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既婚者なのにデートする男女の心理とは?デートの実態を調査してみた

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:既婚者とデートする女性の心理3つ

ーーそれでは、小川沙耶さんと共に、「既婚者なのにデートする男女の心理」についてご紹介していきます。沙耶さん、本日はよろしくお願いします。

沙耶:よろしくお願いします。

ーー早速ですが、「既婚者とデートする女性の心理」について教えていただきたいのですが。既婚者とデートって言うと「遊ばれちゃう」とか、普通は考えそうなんですけど。

(1)遊ばれたい

沙耶:そうですね。「遊ばれたい」んでしょうね。むしろ。

ーーええっ!? 遊ばれたい? それは一体どういうことなんですか?

沙耶:好みのタイプって、恋愛経験とともに変わっていくんですよ。女性って。どんな人が好きか……という、自分のタイプが変化するんです。

ーーそれはなんとなくわかりますけど、それと「遊ばれたい」ってどういう関係があるんですか?

沙耶:恋愛経験が豊富になってくると、その過程で、「手に入れにくい男」に惹かれるようになるんですね。「なかなか手に入らない」。そこを魅力に思ってしまう。だから既婚者とデートしてしまうんですね。

ーーそれはなかなか非常識というか非道徳というか……。悪いヤツですねー。

(2)悪いことがしたい

沙耶:「悪いことがしたい」という心理も、あるときがあります。

ーー悪いことがしたいってどういうことなんですか? 「悪いこと」っていうと、男性(筆者は男性)からすると、「いいこと」というか「気持ちいいこと」に結びつくことがあって、男性ならばわかるんですけど……。女性が悪いことがしたいというのは?

沙耶:すごく若いころ、学生の時代とか、「デートする」だけで悪いことだったんですよね。親には内緒で。

「どこ行くの!?」とか「誰と遊ぶの!?」とか「何時に帰るの!?」って言われて。でも、こっそりするのが楽しかった。大人になったら、誰にも怒られないけど、当時のなごりで「悪いこと」と感じることのほうが楽しいと思ってしまう。

ーーなかなか危険なトラウマっぽい感じですねー。

(3)ただの遊び

沙耶:そこまで深く考えてはなく、「ただの遊び」なことだってありますよ。

ーーただの遊びって! 相手は既婚者なんだから、「ただの遊び」で自分の夫とデートされたら、たまったものじゃないですよ?

沙耶:そこまで考えない時期ですね、まだ。デートだけだったら。「彼の奥さんにイヤな思いをさせてやる!」と嫉妬に燃え上がるのは、デートを重ねて、既婚者の彼に恋してしまったときです。

ーー最初は遊び気分だって……怖いですねー。麻薬みたいなものですね!

 

2:既婚者なのにデートに誘う男性心理5つ

ーーもっともっと既婚者とデートしてしまう女性心理が聞きたいのですが、時間も限られていますので、次に「既婚者なのにデートに誘う男性心理」を伺いたいと思います。

「男性が既婚者」のパターンですね。自分は結婚しているのに、ほかの女性をデートに誘ってしまう男性心理。これをお聞かせください。

(1)エッチしたい

沙耶:男性はですね、女性と比べると非常に恋愛に対して、自分の感情を正しく知ることが苦手なんですよね。「恋」というものを意識するのも、女性より遅いでしょ?

ーーそうですね。女性は早いと小学生くらいから、そういうことをなんか意識しているような気配がありましたね。

沙耶:男性は遅いですよね? だいたい、性的な欲求が出てきてからじゃないでしょうか? なので、大人になってからでも、「エッチしたい」と「好き」という感情を混同してしまったままの人もいますね。月島さんも、「エッチしたい」と感じると「あ、好きかも!」と思っちゃいますか?

ーー私もそうですねー。思ってしまいますね。ムラムラっとくると。「かわいいな、デートしたいな」と思ってしまいます。

沙耶:それで、「これは恋なのかな?」と思ってしまうんですよね?

ーー確かにそういうときはありますねー。あと、そういう風に一応言っといたほうがエッチしやすいというか。「エッチさせて」と言うよりも「好きだよ」って言ったほうがエッチしやすいってのもありますね。

沙耶:それは確かにそうかもですね(笑)。

月島さんの話を聞いてもよくわかるように、男性にはそもそも「好き」という感情をよく理解できていない人が多いんですよ。それで「好き」という気持ちではなくてもデートに誘ってしまう。既婚者なのに。

ーー恐ろしいですねー。もっともっと恋愛教育とか、学校でやったほうがいいのかもしれませんね。

沙耶:『Menjoy!』を教科書にしたらいいんじゃないですか?

ーーそれは無理そうですよね(笑)。

(2)かわいいな、キレイだな、美人だな、ステキだな……と思っている

沙耶:「好き」がわからないってことはですね、「かわいい」「キレイ」「美人」「ステキ」……こんな風に異性に感じてしまったとき、もう「好きかも!」になっちゃうんですね。

ーーそれらは違うものなんですか? 「かわいい」と思う子は、好みのタイプだから「好きな子」かと思ったんですけど。

沙耶:厳密に言うと違いますね。まだ恋愛感情になっていなくて、ただ「魅力を感じている」だけなんですよ。既婚者だって、異性に魅力を感じることはあるでしょう。でも、恋愛感情をもったらダメですよね?

ーー魅力を感じる異性とデートしちゃダメってことなんですか?

沙耶:当たり前でしょう、既婚者なんだから。魅力を感じる異性とデートをすると、それが本当の「恋愛感情」に発展してしまうことがあるんですよね。そうなるとヤバいです。

(3)既婚者なのにデートでキスしてくる心理

ーー『Menjoy!』編集部さんから、「既婚者なのにデートでキスしてくる心理について聞いてください」と言われているのですが、これはどうですか?

沙耶:大きく3つのパターンが考えられますね。

ひとつめは「恋愛感情はないが、魅力的に感じているので、キスしてみた」。

ふたつめは「恋愛感情はないが、エッチしたいので、キスしてみた」。

3つめは「恋愛感情がある」。

ーーどれもこれが既婚者の心理と考えると、とんでもないことですねー!

沙耶:3つめまで行くと、末期ですが、ひとつめとふたつめも、3つめに進む可能性があるので、気をつけなければいけません。

ーー「エッチしたい」から「恋愛感情」に変わってしまうこともあるんですか?

沙耶:ありますね。「恋に落ちるメカニズム」についても最近『Menjoy!』でお話する機会がありましたが、やはり一定の法則にハマってしまうと、誰だって恋に落ちてしまうリスクがあります。この場合は「恋に堕ちる」かな。

(4)恋愛ゲームがしたい

ーー既婚者なのにデートに誘ってくる男性の心理。ほかにはありますか?

沙耶:「恋愛ゲームがしたい」という男性もいますよね。

ーー恋愛ゲーム?

沙耶:女性を口説いて落とすまでのプロセスが好きな男性ですね。そういうコミュニケーションが癖になっていて、結婚後も繰り返してしまう人もいます。

ーーなんだかイヤなヤツですねー。どうしてそういうことをしてしまうのでしょう?

沙耶:なんでも、「上手くいくやり方」というのは知恵なんですよね。人間の。「こうすれば上手くいく」という知恵をマスターすると、どうしても使ってみたくなってしまう時期がありますよね。

ーーなんか、格闘技習ってちょっと強くなったヤツが、急に周りにケンカを売り出すのに似てますね。

沙耶:(笑)。愚かですよね。でも本当に強くなると、そういうことはしなくなるんじゃないですか?

ーーそうですね。格闘技習ってて、学校や街で弱い者をイジメてケンカするのは、習いたての弱いヤツですよね、大抵。

沙耶:それと同じで、本当にモテる人は、そういうことしないですよね。だから口説き上手の彼がいたら、彼がどれくらいのレベルなのか、知らなければ危険です。

ーーでもそれは難しくないですか?

沙耶:モテたり褒められたりして喜んでいるタイプはだいたい危険ですね(笑)。

ーーえー。でも世の中にはそんな男ばかりでしょう?

沙耶:「モテる方法」とか「イケメンになる方法」とか、世の中にはそういう情報が溢れていますから、半端に知恵がついてしまった男性が多いんですよ。『Menjoy!』のせいじゃないですか?

ーー『Menjoy!』は女性向けですから! さっきは「教科書に」って話をしていたのに……。

沙耶:冗談ですよ。

(5)自分の気持ちが確かめたい

ーーとりあえず、そういう「モテたい意欲」が強くて勉強しちゃうような男性でなければ、安心ということなのでしょうか?

沙耶:そうでもないですね。最初にお話しましたが、「かわいい」とか「美人」とか「ステキ」とか、いろいろな要素から「魅力的だな」と感じてしまうと、危険です。

ーー「かわいい」を「好き!」と誤認してしまう?

沙耶:そこまでいかなくても、「なんとなく気になる。ステキだな」という気持ちがあって、その気持ちがなんなのか確認したくなってしまうんですよ。その確認の方法がデートなんです。

ーーなるほどー。そこで「かわいいと思っただけか!」と気付けたらいいですけど。

沙耶:なかなかそうはならないですよね。初めから「かわいいと思う」と「好き」が別物という認識ができないので。「やっぱかわいかったな!」「好きなのかも!」となってしまう。それに、

ーーそれに……?

沙耶:デートすると、実際に恋愛感情が湧いてきてしまうこともありますからね。

ーーいやー、恐ろしいですね!

 

3:既婚者とのデートでの注意点3つ

ーー続いて、「既婚者とのデートでの注意点を教えてください」ということなんですが……。

(1)相手はバカだと気付く

沙耶:そうですね。まず「相手はバカだと気付く」。これしかないです。

ーー確かに、今までの話を聞いてくると「既婚者なのにデートするヤツってバカだなー」と思ってしまいます。

沙耶:自分の感情に対して無知であるがために、自ら深い穴に突っ込んでいってしまうんですね。

ーーまあ、男が穴に突っ込みたいのはしょうがないかもしれません。

沙耶:そういう意味じゃないですよ(笑)。

(2)デートだと思ってはいけない

ーーほかにはありませんか、注意点は。

沙耶:そうですねぇ。バカだと気付ければ、それで十分だと思うのですが、たまーに、デートだかデートじゃないんだか、わからない感じでうまーく誘ってくる既婚者男性がいるので、そいつには注意です。

ーー確かに。仕事なんだか、食事なんだか、よくわからないけどふたりきりなことはあるでしょうね。

沙耶:そんなとき、「これデートかも」と決して思わないことです。仕事やキャリアのことを考えると、既婚者男性とふたりで仲良く食事やお茶をすることもあると思うんですよ。でも女性のほうが、それをデートだと思ってはダメです。

ーー男性がそのつもりだったらどうすればいいのでしょう?

沙耶:うまくかわすことですね。よほどのことをされない限りは、怒りもせず、チクりもせず……。

ーーチクりもせず(笑)。

沙耶:女性のほうが、かわすことが上手ないい女だったら、男性だって、よほどのことはしてこないんですよ。「いい女だな」と思って終われます。このスキルが、女性側にあるといいですね。

ーーなるほどー。「うまくかわすスキル」。それを教えていただけませんか?

沙耶:『Menjoy!』で今度、記事にしたらどうですか? ナナミさん(注:ナナミ・ブルボンヌ)や箱崎さん(注:箱崎キョウコ)のほうが、私よりもずっと上手です。私はただの派遣OLですから(笑)。

(3)自分の気持ちに素直になる

ーーほかに既婚者男性とのデート、注意点はありますか?

沙耶:そうですねぇ。「自分の気持ちに素直になる」ってことかな。

ーーそれはどういうことでしょう?

沙耶:相手のことをバカって気付けても、そんな相手のことがやっぱりどうしても好きだったら、もうしかたがないですよ。

ーーでも既婚者だから、先がないですよね。

沙耶:相手が離婚して、一緒になれる可能性もありますからね。慰謝料取られることもあるし、意外と相手が離婚ショックで悲しくなっちゃって、それを見るのが辛い……とかもありますけど。

ーーそれはキツそうですね。

沙耶:そういうの全部ひっくるめて、責任がとれて、誰かを不幸にしながらでも、自分の「好き」を大切にしたい!って。それが「自分の素直な気持ち」だったのならば、それに従ったらいいと思います。

ーーそんな人、いますかね?

沙耶:ちゃんと全部考えられたら、普通は途中でやめるんですよ。でも考えられなくなっちゃうのが恋だから。そうなる前にやめておく。そうなっちゃったら、先に進んで痛い目を見る。どちらかがいいと思いますよ。

 

4:既婚者同士のデートの実態3つ

ーー続いては「既婚者同士のデートの実態」! 既婚者同士ですよ? 恐ろしいですねー……。いったいどんなデートをしているんでしょうか?

(1)昼間にラブホデート

沙耶:これはよくありますね。

ーー昼間って。働いてないんですか? ふたりとも。

沙耶:外回りの営業マンとか、フリーランスとか。女性のほうは子供を親に預けてとか。

ーーひどすぎです。

(2)お昼にランチデート

沙耶:社内恋愛とか。たいてい、ふたりして帰りが遅かったり。

ーー職場によっては、平気なところもあるでしょうね。

沙耶:でもだいたいまわりにバレてる。

ーー真面目に働いている人の大迷惑ですよっ!

(3)アフター5に飲みデート

沙耶:「仕事の付き合いだから」とか言って、取引先女性とW不倫。

ーーあながち「仕事の付き合い」ってところは嘘じゃないんですよねー。

沙耶:ズルいですよね。「仕事」と言われると、文句言っても悪者になっちゃうし。

ーーこれは飲むだけなんですか?

沙耶:だいたいそのままラブホですね。

 

5:まとめ

ーーというわけで、「既婚者なのにデートする男女の心理」をテーマにお届けしました。改めて小川沙耶さん、今日はどうもありがとうございました!

沙耶:いえいえー。楽しかったですー。久しぶりにエッチなネタ以外で呼ばれまして!

 

【取材協力】

小川沙耶(おがわさや)・・・官能小説家。普通の女性の、よりリアルなエロスを追及するため、派遣OLをしながら官能小説を執筆。日刊スポーツの連載に加筆修正をし、官能文庫『美人妻 肉棒狂い』を上梓。続いて『美人妻 蜜壷いじり』『淫欲妻 愛液垂らし』と連続で3作発表。過去には『Menjoy!』ライターとしても活躍し月間MVPを何度も受賞している。