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ドン底から起死回生!失恋から立ち直った「笑えて泣けるエピソード」3つ
賭弓郁穂I.Kakeyumi
1:思い出の品を着払いで、えいっ!
「彼からもらったプレゼントや、彼の着替えや歯ブラシなど、別れた直後は視界に入るだけで涙が止まりませんでした。しかも別れた原因が彼の浮気で。私と別れた後にその浮気相手と結婚したと聞き、余計に悔しさがおさまらなくて。
でも、友人と喋ったり遊んだり旅行したりを繰り返していくうちに、今度はだんだん怒りの方が込み上げてくるようになっちゃって(笑)
それで、彼の私物と彼からもらったプレゼントを、新婚ホヤホヤの彼の新居に着払いで送ったんです。しかも一つ一つ、丁寧に梱包して。
そもそも彼が“後で取りに行くから”って言いながらいつまでも取りに来ないのも悪いし。
下手したら奥さんが出てきて大事になりかねなかったですけど、全ての着払いが済んだ後に彼から謝罪と、“まだ着払いしようとしているものがあるなら取りに行くから勘弁してください”と書かれた手紙が来たので、そこでやっと“失恋”から立ち直れた感がありました」(28歳・看護師)
2:ドジっ子ママとウォーキングの挙句…
「うちの母親は物凄いドジっ子で。あまりにもドジっ子過ぎて腹も立たないってぐらいのドジっ子なんですが。
私が大学生の時、好きな人に告白したけどフラれて意気消沈して……見かねた母が“そういう時は運動よ運動!”と、最近ハマり始めたウォーキングに誘ってくれたんですね。最初はノリ気じゃなかったんですが、渋々ついていきました。
そしたら母は、何もないところで転ぶわ、“あら可愛いわんちゃん~”と散歩している犬に手を振りながら思いっきり電柱に顔をぶつけるわ。
とどめに土手のコースで、“いいでしょここ~”と私の方を振り返った瞬間“あ~れ~”と土手を転がり落ちていったんです。
その転がり落ちていく時に脱げたスニーカーが勢い良く宙を舞い、私の顔面に思いっきりぶつかった瞬間、なんかフラれた悲しみがすっ飛んでしばらく笑いが止まらなかったんです」(30歳・主婦)
3:留学生の親友からの喝……は良いんだけども
「大学の時に留学してきたナイジェリア系アメリカ人の親友Dくん、今でこそ流暢に日本語をマスターしていますが、大学で出会った当初はかなりのカタコトで。
でも一生懸命で明るいキャラで、社会人になった今でも信頼できる親友です。
そんなDくんなんですが、大学生の時、私が付き合っていた彼と別れちゃってだいぶ落ち込んでいると聞きつけたらしく。真っ先に励ましに来てくれました。
しかし“日本人は自殺しやすい”というイメージと、何故か『自殺=腹切り』と勘違いしていたので……
ーーダメ! ダメヨ、死ヌ、ゼッタイダメ!
ーーハラキリ、イタイ! トテモイタイ! 出ル、血、出ル!
ーーボク、ハラキリ、介錯デキナイ!(何故か腹切りについては詳しいDくん)
ーークララ、ノ、バカ!(たぶん少し前に一緒に『アルプスの少女ハイジ』を見た影響)
と、凄い勢いで励まし(?)の言葉を言ってくれて。彼の優しさが嬉しかった反面、彼の言っていることのおかしさで、心の中では爆笑してたのは内緒です」(29歳・管理栄養士)
“失恋”した直後は、まるで自分自身が世界中から否定されたかのよう。文字通りドン底な気分になって、自分一人の空間に閉じこもりたくなりますよね。
でも、そういう時だからこそ外に出たり、友人や親に会ったりするべきなのかもしれません。
数分前までの泣き顔が、いつの間にか今回ご紹介したエピソードのような笑顔に変わる出来事があなたを待っているかもしれませんよ?