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令和の学生結婚のメリットがいっぱい!でも「こんなはずでは…」とならないための準備5つ

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

目次

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1:学生結婚って反対されがちだけど…

(1)学生結婚する理由って?

「いつも一緒にいたい」。そんな理由で学生結婚する人はほとんどいないでしょう。20歳になれば本人たちの同意だけで結婚はできますが、経済的なことや学業を考えれば、簡単に踏み切ることはできません。同棲はアリでしょうが……。

もっとも多い理由は、避妊に失敗して子どもが授かり、その子の将来を考えて……となるのではないでしょうか?

厚生労働省の「出生に関する統計」で、「結婚期間が妊娠期間より短い出生」いわゆる「できちゃった婚(でき婚)」の母親の年代は、「15~19歳」で8割、「20~24歳」で6割なのに対し、「25~29歳」で2割、30歳以降で1割と「でき婚」は若年層ほど多い傾向があります。

(2)学生結婚した人への印象は?

同年代のカップルからは「いつも一緒でうらやましい」などと思われるかもしれませんが、いろんな意味で厳しい現実社会を知る社会人から見れば、「大丈夫か?」と心配する人のほうが多いのではないでしょうか。

では、世の人は学生結婚についてどう見ているのかを探ってみました。『MENJOY』では、20~40代の男女500人を対象に「学生結婚は良いと思いますか?」と聞いてみたところ、回答は以下のとおりになっています。

良い・・・197人(39%)

良くない ・・・303人(61%)

よいと思うと答えた人が4割弱。どちらかと言えば、印象はよくないようですね。

2:学生結婚のメリット5つ

(1)結婚後の選択肢が増える

若くして結婚するわけですから、その後の人生設計を立てやすくなります。在学中は何かと苦労は多いかもしれませんが、それを乗り切って、ふたりとも社会人になってから、長い時間があることで、夫婦としての可能性が広がると言えるでしょう。

(2)とにかく時間がある

社会人同士だと、お互いが忙しいのは当然のこと。学生の間は、休みも長く、ふたりで長期間の旅行をすることも可能でしょう。何を行うにしても、社会人だと一方に負担が偏り、喧嘩となる可能性もありますが、学生同士ならその心配も少なくなります。

(3)子どもをもてる可能性が高くなる

例えば女性の場合、アラサーで結婚して子どもを考えるとしたら、母体のことを考えると10年余りのうちに……となりますが、若くして結婚すれば20年余りと、その可能性が高くなります。体力的にも子育ては若さが強い武器になります。

(4)老後に余裕が生まれる

「でき婚」として20歳前後で子どもを産めば、その子が大学まで進学するとして、自分たちが45歳前後で独り立ちとなります。子育ての間、経済的に苦しいかもしれませんが、その分、老後に余裕ができるのは想像に難くありません。

(5)学費が軽減される可能性も

結婚してあらたにふたり世帯となった場合、世帯収入が低くなると見られます。世帯収入が少ない場合は、奨学金や学費免除の制度が受けやすくなりそうです。これらについては大学などで制度が異なるため、まずは相談してみましょう。

3:学生結婚のデメリット5つ

(1)経済的に厳しくなる

親の潤沢な援助が期待できるならその限りではありませんが、仮に双方の親から猛反対で押し切って援助がないとなった場合、バイトの収入など限られた金額になるので、経済的に厳しくなることを覚悟しなければなりません。

(2)自由な時間がもてなくなる

ふたりがラブラブならそれでもいい──そうなら構わないのですけど、コンパなどの飲み会にすら行きづらくなるかもしれません。結婚したら好き勝手はしにくいもの。学生の特権とも言える自由は制限されるものと思ってください。

(3)学業が困難になる

経済的な厳しさともリンクしますが、バイト優先の生活ともなれば授業が疎かになるでしょう。経済的支援がある、あるいは一方が社会人で生活費の心配がなくても「でき婚」の場合、育児のため休学の可能性も。状況により卒業が困難になるかもしれません。

(4)就職が不利になることも

入社の際、扶養の有無について明らかにするため、結婚に触れないことは難しいでしょう。希望職種によっては、結婚していることで転勤が難しいなどと判断されるなど、採用時にマイナスポイントになる可能性もあります。

(5)世間に理解されにくい

学生結婚は世間から理解されにくいという現実があります。世間体といった保守的な考えではなくても、「大学はちゃんと卒業できるのか」「就職はできるのか」といった不安から、親など周囲の反対が多いということを考えておきましょう。

4:学生結婚するなら考えるべきこと5つ

(1)家計をどうするかを第一に

経済的に厳しさが予想される学生結婚。暮らすだけではなく、お互いが学生であれば、学費のことも考える必要があります。親からの援助の有無、家賃などの毎月の生活費──行き詰ってしまうと、早々の離婚など、不幸な結果が訪れないとも限りません。

(2)学業との両立について考える

一生懸命勉強し合格して掴んだ大学生という身分。学歴社会である現実を考えれば、中退せずに卒業し、就職への道筋を真剣に考えるべきです。卒業するまで単位をどう取るか、卒論をどう準備するかなど、綿密な計画を立てましょう。

(3)両親への説得

ふたりとも成年で法律上は自由に結婚できるとしても、両親の承諾は必須。とくに、学費を親が負担している場合、一人前とは言えないので、好き勝手はできません。現実的に考えても、双方の親が認めてくれれば、経済的な援助も得やすくなるでしょう。

(4)生活が安定するまで確実に避妊を

「でき婚」ならばしかたがないかもしれませんが、そうでない場合、経済的な面や学業の進行など生活設計に大きな影響を及ぼす、妊娠・出産は避けたいもの。卒業して就職するなど生活が安定するまで確実に避妊を行いましょう。

(5)役割分担をきちんと

結婚する以上は、お互いに好き勝手はできず、配偶者に配慮しなければなりません。とくに、夫や妻かいずれかが学生という場合、互いの生活環境が異なるため、摩擦が生じないとも限らないでしょう。家事をはじめ、役割分担をきちんと決めておきたいものです。

5:学生結婚で必要な手続き3つ

(1)大学・大学院への手続き

事実婚ではなく、入籍する場合は夫婦いずれかの姓を名乗るため、学生証の改姓手続きが必要。大学の公的な書類は旧姓では問題が生じるため、必ず行うようにします。学費免除や奨学金については、大学の窓口に相談してみましょう。

(2)法律上の手続き

結婚する場合、「婚姻届」を最寄りの役所に届けますが、婚姻届にはふたりで記入する部分のほかに、証人2名に署名・押印してもらわねばならないため、知人・友人に証人を頼みましょう。ここが重要ですけど、未成年の場合は父母の同意が必要になります。

(3)保険や扶養など

学生結婚の場合、どちらかが親の扶養を外れる必要があります。親が協力的で収入が少ない場合は、親の扶養に入れてもらい社会保険などを利用することも可能。親の協力が得られない場合は、自分たちで国民健康保険に入る必要があるので問い合わせましょう。

6:まとめ

学生結婚ではなくても、それに準じるものとして、彼氏が国家資格を取得するために勉強中、といったケースもあると思います。こうした場合も経済的な面やさまざまな障害があると思いますが、こうした苦労を乗り越えてこそ、夫婦の絆は深まるものでしょう。

ただ、筆者の個人的な意見としては、やっぱり学生結婚は「でき婚」でもない限り、待ったほうがいいと思います。卒業まで1~2年程度なら待てるはず。それまでに一緒にならないと不安……。そう思うかもしれませんが、それくらいの期間で壊れてしまうよう仲なら、急いで結婚してもうまくいくとは思えません。