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家族が嫌いな心理とは?ストレスの回避法と一人暮らしへのポイント

月野 はる

月野 はるH.Tsukino

目次

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1:家族が嫌いな人は意外に多い?

家族は大切で仲良し!というのが理想かもしれません。ですが、現実には、家族が嫌いだと感じてしまう人も案外多いもの。

教育や躾が厳しい、自分をわかってくれない、兄弟で比べられて辛いなど、家族だからこその悩みも。避けては通れない家族との問題、みんなはどう解決しているのでしょうか。

 

2:家族が嫌いな人の心理7つ

まずは、「家族が嫌い」という人の意見から、心理を紐解いていきましょう。

(1)感覚が合わない

「早く結婚しろ、女は家を守るべき、なんていう田舎の考え方が、どうにも自分に合わなくて……。実家に帰るたびに責められるので、なるべく帰らないようにしています」(27歳/女性)

家族から「女性の幸せは結婚や家族に限る」という考え方を押し付けられると、それに寄り添いたい気持ちも少なからずあるからこそ、負担に感じてしまいがち。

(2)大事にされていない

「お父さんが飲み会好きで、毎晩のように飲み歩いているんです。もちろん、仕事のお付き合いもあるのかもしれませんが。でも、“もっと家族を大事にして欲しい”って思っちゃいます」(24歳/男性)

大事にされていないんじゃないかという不安から、家族のことが嫌いになっていってしまうこともあるんですね。

「家族だから分かってくれる」と思うと、余計に自分の思ったように行動してくれないと、嫌いという感情が芽生えがち。お互いに思っていることを話し合う機会をもつと、解決に向かうかも。

(3)子離れしてくれない

「母が、俺の部屋の掃除はもちろん、カバンの中身まで勝手に触って整理するんです。もう大人だし、プライバシーもあると言っても、ずっと子供扱いが治らず……」(27歳/男性)

母親にとって、いつまでも息子は子供であり、かわいい存在のようです。でも、カバンの中身まで見られるというのは、さすがにやりすぎと思う人も……。もう立派な大人の男性だと分かってもらいたい!というのも普通の心理です。

(4)兄弟で差別

「優秀な兄ばかり大事にされている感覚があって。小さいころから何をするときも、“お兄ちゃんのときはこれくらいの点数がとれた”といった感じで比較されていたんです。イライラが募ってしまいます」(23歳/男性)

兄弟は何かと比べられてしまいがち。「比べられるのがイヤ」という心理が発端となって家族が嫌いとなることもあります。

(5)嫁に文句を言う

「お嫁さんのことが気に入らないようで、太っているとか、かわいくないとか、性格が合わないとか散々文句を言うんです。俺が決めた大事な人にそんなことを言われると、家族でも嫌いになりますよ」(37歳/男性)

家族にお嫁さんのことを気に入ってもらえないのもショックですね……。自分を否定された気分にもなり、家族が嫌いという心理になるようです。

(6)管理される

「大学生活のことや、就職活動のこと、恋愛のことまで、すべて管理しようとしてくるんです。“もう大人だから大丈夫”と言っても、全然聞いてくれません」(27歳/女性)

大人になったら自分で決めるべきことも多くあるのに、家族が出しゃばってしまうのはちょっと……ですよね。娘を心配するがゆえの行動だとわかっていても、子供としては辛いところです。

(7)溺愛されすぎて

「お父さんが娘である私を好きすぎてめんどうです。愛されているのは嬉しいけど、もう少し信用して欲しい。心配していまだに仕送りもくれるんです」(25歳/女性)

愛されていて羨ましいような感じもしますが、本人にとっては負担になっているんですね。愛が重くて家族が嫌い、という心理になるケースもあるようですね。

 

3:家族が嫌いな人のストレス回避法5つ

家族が嫌いと感じると、様々な部分でストレスがかかってしまいがち。みんなは、そんなストレスをどのように回避しているのでしょうか?

家族との関係に悩んでいる筆者周辺の友人に、実践している回避方法を聞いてみましたよー。

(1)友達に相談する

話を聞いてもらうだけでも、気分が軽くなることってありますよね。家族の問題はナイーブですが、仲のよい友達になら相談できることも。

ひとりで悩みストレスを溜め込んでしまうより、友達と一緒に打開策を探す方が前進できるはず。

(2)ひとりの時間をとる

家族と一緒に暮らしていると、顔を合わせる機会や時間も多くありますよね。でも、あえてひとりの時間を大切にしてみましょう。

家族を嫌いと思っているときには、顔を合わせているだけでもストレスになります。イライラしてケンカになってしまうこともしばしば。そんなときは、家族にも「しばらくひとりの時間を大切にしたい」と宣言するのもアリ!

(3)時間が過ぎるのを待ってみる

家族が嫌いなときや、どうしてもイライラしてしまう時期は、誰にでもあるようです。

そんなときは、時間が過ぎるのを待つといいかもしれません。「子供のころは家族と仲が悪く、ケンカばかりして大嫌いだったけど、大人になるにつれてなんで嫌いだったのかも分からなくなるほど仲良しになった」という例もありました。

(4)反発しすぎない

意見が合わないとき、いちいち反発してしまうと、言い合いになってしまいます。

「考え方が合わない部分は仕方がない」と諦めて、話を流してしまうのも一つの手です。ムキにならず、大人の対応を!

(5)一人暮らしをする

家族から物理的に距離を置くと、意外と簡単にイライラが解消できることも。住む場所を変えるというのは大きな決断ですが、「新しい環境で、家族以外のことを考える時間が増えたら、家族に対するイライラした気持ちもなくなった」という人もいます。

また、「離れてみたら、それほど嫌な気持ちもなくなり、仲直りができた」という例もたくさん聞きます。

4:家族が嫌いな人が一人暮らしするときのポイント5つ

先程の(5)で「一人暮らしをする」をご紹介しましたが、家族との関係に悩んでいるときに、一人暮らしという選択肢はとっても有効です。

ここでは、ひとり暮らしをするときのポイントを見ていきましょう。

(1)あまり家に招かないようにする

「一人暮らしを始めたのに、結局親が週に何度も様子を見に来て落ち着かない」という失敗例も。その彼は、引っ越しをした当初から何かと世話を焼かれ、親が一人暮らしの部屋に来るのを許可してしまったんだそう。

きっぱりとプライバシーがあることを伝えましょう。

(2)ひとりで内見する

年齢によっては、一人暮らしの内見に親が同行するのは仕方がない場合もあります。

しかし、社会人である大人なら、ひとりで内見にいきましょう。

内見に一緒に行ったばっかりに、親の都合のいいような家に住む結果になったり、家賃を負担してもらうことになったりと、「結局親から離れられなかった」という例も。

(3)実家から離れた場所を選ぶ

実家から歩いて数分の場所に一人暮らしを始めた女性がいます。でも、結局ほとんど実家で暮らしてしまっているのだとか。

「ごはんを食べに来なさい」「今日は何をしているの?」なんていう家族からの干渉は、一人暮らしを始める前と変わらなかったそう。

実家から少しは離れた場所のほうが、家族からの干渉を防げますよ。

(4)ありがたさを実感したら感謝する

家族が嫌いと思っているせいで、理解できていなかったありがたさも、一人暮らしを始めると見えてくることがあります。

(5)家賃問題をクリアにする

学生の場合は、親に家賃を出してもらうのもアリかと思います。

でも社会人の場合は、一人暮らしの家賃は自分で払うのも自立のポイントです。家族に頼ったままだと、どこか後ろめたさがあったり、家族の意見に振り回されてしまったりすることも。

家賃を出してもらっているために、家族からの誘いが断れない……という知人もいます。せっかく一人暮らしで家族と物理的な距離を置くのなら、金銭的にも家族に頼らずに生きてみませんか?

 

5:まとめ

いくら嫌いと思っても、家族は家族です。上手に関係を築けていけるといいですよね。

ストレス解消法を駆使したり、離れて暮らしてみたりするなどで、いい距離感を保ちながら、付き合っていきたいものです。