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モラハラ妻になってない?無意識で夫にモラハラをしてしまう原因と解決策

中田綾美

中田綾美A.Nakata

目次

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1:奥さんにモラハラされたことある?

モラハラというと、男性から女性にするものというイメージがありますが、最近では女性から男性へのモラハラが増えているという話もよく耳にします。

そこで今回『MENJOY』では、20~40代の既婚男性204名を対象に独自のアンケート調査を実施。「妻からモラルハラスメントを受けたことがありますか?」という質問をしてみました。結果は以下のとおりです。

(1)モラハラ妻の割合は?

ある・・・45人(22%)

ない・・・159人(78%)

およそ2割強の男性がモラハラ被害に遭っていることがわかりました。10人にふたりはモラハラをされたと感じたということなので、程度の差こそあれ、「モラハラ妻」が存在している割合は、決して少なくないといえるでしょう。

(2)どんなことをされた?

「正座させられて説教を受けた」(26歳男性/公務員)

「お前はATMだから私の言うことだけきいて生きていろと言われた」(36歳男性/企画・マーケティング)

「水の使用量を決められた」(39歳男性/コンピューター関連技術職)

アンケート結果では、夫のことを貶めるようなハラスメント行為をしているというコメントが目立ちました。これ以外にも、子どもの前で夫の人格を否定したり、子どもに悪口を吹き込んだりしているという体験談もありました。

2:あなたは大丈夫?モラハラ妻の特徴・行動チェック項目5つ

(1)夫に厳しく、自分に甘い

モラハラ妻は、自分に甘いのが特徴です。同じように夫にも甘いのであれば、モラハラにはならないのですが、モラハラ妻は夫に厳しく、自分に甘いのです。例えば、夫には厳しく小遣い制限をしているのに、自分は友達づきあいがあるからと、高いランチを食べたり、ブランド物を買い漁ったりする傾向があったりします。

(2)外ではいい顔をする

モラハラ妻というのは、外ではいい顔をします。夫に献身的な妻であることをアピールする場合も。

それはモラハラ妻の並外れたプライドの高さから来るもので、決して家で夫にモラハラをしていることを悟られてはいけないと思っているから。また、周囲を味方につけ、自分がモラハラをするような人間ではないと信じさせようという魂胆でもあります。

(3)自分が正しいと思っている

モラハラ妻はすべて自分が正しいと思っており、自分の非を決して認めない傾向があります。夫から自分の間違いを指摘されようものなら、烈火のごとく怒るでしょう。

それは結婚生活において、正義は自分で、間違いっているは夫だと思っているからです。夫が自分の非を指摘したら、夫が謝るまで夫のことを責め続けます。

(4)夫を無視する

モラハラ妻は何か気に入らないことがあると夫を無視します。口には出さず、無言で夫に態度を改めるように訴えかけるのです。

そして、モラハラ度が高くなるにつれて、無視をする期間も長くなっていきます。モラハラ妻は基本的に不安定な人が多く、ある日パッタリと無視をやめたりします。

(5)家事をしない

共働きというわけでもなく、生活時間に余裕があるのに家事をしないのもモラハラ妻の特徴。夫の面倒を見ようという気が一切ありません。

夫に家事一切を任せ、モラハラ妻は自分のことにかまけているのです。もちろん誰かが家事をしなければ生活が回りません。ですから、しぶしぶ家事をする夫を見て、モラハラ妻は満足するのです。

3:モラハラ妻になってしまう原因3つ

(1)夫が妻を甘やかしてしまった

モラハラ妻になってしまった原因のひとつとして、夫が妻を甘やかしたということが挙げられます。妻は夫に何を言ってもいいんだと勘違いしてしまい、どんどんエスカレートしてしまうのです。その結果、モラハラ妻となってしまうのです。

(2)被害妄想が激しく、自分を正当化する性格である

被害妄想が激しく、自分を正当化する性格をしているとモラハラ妻になってしまう原因となりやすいです。

「私はこんなに我慢している」という被害者意識があり、「だから、こういうこともしても許される」と正当化します。こういうタイプはなかなか反省をしないので、手強いタイプといえます。

(3)親が過保護だった

モラハラ妻になってしまう原因として、親が過保護だったことが考えられます。何でも親がやってくれる環境に育ったため、ひとりでは何もできないし、ひとりで何も判断できない状況で結婚してしまったのです。

ですから、結婚生活自体がかなりのストレスになっており、モラハラ妻になってしまったという可能性があります。

4:離婚されるかも!?モラハラ妻と言われないための解決策3つ

(1)ストレスを解消する手段をもつ

モラハラをしてしまう原因にストレスが挙げられます。人間は誰でもストレスが溜まりますし、溜まったストレスは身近な人に向けてしまいがちです。

ストレスを解消する手段をもつと、自然と夫へのモラハラは少なくなるはずです。なぜなら、モラハラでストレスを解消しようとしなくなるからです。

(2)一度、距離を置く

夫と一度距離を置くことは、普段の夫に対する言動や行動を冷静に振り返るのに有効な手段です。一度、実家に帰ってみたり、思い切って別居してみたりするのもいいかもしれません。

冷静になることによって、夫の大切さを改めて実感することになり、モラハラも改善できるでしょう。また離れている間も、定期的に夫と話し合う機会をもつことが大切です。

(3)自分の発言を指摘してもらう

夫に自分の発言がモラハラになっていないか、指摘してもらうのも手段のひとつ。指摘してもらうことにより、モラハラ発言を改善していくことができるでしょう。

ここで気をつけたいのが、モラハラ発言を指摘されたときに、イライラして夫に当たってしまわないこと。冷静に受け止めるようにしましょう。

5:まとめ

モラハラというのは、しているほうからすると、正当性があると感じて、それがモラハラだとは気がつかない場合も。しかし、実際に2割以上の既婚男性が「妻からモラハラされた」と感じているわけですから、他人事ではないかもしれません。

夫婦関係が取り返しがつかなくなる前に、一度行動を見直してもいいかもしれません。