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3高のイケメン僧侶!? リアル『5→9 私に恋したお坊さん』の世界

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

2015年秋冬の注目ドラマといえば、フジテレビの『5→9 ~私に恋したお坊さん~』。石原さとみさんと山下智久さんが主演するということで、話題になっています。

このドラマのなかで、山下智久さんが演じるのは、高学歴・高身長・高収入のイケメン僧侶。つまりは、お坊さんです。

原作のマンガでは、東京大学卒で、多数の檀家をもつ大きな寺の跡取り。しかもイケメン。ちょっと気になるプロフィールですよね。たしかに現実の世界でも、東京大学卒のイケメンのお坊さんって、ときどきテレビなどでみかけます。

ですが、じっさいにお坊さんと付き合うとなると、いろいろ大変なことがあるって知っていましたか。今回は、お坊さんと付き合うとじつは大変なんだということをお伝えしたいとおもいます。

 

■休みがあわない

まずは、基本中の基本。お坊さんと付き合ったら、休みがあいません。というのも、だいたい法要は土日祝日におこなわれます。はい、この時点で社会人女子のみなさんは、お坊さんとは予定があわないんです。

しかも、8月の夏休みはお墓参りなどでお坊さんは大忙し。年末年始も、初詣どころではありません。そもそも、お坊さんですから、神社に初詣に行くどころか、檀家さんが初詣にくるため家を留守にできません。

ディスニーランドで年越しなんて、夢のまた夢なんです。

 

■お坊さんはお金が無い

ドラマでは、多数の檀家をもつ大きな寺の跡取りということで資産家のように描かれていますが、お寺は基本的にお坊さんの持ち物ではありません。例えていうならば、“雇われ店長”みたいなもの。どんなに大きなお寺でも、その収入はお坊さんのものではなくお寺という会社のもの。

ですので、世間のひとがおもっている以上に、懐事情は大変なんです。

 

いかがですか。

山下智久さんのようなお坊さんがいたら……とおもってたあなた。かりに出会っても、交際を続けていくには、けっこう覚悟がいるんですよ。