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おっぱいvs.お尻…「男が好きな理由」は本能か文化か!? 考察

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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性欲の対象は、本能か?

“おっぱいが好き”か“お尻が好き”かというのは、つまりは男子の性的な対象がどこにあるかということですよね。わかりやすくいえば、何を見たら「エッチがしたい」なと、ムラムラしてしまうのかということ。

ひとが異性に対して性的な魅力を感じるのは、一つには生殖行動と関係していることは間違いありません。進化心理学という学問的にいえば、性的な興奮(ムラムラ)を覚えることで、繁殖という行動を引き起こし、子孫を残すことを実現させるわけです。

おっぱいvs.お尻

じつは、ひとが何に性的な魅力を感じるかは絶対的なものではなく、文化によっても違うんです。

たとえば、日本人男子の多くは、女子の“おっぱい”に引きつけられてしまう傾向にあります。大きなおっぱいの女子とすれ違うと、思わず振り向いてしまうという日本人男子は、けっこう多いものです。

ですが、ブラジルでは事情が違います。ミス・ブンブンコンテストというのを聞いたことはありませんか。ブラジルで、最も美しいお尻を決定するコンテストのことです。

そう、ブラジルでは“おっぱい”よりも“お尻”なんです。日本では豊胸手術をしても、豊尻手術なんてする人はいませんが、ブラジルではけっこう普通なんだとか。

国(文化)が違えば、性的な魅力を感じる対象が違ってくるんです。

性的な対象が文化で異なってくる理由

なぜ、“おっぱい”か“お尻”かに、文化によって別れるのかについては諸説あります。たとえば、宗教。

エッチの時の、いわゆる正常位のことを、英語で“missionary position”とよぶことがあります。直訳すると、“宣教師の体位”。

キリスト教が布教されるまでは、多くの地域では、バックでエッチをしていたのだとか。それが、「後ろからするなんて、動物と同じで野蛮だ」ということで、キリスト教の布教とともに、正常位がすすめられるようになったという説も。

たしかに、キリスト教の宗教画なんかでは、女性の“おっぱい”は描かれても、“お尻”が描かれる絵画って、ほとんどありません。

こういった、宗教やその他生活文化の違いも男子の性的な対象の違いを生み出しているかもしれませんね。

もちろん個人差もありますが、男子の“おっぱい好き”か“お尻好き”かは、けっこう奥深い理由が隠されているようですね。