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アラフォー婚活の厳しい現実!アラフォー婚活女性の勘違いポイント5つ

中田綾美

中田綾美A.Nakata

目次

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1:知らなきゃヤバイ?アラフォー婚活の厳しい現実

まずは、アラフォーで結婚できる人がどれくらいの割合なのか、国勢調査のデータから割り出してみましょう。

『平成21年版少子化社会白書』によると、2005年の35~39歳女性の未婚率はおよそ18.4%。その約10年後、彼女たちがどうなったかというと……平成27年の国税調査、配偶関係の報告を見ると、45~49歳女性の未婚率は15.3%になっています。

つまり、35歳から39歳の女性が45歳から49歳になる間の未婚者の割合がわずか3.1ポイントしか減少していないのです。もちろん、この間に亡くなった方もいるので母集団が完全一致はせず、そもそも全員が「結婚したい」と考えていないでしょうから単純に比較はできません。でも、アラフォーでの婚活がいかに険しいか推し量ることはできるでしょう。

2:痛すぎ!アラフォー婚活女性の勘違いポイント5つ

では、アラフォーでの婚活がなぜ成功しにくいのか、女性側の勘違いポイントをご紹介しましょう。

(1)結婚相手に対する理想が高すぎる

アラフォー婚活が難航しやすい女性の1タイプとして、「20代のころにはそこそこモテていた人」が挙げられます。男性を見る目が肥えているので、結婚相手に妥協できないのです。

元カレやかつて自分に言い寄ってきた男性陣を基準にして、「年収は1,000万以上」「デブやハゲはお断り」「ちゃんとエスコートしてくれる男性じゃないと……」などと、婚活で出会う相手にことごとくダメ出し。これでは、なかなかいいご縁と巡り会うことなどできません。

(2)自分がまだまだ若いと思っている

「年齢のわりに若く見られます」と言うのは、アラフォー婚活女性のプロフィール欄にありがちなフレーズ。

確かに、老けて見えるより若々しく見えるほうが、婚活においては有利でしょう。しかし、いくら美魔女であっても、40代で20代のメイクやファッションではさすがに痛々しさが……。

30代には30代、40代には40代の年齢相応の似合うものがあります。無理に若作りすると、男ウケするどころか、かえって大人の魅力を損ない、安っぽい見た目の印象になってしまうだけです。

(3)まちがった女磨きに走っている

これはアラフォー女性に限った話ではありませんが、婚活をする上でまちがった女磨きに走ってしまう女性は少なくありません。

たとえば、「教養を身につけたほうがいいから」と英会話教室。「やっぱり見た目は大事だから」と高級エステにせっせと通うなど。

しかし、海外勤務の予定がある男性ならともかく、大多数の男性は結婚相手に英会話力を求めていません。また、見た目がいいに越したことはありませんが、エステに何十万円も費やしている女性に対して、男性は「なんか金がかかってめんどうそう……」という悪印象を抱きがちです。

さらに、勘違いがはななだしい女性だと、自分の習い事のために男性とのデートをキャンセルするなど、本末転倒なことをすることも……。

自己満足な女磨きは、かえって結婚を遠ざけてしまいます。

(4)結婚に焦りすぎている

妊娠・出産のタイムリミットもあるので、「一刻も早く!」という気持ちはわかります。でも、焦りは禁物です。

婚活アラフォーは、結婚相談所や婚活パーティー以外の場で出会った男性に対して、「この人とは結婚できるか」というフィルターを通してしか見ることができないので、気楽に付き合うことができません。

まずふたりきりで食事したり遊びに行ったりしてみれば、意外と気が合って、自然な流れでゴールインできたかもしれない相手とのご縁も、自らつぶしてしまうことも往々にしてあります。

(5)お母さんの言葉に従いすぎる

成人してからおよそ20年。アラフォーは立派な大人です。なのに、アラフォー婚活女性の中には、母親の言葉に左右されて、せっかくのご縁を台無しにしている人もいます。

たとえば、お見合いで出会った男性とフィーリングが合い、交際にまで進展できても、母親が「ちょっとこの人、年齢が高すぎるんじゃないの?」「この年収じゃ将来が不安ねぇ」「大学生のころに付き合っていたA君のほうがいい男なのに……」と横槍を入れてくる。

そこで、「私の人生は私のもの。私は自分の好きな人と結婚します!」と毅然とした態度でいればいいものを、「お母さんがそう言っているのなら……」と迷いが生じ、結局、成婚にまで至らない……なんてケースも少なくないんです。あまりにもったい話ないですよね。

3:高望みは厳禁!アラフォー婚活を成功させる秘訣

(1)まず間口を広げてみる

アラフォー婚活を成功させるためには、まずは相手に対する条件にこだわりすぎないこと!

たとえば、10歳以上年上の人や、離婚歴のある人、子供がいる人をはじめから除外しない。年収についても、“ふたりの年収を合わせればとりあえず生活していける”、“定職についていればOK”など、緩~く設定しましょう。

マッチングサイトや結婚相談所を利用しているのであれば、お相手からのお見合い希望には積極的に応じること。スペックがあなたの条件に見合わなくても、実際に会ってみれば意外といい感じだった……というご縁を期待しましょう。

(2)男性を育てる気概をもつ

アラフォー女性の婚活相手といえば、40代以上の男性がメインになるかと思いますが、この年代で婚活中の男性は、何かしらクセがあることが少なくありません。

恋愛経験に乏しく、デートプランがいまいちだったり、女性をうまくエスコートできなかったりするのはよくあるパターン。

また、独身生活が長いせいか、「ちょっとマイペースすぎるんじゃないの!?」と驚かされるような言動も目立つかもしれません。

しかし、ちょっと気に入らないところがあるからといって「この人ダメだぁ!」と切っていては、いつまで経ってもあなたの理想の王子様は現れず、ただいたずらに年月が過ぎていくだけ……。

理想の男性は探すのではなく、自分で育てましょう。たとえば、『Menjoy!』の過去記事「結婚相手との出会い!きっかけから調べた“結婚相手との出会い”ランキング」で登場したM美さんは、第一印象は「生理的に無理っ!」だった相手に自分の気持ちを率直に伝えることで婚活を実らせました。

同記事では、容姿についてのみ触れていますが、実はデートプランにおいても、始めは不満だったところ、「私はこういうお店が好き」「●●料理が食べたい!」など、きちんとリクエストすることで、相手男性のお店選びのスキルがぐんぐん上がったとのことです。

(3)自分が幸せにしてもらうのではなく、相手に与える気持ちをもつ

そして、最後に心構えについて。アラフォーの婚活女性のなかには「誰か結婚して私を幸せにして!」という夢見る乙女な人もいます。

それでいて、それなりの人生経験を積んで価値観を育んできていますから、相手が差し出したものを素直に受け取らず、「私が欲しいのはこれじゃない!」とダメ出しするようなところも……。これじゃ婚活がうまくいくわけがありません。

大人の女性たるもの、誰かに与えてもらうという受身の発想ではなく、「一緒に幸せになる」、なんなら「私が相手を幸せにしてみせる!」という気概をもちたいところです。

自分の人生について他人任せにするのではなく、しっかり自分で責任を持ち、かつ相手の幸せを願う女性は年齢を問わず魅力的。

誰かに幸せにしてもらうことばかり求めるのではなく、自分にとって“幸せ”とは何か、自分は相手に何を与えられるのかを1度、見極めてみましょう。

4:まとめ

結婚は何歳までにしなければならないというルールはなく、自分が結婚したいと思ったときにするのが最善。ただ、自分の願望だけでなく、相手あってのことですから、アラフォーに限らず、結婚願望のある女性は、今一度、自分が勘違いポイントに当てはまっていないかチェックしておきましょう!


【参考】平成21年版 少子化社会白書 – 内閣府
【参考】平成27年国勢調査