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いつの間にか友達がいない…要注意!「束縛うますぎ男」の手口4つ

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1:SNSで周りの人をドン引きさせる

「付き合った当時は束縛っぽい束縛とか全然なくて、友達と遊びに行くのとかも全部OKしてくれたらから優しいなぁって思ってたんです。でも、そうやって遊びに行った写真とかをSNSにアップすると必ずコメントしてくるんですよね」(Oさん/27歳)

――それが束縛?

「最初は友達とかも“ラブラブで良いねぇ”ってからかう程度だったんですけど、あまりにも全部にコメントしてくるし、デートの間はずっと2人で一緒に何をしているかをSNSにアップし続けるしで、途中からちょっとネットストーキングされてる気分になっちゃって」

――そこまでだと、うかつに男友達と遊んだりもできないですよね。

「そうなんです。生活全部が筒抜けにされてるようで怖くなってきちゃって。だんだん周りの友達とかも“ほんと、ずっと一緒にいるよね”とかちょっと棘のあるようなこと言ってくるようになって。そうなってから束縛だったんだなぁって気づきました」

 

2:「大好きだから」と毎週末時短デート

「当時は、“彼は本当に私のこと好きでいてくれているんだ”と思っていました。でも、たぶん彼はすごく嫉妬深くて私を独り占めしないと気がすまないタイプなんだって気づいたんです」(Fさん/29歳)

――どんな束縛をされたんですか?

「付き合ってすぐに“大好きだよ”って毎日のように言ってくれて、“毎週末会えないと寂しいよ”とか言ってくれるから、私も舞い上がってたんでしょうね。習い事とかも彼とのデートのために休んじゃって。でもそのデートがかなり時短デートなんですよ」

――ご飯食べてさよなら、とか?

「そうです。12時にランチのお店で待ち合わせをして、13時ごろ食べ終わってちょっと話をして14時くらいにわかれるみたいな。でもこんな予定を入れられちゃうと、午前も午後も中途半端にしか時間が余らないから、他の友達とかとも約束できないでしょ? それで友達と遊べなくなってだんだん疎遠に……」

――いつも14時までなら、17時くらいからは予定入れられるんじゃ?

「それが、彼がたまに夜まで一緒にいようって言い出すんですよ。そうすると友達との約束を破ったり、彼に“今日は別の予定がある”って言ったりしないとダメでしょ? どちらにしても相手に角がたつ感じで。だから彼とのデートがある日は後ろに予定入れないでいました」

 

3:プレゼントで全身彼色に……

「元カレなんですけど、何かにつけてプレゼントをしてくれるんです。最初はそれがすごく嬉しくて、すっごい魅力的な相手だと思ってました。でも、それってたぶん彼の策略だったんです」(Kさん/31歳)

――え? プレゼントが策略ですか?

「そうそう。プレゼントされたものって、どうしても身につけたり持ったりしないと申し訳なく思うじゃないですか。だから、私も彼からプレゼントされたバッグを持って、服も彼からのプレゼントのものを着て、アクセサリーも……ってやってたんですよね。でもこれって完全に相手に染められてる感じでしょ?」

――そこまでいくと確かに。

「で、新しいバッグとか持ってると“それどうしたの?”って聞かれるじゃないですか。だから“彼からのプレゼントなの”って答えるのが続いて。全身彼のものに身を包んだ女って今考えると気色悪いですよね。

私はすごく仲のいい女友達が“そこまで彼の色に染まってるのはどうかと思うよ”って言ってくれたのでヤバイって気づいてやめることができました」

 

4:付き合ってすぐに同棲スタート

「彼とは出会ったときから共通点がすごくあって、“運命の相手だ”って思ってたんです。でもそれは彼が合わせてただけでした」(Uさん/28歳)

――合わせてきて、彼にいいことあったんでしょうか?

「たぶんそうやって運命を感じさせることで、すぐに同棲をスタートさせても良いと思わせたかったんじゃないかな。付き合って1週間くらいで“僕たちすごく相性いいから、同棲をしてくれない?”って言われて。ちょっと戸惑ったけど、嬉しい気持ちの方が勝っちゃってOKしたんです」

――それはそれで幸せそうですけど。

「私も幸せでした。でもいざ同棲を始めてみたら、彼との共通点が本当はそんなになかったことに気づいて。でも同棲までしちゃうと、なかなか別れるの大変でしょ? たぶんそれが彼の本当の目的だったんです」

――結局別れられたんですか?

「はい。しばらくは一緒に暮らしてみたんですけど、彼は家のこと全然してくれないし、私が女友達と遊びに行ってる間もずっとLINEしてくるしで、“こんなに束縛されたんじゃ、やってられない!”って思って、半年で別れて引っ越しました。かなりお金かかっちゃいましたけどね……」

 

ひえぇー! 一見束縛が強そうにない男性の見事な手口の数々。ですが、話を聞いていたら、筆者も薄ら寒くなってきてしまいました。

「束縛はしないよ」と口でいくら言っていても、実際はわかりません。付き合ってから束縛が厳しすぎて無理だと思った場合は、なるべく早く別れたほうが友達を失わずに済むかもしれませんね。