドンズバだった

自分の好みのルックスの男性と付き合ったことのある人は、付き合っていた過去を美化しがち。とくに、ふたりの写真を消せずにいる人は、今よりも若く純粋に恋をしている自分と、その隣にいる彼を見て「カッコよかったなぁ」と振り返ってしまう傾向があります。

(2)「はじめて」だった人

はじめてのキスや、はじめてのお泊り……。大人になるにつれて、「はじめて」が減って、新鮮味がなくなってくるデートに寂しさや虚しさを感じる女性も多いと思います。そんなときに思い出すのは、ドキドキしながら鏡の前で浮かれていたあのワクワク感……。「ふと懐かしくなる恋」は、やっぱり忘れられませんよね。

(3)好きな匂いだった

多くの女性が忘れられない男性の特徴として、「好きな匂いだった」ということを挙げます。匂いは記憶と密接に関係しているとよくいわれますよね。香水の匂いだけでなく、柔軟剤やシャンプーの香り、彼の汗の匂いまで「とにかく好きだった!」という人は、別れたあとも、その匂いがするたびに、当時のことを思い出してしまうようです。

(4)学生時代の思い出のひとコマ

「とにかく好き!」という気持ちだけで突っ走ることのできる純度の高い恋ができるのは、もしかしたら学生時代だけかもしれません。そんな学生時代のひとコマの恋愛は、大人になってもずっと忘れられないこと多数。「〇〇君のこと好きだったんだよね」から始まる同窓会での恋愛や、不倫が多いのもこのせいかもしれません。

3:自分の中に理由があるのかも…誰かを忘れられない本当の理由3つ

(1)「彼しかいない」の思い込み

どこかで「私には彼しかいない」という思いをもっていると、それが執着になることがあります。しかし、「男は星の数いるのだから!」と気持ちを切り替えようとしても、ほかの男性に目を向ける気になれないというのもよくある話。

「彼しかいない」というのは思い込みで、ただの勘違いだと気づくには、時間がかかることが多いでしょう。

(2)思い出の品を捨てられずにいる

スマホの中の写真や、もらったプレゼントなど、単に思い出すものが身近にあるから忘れらない、もしかしたらただ思い出してしまうだけということもあります。

(3)過去を美化しすぎている

付き合っていた当時はいろいろ問題があったのに(そのせいでうまくいかなかったのに)、そのことを忘れて彼のいいところだけを思い出して、切なくなる……というのは、「忘れられない恋あるある」です。

「人は自分に都合よく記憶するもの」といわれます。そうでないと生きるのがつらいという面もあります。「忘れられない」のは、そのはたらきが度を越しているだけかもしれません。

4:忘れられないけど前に進みたい…思いを断ち切る方法3つ

(1)友人と出会いの場に出かけてみる

を忘れられないけど、前に進みたい……そんなとき力を借りたいのが女友達。女友達と一緒に遊びに行ったり、彼がいたときはいけなかった合コンに参加してみたり。彼がいなくても楽しい、ということが体感できたり、新しい恋が始まれば、過去を断ち切りやすくなるでしょう。

(2)思い切り泣いてみる

思い切り泣いてみるのもいいですね。涙を流すとストレス発散にもなりますし、涙ととも執着も流れ出る気がします。号泣できる映画を見たり、どっぷりハマれる音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。最近は、「ただひたすら泣くだけ」の「涙活ツアー」なんてものもあります。

(3)一度その人に会ってみる

過去を美化しがちな人は、イチかバチか、会いに行って、現実を見るのもいいかもしれません。筆者も学生時代の初恋の人を忘れられなくて、会いに行ったことがあります。思いが再燃すると思いきや……「あれっ? こんな人だったっけ(なんかヘンな服着てる……! チャラい!)」と、ショックを受け、一気に気持ちが冷めたことがあります。

5:まとめ

作家、芥川龍之介は、生前に「我々を恋愛から救うものは理性よりも多忙である」という言葉を残しています。恋愛を重ねた『MENJOY』読者にとっても、腑に落ちる名言ではないでしょうか。

友達と遊びに行ったり、新たなことを始めてみたり……。仕事に遊びに、忙しくしていれば、「いつの間にかあの人のことなんてどうでもよくなっていた!」という日が来るのは早いかも……?