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「アラサー処女が処女じゃなくなる日」に密着!~元子編~【!?編】

毒島 サチコ

毒島 サチコS.Busujima

前回記事はコチラ →「アラサー処女が処女じゃなくなる日」に密着!~元子編~【中編】

目次

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9月1日 華金の「お泊りデート」の日に届いた衝撃的すぎるLINE

とうとう、1日の金曜日、元子3度目のお泊りの日を迎えました。

1度目はコンドームがなく断念、2度目は妊娠確率が高いことにビビり、断念。

本能よりも理性を優先させるアラサー処女にとって「初体験」のハードルは予想以上に高いものでした。

しかし迎えた3度目のお泊り。

とうとうその日を迎える予定だったのです。

……が! 筆者のもとにまたもや衝撃的なLINEが届いたのです。

 

「フラれた」

 

そのひと言にびっくりした筆者。すぐに返信しました。

するとこんなLINEが来たのです。

「ドラ●エ以下の元子」

話を聞くと、仕事後の飲み会が遅くなり、彼の家に行ったのは23時ごろ。

行く前に電話すると「ドラ●エしてるし、今会ったらやりたくなるし、会わない」と言われたのだそう。

ネタとしてはあまりにもおもしろい展開に、一瞬爆笑してしまった筆者。

だけれど、元子はひどく落ち込んでいたのです。

彼に言われるがまま、その日は帰宅したのだそう。

動揺していた元子から詳しく話を聞くことにしました。

そうすると「“ドラ●エ”>元子」の本当の意味が見えてきたのです。

 

「ドラ●エ」に負けた元子 その本当の意味

詳しく話を聞くと、飲み会で遅くなった元子「遅くなるけど、行けたら行くね」と彼に連絡したそう。

そしてその後の電話で「ドラ●エしてるし、やりたくなるから……」と断られてしまうのです。

でもこれって、男性のみなさんなら彼の気持ちが分かるはず。

おあずけが続いていたお泊りデート。

やっと楽しみにしていた華金に元子は仕事とはいえ、長時間飲み会に行き、デートの予定時刻から2時間オーバー。

ほろ酔い気分で「行けたら行く」発言。

それも2度も断られている彼からしたら、3度目のお泊りで酔った元子から無理やり「初体験」を奪うこともできません。

そう、彼は拗ねていたのです。

「来なくていいよ」というのは、それでも「行くよ!」というような元子からの強引さを求めていたのかもしれませんね。

そんな勝手な筆者とその友人たちの推測を元子に報告。

すると元子はとっても驚いていた様子でした。

今まで彼氏ができたことがなかった元子、「拒否されること」が「駆け引き」であるということに初めて気づいたのです。

 

熱烈な恋は生理不順を招く!?

しかし、そんな元子にまたもや、「初体験」を遠ざける出来事が起こります。

なんと予定日よりも1週間も早く生理が来たのです。

今まで生理不順なんて1度もなかった元子。

「恋」をすることがここまでホルモンバランスを乱すということを知ってひどく驚いていました。

「神様はアラサー処女の元子になかなか貫通式を迎えさせてくれない」

と周囲の友人たちから見守られながらもネタにされる毎日に、彼に対する罪悪感、そして自分の殻を破りたい気持ちがより一層強くなってきたのです。

 

「破りたい」自分の殻と処女膜

しかし、生理前後は女性の気持ちは落ち込みがちです。

元子もどうしてもネガティブな発言が目立ちました。

ひとりカラオケで自分にどんどん自信をなくしていくのです。

彼とは外でデートはするものの、「初体験」の機会は遠ざかっていました。

ここまで元子の「初体験」に付き合ってくれる理解のある男性ってなかなかいないはず。

元子もそれは分かっていました。

「こんなにもたもたしていたら彼にフラれるんじゃないか」

どこかでそんな不安を抱きながらも悶々とした日々を過ごすのです。

LINEや友人の前では下ネタを連発できても、いざ彼を前にすると「理性」が働いて、自身の殻を破れなかったのです。

 

3連休は自身の趣味を優先 だけど溢れる「初体験への興味」

そんな中迎えた9月の3連休。彼と過ごすと思いきや、元子、実はアイドルおたくの側面があり、横浜でのアイドルコンサートに参加していました。

今まで「こっち向いて~」なんていう王道のうちわを持っていっていた元子ですが、かなりきわどいうちわに変化していました。

いつ、どこにいても「初体験」のことで頭がいっぱいだったのかもしれませんね。

そうして、いつも通りの復活! ポジティブ元子に戻ったのです。

 

とうとう「アラサー処女が処女じゃなくなる日」完結か!?

そしてとうとう、元子の口から彼に「次のお泊りで自分の殻を破りたい」と彼に伝えます。

彼に自分の思いや欲望を伝えたのは実はこの時が初めて。

「本当にいいの?」

という彼に対し、力強く

「うん、●●君となら大丈夫!」と答えたのだそう。

その日、筆者へのLINEで「次セックス確定」という名言を残し、華金まで、またもや仕事にまい進するのです!

 

次こそ【後編】へ続く!