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嫉妬深い人との上手な付き合い方は?嫉妬のメカニズムと直し方

大船くじら

大船くじらK.Ofuna

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1:嫉妬深いとモテない!現代社会において嫉妬心がマイナスになる理由

嫉妬心は、誰もがもっているもの。少なからず人を羨んだり、妬んだりした経験がある人は多いでしょう。少しの嫉妬は向上心につながりますが、あまりに嫉妬深いとなると、マイナスの面が増えてきます。

例えば、恋愛においては、「束縛する」「疑う」など、ネガティブな行動に走ってしまいがち。

このような行動ばかりの人と進んで恋愛をしたいかというと、そうは思えないですよね。特に個人の性格や意思を重んじる現代社会では、自由で楽しい恋愛をしたい人が多いはず。嫉妬深い性格をコントロールできない人は、モテにくい世の中なのです。

2:嫉妬のメカニズムを解説。ついつい嫉妬してしまう心理とは?

(1)実は相手を下に見ている

嫉妬心を抱くときを思い返してみてください。嫉妬を抱く対象は、自分より立場が下の人や、自分より優れているとは思えない相手ということが多くないでしょうか。自分より劣ると思っている相手が、優遇されたり、優れた一面を見せたりしたときに、人は嫉妬心を抱く傾向があります。

つまり嫉妬深い人は、内心では相手を下に見ているのです。軽んじられていると感じ、自尊心が傷ついて、見過ごしたり許したりすることができません。その結果、嫉妬心を抱いてしまうのです。

(2)変化を恐れている

環境の変化を恐れるあまりに、嫉妬深くなってしまう人もいます。自分のいる環境に変化や改革をもたらす人に対して、「出る杭は打つ」とばかりに排除しようとする感情は、嫉妬心の一種といえるでしょう。

恋人が他の異性と楽しそうに会話しているときや、自分以外の異性を褒めるときなどに抱く嫉妬心は、「他の人を好きになってしまうのではないか」とか「浮気されてしまうかも」というマイナスの変化が起きることを恐れる気持ちが根底にあるために起きるのです。

(3)自分が我慢している

恋愛における嫉妬心は、「恋人に愛されていないのでは」と不安をもっているときに発生しがち。当人としては、「自分はこんなに恋人を愛しているのに……」と自分の気持ちに恋人が応えてくれていないと、我慢しているような状態です。

実際に愛されているのかどうかは、あまり関係ありません。「自分だけが我慢を強いられている」と感じてしまうのが問題。恋人に対して我慢している不満が、嫉妬深さにつながっていくのです。

(4)人を信じられない

恋愛での嫉妬は、愛されていないかもという不安や、浮気される心配など、恋人に対する不信が原因となるケースがほとんど。恋人のことも、さらには自分自身のことも信じられないとき、嫉妬心は芽生えてしまうものです。それは、自分自身が恋人を裏切った経験があるから起きるという場合もあるでしょう。

自分に自信がなく、信じることができないから、恋人に対しても信用できなくなります。恋人が裏切るのではないか、という不安がわきあがってきます。結果、ささいなことでも嫉妬心を呼び起こしてしまうのです。

(5)自分勝手な一面も

嫉妬深い人は、極端にいってしまうと、「自分を最優先してほしい」という気持ちを、恋人に対してもっています。本人の自覚あるなしに関わらず、自分が蔑ろにされてイヤな思いをするのが、我慢ならないのです。

愛する人に自分のことを見ていてほしいというのは、多くの人がもつ感情。しかし現実には、恋人以外の人との関わりもあります。それを受け入れられずに、気持ちが割り切れないときに、嫉妬心が芽生えてしまうのです。

3:嫉妬深い彼氏・彼女ってどう思う?男女の本音

(1)嫉妬深い彼氏についての女性の意見

「愛されてる実感ができてうれしい」(27歳女性・総務/人事)

「うれしいのも度を越すと冷める」(29歳女性・学生/フリーター)

「軽い嫉妬ならいいが、嫉妬深いのは器が小さく感じるので嫌」(36歳女性・主婦)

「程度によりますが束縛が激しいのは恐怖でしかないですね」(34歳女性・その他)

「ちょっと怖い。DVとかデートDVとかが心配」(42歳女性・公務員)

愛されている実感を得られるというポジティブな意見もありましたが、いきすぎた嫉妬は好まれないことがよくわかります。嫉妬心が好意的にとらえられるのは、あくまでやきもち程度のライトなもの。

多くの女性は嫉妬深い彼氏には、束縛されそうな息苦しさや、DVの心配、別れたあとのストーカー化など、ネガティブなイメージを抱くようです。

(2)嫉妬深い彼女についての男性の意見 

「必要とされている」(36歳男性・その他)

「愛されている証拠だと思う」(43歳男性・総務/人事)

「友達と遊びたいときも、束縛されそうで嫌だ」(41歳男性・デザイン関係)

「プライベートをのぞき見られそうで怖い」(23歳男性・学生/フリーター)

「機嫌をいちいち直してもらわないといけないのでめんどくさい」(36歳男性/その他)

束縛されて自分の交友関係を制限されることや、監視されるような怖さを感じる男性が多いようです。嫉妬からケンカになることがイヤという意見も多く見られました。

男性の意見にも愛されていると感じるなど、好意的なコメントもありましたが、女性と同様にライトな嫉妬なら許容できるというものばかり。

男女ともに、嫉妬深すぎる人は好意的には取られないようなので、嫉妬深い自覚がある人は、恋愛時には注意が必要です。

4:嫉妬深い自分が嫌い…直したい…嫉妬深さの直し方

(1)勝ち負けにこだわらない

誰かが自分よりも評価されたり、恋愛でいえば、恋人が自分以外の異性と仲良くしたりしているときに、嫉妬心は芽生えます。これはある意味、競争心から発生する感情。

しかし嫉妬される相手は、それに気づいていないことも。自分の中で勝った、負けたと考えても、あまり意味がありません。他人と比較するのは止めて、自分のやるべきことに集中しましょう。

(2)人の行動に敏感になりすぎない

人は嫉妬心を抱いてしまうとき、「自分が蔑ろにされている」という感情を抱いているもの。プライドが傷つけられていると感じているのです。

プライドが傷つくのは屈辱的なことかもしれません。しかし、人はいちいち、他人の尊厳に配慮した行動をしないもの。ある意味、傷つけられるのは当然のこと。あまり人の行動に気分を左右されないことです。

(3)恋人に執着しない

恋愛面で嫉妬深い人は、恋人に夢中になりすぎる傾向があります。生活の中心が恋人になってしまい、他のことに目を向ける余裕がなくなってしまう人も多いです。

恋人への執着心が強すぎるのと、ささいなことでも嫉妬してしまいます。改善の方法は、恋人以外にも興味のあることを見つけること。友達付き合いでも、趣味でも構いません。恋愛以外にも気持ちを向けられるものを見つけましょう。

(4)信じる気持ちをもつ

嫉妬深くなってしまう原因のひとつが、自分に自信がないから。自信をもてないので、「裏切られるのではないか」と不安感を抱くのです。不安が強いあまりに、恋人を疑い、信じられなくなり、ことあるごとに嫉妬心を抱いてしまうのです。

自信がなくても、不安があっても、恋人を信じる心をもちましょう。信じることができれば、多少のことでは嫉妬心はわかなくなるものです。

(5)自分が嫉妬深いと認識する

嫉妬心は誰しもがもっている感情ですが、あまりに嫉妬深いと、恋人をはじめ、周囲の人に煙たがられる原因になります。周囲に受け入れられるためには、嫉妬深い自分と向き合う必要があるでしょう。

嫉妬心を抱いてしまったとき、その感情のまま行動したり、発言したりするのは止めましょう。嫉妬していると気づいたときに「あっ、嫉妬している」と自分をいましめて、人にぶつけないようにコントロールするのです。

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5:恋人や女友達がうざい…嫉妬深い人が嫌じゃなくなる対処法

(1)必要とされていると考える

恋人が嫉妬するとき、その気持ちの根底には、強い愛情や、大切に思っている気持ちがあるもの。それを嫉妬という形で表わされると面倒に感じるかもしれませんが、末永く仲良くやっていきたいと思うなら、前向きにとらえる必要があります。

「この人は自分を必要だと思ってくれている」と考えてみましょう。このように考えを変換すれば、嫉妬深い人の行動も許せるようになるはずです。

(2)本気で相手にしない

嫉妬深い人は負けず嫌いな傾向があり、ことあるごとに人を妬んで、張り合ってくることがありますよね。このような場合は、自分も意地になって対抗しないことです。

どうしても負けられないようなとき以外は、本気になって相手にしないこと。自分が折れてあげれば、相手は満足するでしょう。余計な争いにエネルギーを消費するのは疲れてしまうだけです。

(3)安心させる

嫉妬深い人とは、自分に自信がないことが、原因で不安感を拭えないでいるのです。そのため、ちゃんと安心させて、自信をもたせてあげましょう。

恋人なら、好きでいる気持ちをたくさん伝えてあげることや、恋人が不安に思う行動は、できるかぎり控えることが大切。友人なら長所を褒めてあげたり、尊敬している気持ちを伝えてあげたりしましょう。安心すれば嫉妬心は和らぐはずです。

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6:嫉妬深さをコントロールしよう

嫉妬心は誰しもが抱く感情ですが、あまりに嫉妬深くなってしまうのは日常生活でも恋愛面でも、面倒な人扱いされてしまうもの。感情のままに行動することは、「自分らしく生きる」ともとれますが、だいたいの場合は、自己中心的に映ってしまうものです。

原因を相手の中に求めず、あくまで自分の中で生まれているものだと理解して、嫉妬心をコントロールする意識が大切なのです。