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「彼女いるの?」一枚上手な彼の答えは…告白前に撃沈したエピソード

大山奏

大山奏K.Ohyama

1:「好きなやつにタイプ聞くとかないよなぁ」

「その人とは会社のつながりで知り合いました。友達の友達って感じですかね。ほとんど一目惚れで、知っていくうちに余計に好きになって。ちょくちょく連絡を取って、相手の家に行くまではこぎつけたんです」(Uさん/29歳)

――相手の家に行けるなら脈ありでは?

「そう思いますよね!? しかも彼の実家です。だから私も舞い上がっていたんですけど……。

彼の自宅の最寄り駅まで行って、そこから車で移動中に“○○さんってどんなタイプの女性が好きなんですか?”って聞いたら、“あぁ、どうだろうな。でもさ、好きな相手に好きなタイプとか聞くのはないよなぁ”って言われてギクッて……」

――えっ? それって彼はわかっていてそう言ったんですか?

「たぶん。大人だから気を遣って、それ以上つっこまないでくれましたけど。ただショックが大きすぎて、車内でしばらく無言になっちゃいましたね」

どうやら彼の中でUさんは、かわいい妹分という感覚だったよう。完璧な撃沈エピソードでしたね。

2:「お前以外なら誰でもいいや」

「彼とは最初からすごく気が合って、話してると楽しいし、相手もずっと笑ってくれてたから、これはいけるぞって思ってたんですけど……」(Kさん/30歳)

――ダメでしたか?

「はい。ノリの良い人だったんで、2人で会うことになった機会に素直に聞いちゃえって思って思い切って聞いてみました。“○○さんって彼女とかいないの?”って」

――そういう聞き方ですか!

「なんか、彼女とかいる前提で聞くといいって聞いたことがあったから。そしたら“あぁ、彼女は欲しいけどいないよ。お前みたいなの以外なら誰でもいいや”って。

言葉だけ聞くと酷く聞こえるかもしれないけど、なんかネタみたいな感じだったからそんなに重たくはなくて。私も“あー、ひどーい”とか返しましたね。今でも普通に仲の良い男友達です」

こんな風に言われたら、かなり傷つきそうですが、彼のキャラとノリがあってこそ、彼女もそんなに傷つかずに済んだようです。

良い関係でいたいからこそ断る男性もいる?

仲の良い男女って周りが見てると「なんで付き合わないんだろう?」って思うこともありますよね。

しかしそういう二人はやはり、お互いの中でいちばん良い距離感は友達だという認識があってのことなのでしょう。

友達としてずっと付き合っていきたいと思っている相手から告白されてしまったら、振ってからの関係がギクシャクしてしまうから、敢えてはぐらかすという男性もいるようです。

ちょっと残酷な気もするエピソードでしたが、彼女たちは今も相手の男性と友人関係が続けられていて満足だといいます。

ある意味告白される前にシャットダウンすることで傷を浅くしてくれた彼らは、すごく紳士的だったと言えるのかもしれませんね。