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「こんな気持ちなら…もうダメ」彼氏を見限った決定的瞬間!2選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

1:おっさんホストと自宅で……

佐藤由紀子(仮名)/29歳

ーー彼氏を見限った瞬間について、エピソードを聞いています。「こりゃ、もうダメだな……」と思ってしまった具体的な決定打があったことはありますか?

佐藤:はい。若いころだったのですが、ホストと付き合っていたんですよ。同棲していました。

ーーホストと付き合うのは大変そうですね。やはり嫉妬がたまってしまい……という感じでしょうか?

佐藤:いえ、私もキャバで働いていたので。むしろ相手のほうが「店に行かないでよ」なんて言ってきて、なんで同業者なのにわからないのか……?という鬱憤はたまっていましたね。

ーー……なるほど。それで決定打というのは?

佐藤:その人がですね、同じ店のおっさんホストと仲がよすぎて、休みの日になると家で飲むんですよ……。「ユキちゃんも飲みなよ!」なんて誘われるんだけど、私は休みの日にまで飲みたくなかったから、断っていたんです。

ーーそのおっさんホストとなにかあった……とか?

佐藤:いえ……。ある日の休日、彼とおっさんホストがいつものように飲んでいたんですけど、なぜかふたりで「コール」をはじめて。

ーーコールって、一気飲みするときのかけ声ですよね?

佐藤:はい。ふたりしかいないのにそんなことやっているから、あっという間に泥酔して。私は「もうこんなバカに付き合ってられない!」と……、

ーーそれで別れを決心した。

佐藤:いえ、付き合いきれないので、とりあえず家を出たんですよ。せっかくの休みだから。本屋とかカフェとかブラブラして家に帰ってきたら、誰もいない。で、トイレに入ると、彼がゲボ吐きながらぶっ倒れているじゃないですか!

ーーそれは危険な状態ですよ!

佐藤:そうですよ。もう私も漏れそうだったので……。

ーーそういう問題ではないでしょう!

佐藤:とりあえず、汚物で足の踏み場もない。彼の服も汚物だらけ。私はまず、彼の衣服を脱がし、なんか大切にしていたヴィンテージの高いジーンズだったんだけど、迷わずそれで床の汚物を拭き取りました。

ーー……ひどい(笑)!

佐藤:だって、もうすでに汚れているんだから、いいでしょう。そのままジーンズごとゴミ袋にいれました。彼を見ると、意識が朦朧としていて苦しそうなので、「これはヤバいな」と思って、コンビニに走りウコンドリンクを大量購入してきました。

ーー救急車呼びましょうよ!

佐藤:私も若かったし、必死だったんですよ! で、なかなか飲み込まないでむせるんだけど、心を鬼にして、彼の口にウコンドリンクを流し込みまくりました。

ーーそれ大丈夫なのかなぁ?(※編集部注・決してマネしないでください)

佐藤:しばらくすると、ちょっとずつしゃべるようになってきて。「山は越えたな」とちょっとだけ安心しました。

ーーああ、助かってよかったー! ……というか、彼を見限った瞬間の話は!?

佐藤:だから、そのときですよ! おっさんホストとふたりでコールやって自爆するなんて、バカすぎじゃないですか? 彼の汚物を拭きながら、「もうダメだな……」と心に固く誓いましたね。

ーーそれでも、その後、泥酔している彼のケアはちゃんとしてあげたんですね……。

佐藤:私はやさしいんですよ。かなりムカつきながらウコンを飲ませていましたけどね。

ーー本当はウコンじゃなくてウ★コを飲ませたかった?

佐藤:バカですか?

ーーすみません……。

佐藤:その事件のあと、「もう別れよう」と決心した私は、こっそり不動産などを探しておき、すべてを整えたのち、満を持して別れを切り出しました。

ーー意外とちゃんとしてるというか……。じゃあ、別れを決心してから、少しの間は一緒に住んでいたんですね? 気持ちが揺らいだりはしませんでしたか?

佐藤:まぁ、ずっと一緒だったから、かわいそうに思う瞬間がないと言ったらウソになるかもしれませんが、そういうときは、あのバカなコールやトイレの惨状を思い出し、心を強くしたのです。 

2:誕生日に……

山下佐登美(仮名)/34歳

ーー彼氏を見限った瞬間のエピソードを聞いています。なにか具体的な出来事ってありましたか?

山下:そうですね……。7年付き合った彼氏がいました。結婚の約束も、冗談っぽくだけどしていました。でも、彼が浮気をして。

ーー浮気の発覚が決定打となったんでしょうか?

山下:いえ、若かったし、長く付き合っているから、たまにはこういうこともしょうがないかな……って我慢して様子をみることにしたんです。一時の気の迷いだと思ったし。ずっと一緒にいた時間を信じようと思って。

ーーそこまで思っていたのに、決定打となってしまった事件が起きたのでしょうか?

山下:そうですね。私の誕生日がちょうど日曜日で、彼はいつも仕事を理由に浮気をしていたようなんですけど、その日ばかりはさすがに私のために空けてくれるだろうと思っていたのですが、裏切られました。

ーー浮気相手と会っていた?

山下:それはどうかわからないんだけど、「ごめん、仕事が入った」って。こんなこと言いたくないけど、涙が出ましたよ。そのとき。「わかった。がんばってね」って送ったあと。ひとりで泣きました。

ーーそれが決定打になり、別れた……?

山下:でもそのあと、「誕生日はごめんね。プレゼント買うから会おう」って別の日に、家まで車で来てくれたんです。私はまだそのときは「別れよう」とは思っていませんでした。「わかった。ありがとう。なんか悪いな」と送ったのを覚えています。彼はなにも感じなかったようですが。

ーーそれで、プレゼントを買いに行ったのですか?

山下:そうですね。そのままショッピングに行って、「なにがいい?」と一生懸命選んでくれていたんだけど、私が決められなくて……。で、なにがほしいか考えていたとき、「この人に買ってもらったものは、ほしくない。身に付けたくない!」と気がついてしまったんです。

ーーそれが決定的な瞬間だったんですね。確かにプレゼントって愛情ですもんね……。

山下:彼が浮気相手とばかりいるから、仕事だと言ってたけど……、だから一生懸命、彼のことを考えないようにしてたんです、いつも。考えちゃうと寂しいから……。でも、プレゼントがあると、それを見て、考えちゃうじゃないですか。だからほしくないって。こんな気持ちになるなら、もうダメだと……。

 

女子たちが彼氏を見限った瞬間のエピソードを2つご紹介しました。やっぱり、「好きって感情が消えたかも」という感覚だけでなく、なにかしらかの大きなきっかけがあるようですね。そこまでは結構がんばるようですが……、みなさんならば、どうしますか?