恋のなやみに効くメディア

心理学を恋愛に応用する方法!心理学者が教える惚れさせるテクから彼氏に使える技まで

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

隠す

1:心理学は恋愛に応用すべき!

心理学を恋愛に応用すべきかどうかというと、ちょっと語弊があるかもしれません。しかし、心理学によって恋愛を理解することができれば、自分が恋愛で失敗しそうになったときに、解決方法が見つかります。

必殺技やテクニックだけではなく、実際どういうときに人は恋に落ちるのか、失恋から立ち直るにはどうしたらいいかといったことを、心理学によって理解する、それが本質です。

【関連記事】

失恋からの立ち直り方法4選と心理学に学ぶ!辛い恋を忘れる方法

【関連記事】

男と女の違いは大きい!心理学者が教える「恋愛が上手くいかない」理由

2:恋愛で使える心理学テクニック5つ

恋愛で使える心理学テクニックにつなげる心理効果について紹介していきます。

(1)好意の返報性

好意の返報性はわかりやすくいえば「お返し」です。例えば、会社の同僚が出張したり、近所の人が旅行に出かけたりしたときに、お土産をもらうことがあるでしょう。お土産をもらうと、今度は自分が旅行や出張に出かけたときに、お返しのお土産を買わずにはいられなくなります。

これは、人の感情も同じです。相手から好意を示されれば、自分も相手に対して好意をもち、逆に嫌いだと思われてしまうと、自分もその人のことが嫌いになるのです。恋愛に限らず、人間関係では自分からすすんで好意を示せば、相手も自ずとあなたに好意を示すようになります。

(2)賞賛

賞賛とは、褒め称えること。人は、自分のことを褒めてくれる人を好きになる傾向があります。人には自信をもちたいという欲求があり、褒めてくれる人は、自分の欲求を満たしてくれるありがたい存在で、好意をもってしまうんです。恋愛では、相手ことをできるだけ褒めるようにしましょう。

(3)会う回数が多い

「単純接触理論」というのですが、人は単に顔をあわせるだけでも、何回か会っていると好意をもつようになります。

例えば、毎日の通学や通勤で同じ電車に乗りあわせるだけで言葉を交わしたことがない人でも、親しみを感じてしまう。そして、たまにその人が電車に乗ってこないだけで心配になることも。これはもう、好意が生まれている証拠です。なので、恋愛ではできるだけ会う機会を増やすようにしましょう。

(4)秘密を打ち明ける

心理学では、自分の感情や過去の経験や人生観を誰かに言葉で伝えることを自己開示といいます。簡単にいえば、秘密を含めて本当の自分を誰かに言葉で伝えることです。

心理学的に、人は秘密を打ち明けられると、自分もその人に秘密を打ち明けたくなります。そして、お互いの秘密を共有していくことで、ふたりの関係は親密になり好意が芽生えるのです。恋愛では、自分から積極的に秘密や本音を打ち明けることを意識してみてください。

(5)なんだかんだで外見

かっこいいとか美人とか、なんだかんだで外見の良さは恋愛に影響します。それがどうして心理学と関係があるのかというと、さまざまな心理学の研究で、外見がいいと、その人の内面もいいと判断してしまうことが明らかにされています。つまり恋愛では、清潔感や身だしなみ含めて、外見に気を配ることはやっぱり大事なのです。

【関連記事】

恋愛心理学で女心が丸わかり!心理学者が教える、女性が出すサインや行動の意味

【関連記事】

恋愛心理学で男心を大分析!脈ありしぐさ・行動・態度10選

【関連記事】

相手のしぐさや行動でわかる深層心理20個!行動心理学と恋愛心理学で解説します

3:恋愛心理学を使って相手に惚れさせる方法5つ

さて、ここでは意中の相手に自分を好きになってもらうことに注目して、心理学で考えていきましょう。相手に惚れさせる方法はあるのでしょうか。

(1)ドキドキさせる

人は興奮しているときに恋をしやすいといわれています。この場合の興奮とは、エッチな意味ではなく、お化け屋敷やバンジージャンプなどでドキドキする興奮です。

人は興奮しているにもかかわらず、その理由がはっきりわからないとき、近くに恋人にふさわしいような人がいると、その興奮をその人に対する恋心だと思い込み、勘違いから好きになってしまうのです。これを心理学では「帰属理論の帰属錯誤」とよんでいます。

(2)助けてもらうようにする

普通に考えると、人は困っているときに助けてもらうと、その助けてくれた人を好きになると思いますよね。

ですが、心理学的にはそうではなく、助けたほうが助けた相手に対して好意をもつとされています。人を助けてる場合じゃないという状況で、自分を犠牲にしてでも誰かを助けるとしたら、その相手が自分にとって特別だから、好意をもっているからと考えますよね。そのため、結果的に助けたほうが恋に落ちてしまうのです。

(3)悩んでいるときは相談にのってあげる

人は落ち込んで自信がなくなっていると、褒めてくれたり慰めてくれたりする人を好きになってしまうといわれています。そのため、意中の人が悩んでいたり困っていたり、落ち込んでいたりしたら、そばについていてあげて、慰めてあげましょう。

(4)相手にあわせる

人は、自分と趣味や考え方が似ている人に好意をもちやすいといわれています。無理やり、相手にあわせる必要はありませんが、意中の相手との自分との共通点を見つけて、それをアピールするようにしましょう。

(5)会う回数を増やす

すでに紹介したように、人は顔をあわせるだけでも好意をもつようになります。できだけ、相手の自分の顔を見せるようにしましょう。

【関連記事】

恋愛心理を知る!恋愛心理学講義のパイオニアが教える「脈あり行動」

【関連記事】

彼を好きなのかわからない…?恋愛心理学者が教える「気持ちを確かめる8つの診断」

4:彼氏と上手く付き合うための恋愛心理学3つ

今度は、恋愛を上手くすすめるために、心理学が役に立つことはないか考えてみました。

(1)公平な関係を築く

いちばん大事なことは、お互いに公平な関係でいること。例えば、結婚して共働きなのにどちらか一方しか家事をしなかったら、ケンカになりますよね。これは、お互いが不公平な関係だからです。

恋愛をうまく維持するためには、どんなささいなことでも公平な関係でいるべきだということが、心理学の研究ではあきらかになっています。

(2)コミュニケーションを大事にする

恋愛も人間関係なので、コミュニケーションが大事です。とはいえ、なにも特別に考える必要はなく、日々の出来事をお互いが話しあったりと、ささいな会話でもいいといわれています。

(3)無理をしない

人はそれぞれ、考え方や行動の仕方が違います。そして、恋愛の仕方もさまざま。いくら好きな相手でも、お互いにあわないなと感じたら、無理をして関係を続けるのはやめましょう。

「彼氏とうまく付き合うための恋愛心理学じゃなかったの?」と思うかもしれませんが、無理をして関係を続けても、仲が悪くなるだけかも。それなら、恋人同士ではなくとも、友達同士のような関係でいられたほうが幸せだと思いませんか。

【関連記事】

恋愛心理学で男心を知る!「脈アリ男性の言動とLINE」の特徴8個

【関連記事】

正直…顔はたいしたことない!それでもモテる女の「恋愛心理学」

5:まとめ

恋愛を心理学で考えるのは、実はかなり奥深いこと。「もっといろいろ知りたい」と思った人は、『恋ごころの科学』(松井豊・サイエンス社)、『恋愛・性・結婚の人間関係学:親密関係の社会臨床心理学ハンドブック』(スーザンヘンドリック/クライドヘンドリック・川島書店)などがおすすめなので、ぜひ読んでみてください。