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結婚生活が不安…。楽しいor辛いと感じる瞬間と苦痛を解消する方法
東城 ゆずY.Tojo
目次
隠す1:結婚生活は楽しい?辛い?
既婚者から、結婚にまつわる愚痴を聞く機会は多くありますよね。誰しも一度くらいは、「結婚は人生の墓場」という類の話を聞いたことがあるはずです。しかし当然、結婚してからも仲睦まじく生活を送る夫婦もいます。結婚は辛いのか楽しいのか、その本音は気になるところ……。
そこで今回『MENJOY』では、20~40 代の男女 433 名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「結婚生活は楽しいですか?」という質問をしてみました。
結果は以下のとおりです。
楽しい・・・319人(74%)
辛い・・・114人(26%)
「楽しい」と思っている人のほうがかなり多い結果になりました。多少の不満があったとしても、結婚生活は世間の人が言うほど窮屈なものではないのかもしれません。
日本人はあまり愛の言葉を口にしないという人も多いので、「結婚生活って楽しい!」と大々的には言わなくても、心の中ではそう思っている人も多いようです。
メディアでは離婚率の高さなどが取り上げられていますが、これは明るいニュースですね!
2:結婚生活が楽しいと感じる瞬間5つ
結婚生活が楽しいと感じている人に聞いたエピソード5つを紹介しましょう。
(1)ためらいなくパートナーを紹介できる
「彼女だと、友達と遊ぶときに連れて行くと“のろけかよ”とか、冷やかしにあっていたんですが、結婚したらそんなこともなくなりましたね。日本では、夫婦でひとつと見るところがあるからなのでしょうか。法事や友人の結婚式なども、妻と一緒に出向くことが多いので、自然と行動を共にすることが多くなりました」(Mさん・29歳男性/法律関係)
(2)子どもと遊んでいるとき
「付き合っているときと夫婦になりたてのころはそんなに変わらないし、結婚した自覚がなかったですね。やっぱり、子どもが産まれてから結婚したことの重みを感じるかな。
休日はショッピング三昧だった独身時代ですが、子どもと泥だらけになって遊ぶ休日を過ごしていると、“こんな人生も楽しいな”と感じます」(Wさん・32歳女性/福祉)
(3)どうでもいいことを共有できる人がいる
「日常生活における、どうでもいい気づきってあるんですよ。例えば“最近、白髪が増えた気がして”とか。それって友達にわざわざ話すこともないような話題ですよね(笑)。
一緒にテレビ観ているタイミングで“この歌手、最近売れてるね”とか、どうでもいいことを会話できる相手がいるって安心できるし、温かいですよね」(Uさん・31歳男性/教育)
(4)他人の些細な癖を見つけたとき
「長年一緒に暮らしていても、元は違う生活環境で過ごしてきたので、毎年たくさんの発見があります。例えば、靴下の畳み方ひとつとっても、些細な習慣の違いがあるんです。毎日一緒にいるから気づく、どうでもいいことなのですが、ひとりの人間を観察して攻略していく楽しさがあります。自分との違いに驚いたりするんです」(Hさん・27歳女性/アパレル)
(5)同じ家に帰る人がいる安心感
「会社の帰りに“今から帰る”とLINEを送るときに、仕事が終わった達成感を感じます。妻とよく行きつけの飲み屋で待ち合わせして、夕食がてら飲んでから帰ることも増えました。
帰る家が同じという安心感もあります。結婚して7年たった今でも、“デートの別れ際の寂しさがなくなってよかった”と感じますね」(Sさん・37歳男性/IT関連)
3:結婚生活が辛い、つまらない、しんどいと感じる瞬間5つ
次に、結婚生活がしんどいと感じてしまうときについて話を聞いてみました。
(1)お金が自由に使えない
「とにかく僕の妻はケチなので、お小遣いが少ないです。会社の同僚にも“飲み行こう”と言われても、ぶつぶつ文句言われるので、即答できません。そんな生活が窮屈に感じることも。欲しいものがあっても、財布を握られているので妻に相談しなくてはいけません」(Sさん・39歳男性/法律関係)
(2)激しい口論になった
「喧嘩したときの気まずさは、しんどいですね。どう謝ってもお互いが感情的になっているときは、仲直りできないですし、でも同じ空間にいるから、気まずいですよ。その日だけは、同じベッドで寝ることを選んだ自分の判断をめっちゃ後悔します。ふたりで寝るからクイーンベッドを買ったのに、喧嘩した夜はお互いに隅で寝てますからね。疲れも取れないです」(Nさん・25歳女性/IT関連)
(3)自分以外の家族に振り回される
「自分以外の予定でぎっしり詰まったスケジュールを見ると”誰の手帳よ”とツッコミ入れたくなること、しばしばあります。ほとんど夫の飲み会や会議の予定、子どもの学校に関するイベントで埋まっていて……。自分のことだけを考えていた独身時代が、ちょっと懐かしいです」(Yさん・29歳女性/福祉)
(4)日ごろから会話がない
「結婚10年目にして、妻との会話はないに等しいですね。相手のことを空気と思い始めたら最後で、仲直りとかいうレベルの話じゃないんですよ。一緒にいるのに相手を認識していないってことなので、これほど寂しいことはないです。ついつい職場の可愛い女性に、目移りしそうになります」(Uさん・45歳男性/経営)
(5)会社と家の往復に飽きる
「会社が終わったあとの飲み会やショッピングが大好きだったのですが、今は退社してすぐに子どものお迎え。そして、夕飯は私が担当なのでスーパーに買い出しに。その場の思いつきで行動できないし、毎日同じことを繰り返しているようで退屈です。新婚のときみたいなトキメキがなくなった今、結婚生活に“飽きた”と感じます」(Iさん・29歳女性/パート)
4:結婚生活がうまくいかない、疲れたときの解決策3つ
結婚生活に疲れてしまったときの解決策を見てみましょう。
(1)自分の親に相談する
「自分の親って、いちばん身近で信頼がおける、ベテランカップルですよね。だからいつも夫の愚痴を聞いてもらっています。母は“夫婦喧嘩は謝ったほうが勝ちよ”と達観していて、“さすがだな”と感じます」(Sさん・26歳男性/保育士)
結婚生活に疲れてしまったときや、なかなか解決策が思い浮かばないときは誰かに相談してみるのもひとつの手段。自分の両親なら、安心して相談できますよね。
(2)お互いに関与しない
「期間を決めて、お互いに関与しない1週間を作るようにしました。子どもができてからも、夫と交代で家事育児を担う週と、独身気分を謳歌できる週を作っています。自分の時間も楽しまないと、相手を大切にする余裕は生まれないと感じるんです」(Iさん・31歳女性/看護師)
自分の時間を楽しめるように工夫するのが夫婦円満の秘訣かもしれません。もちろん、自分だけの都合で動くのではなく、相手の息抜きの時間もプレゼントできるといいですね。
(3)家族で楽しめるイベントの予定を立てる
「日ころの辛いことを頑張れるのは、ご褒美があるから。だから、子どもや妻も楽しめるようなイベントを計画するようにしています。月に一回は遠出のレジャーを計画し、家族全員がそのイベントを楽しみに頑張っています」(Mさん・41歳男性/エンジニア)
家族全員で同じ目標に向けて頑張れば、きっと結束も強くなるでしょう。家族全員が楽しめるイベントを考えれば、不平不満も生まれません。家族で楽しめる時間があると、そんなひとときに「結婚って素敵だな」と感じるかもしれませんね。
5:結婚生活とは奥深いもの
結婚生活は、他人との共同生活です。結婚生活では、相手に対する愛情や、ときに憎しみ、人に相談できないような悩みもあり、自分の思いとは裏腹にうまくいかないことももちろんあるでしょう。
血の繋がりのない人と生活を共にすることで、まだ見ぬ自分と遭遇したりもします。他人と歩む人生を通して、さまざまな観点から自分を見つめることができる結婚は、楽しくて奥深いものだといえそうですね。