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【結婚できないオトコの会話力を検証】 「女性への免疫がないタイプ」は、『お見合い』でも結婚できない!?
香月里美

お見合いには、女性と話すのが苦手、恋愛経験があまりない、という「女性への免疫がない男性」が多くいらっしゃいます。
彼らに聞いてみると、
●職場に女性がいない
●女性と付き合った経験は、無いに等しい
●男子校で、女性との接点がなかった
●学生時代のバイトは、テレアポなど個人プレー系が中心
●身近な女性像といえば、母親くらい
と仰る方が大半。さらに彼らは、女性との会話に苦手意識を持っているようです。だからこそ「見合いに行けば結婚できるハズ!」と、お見合い市場にやってくるのです(自発的ではなく、渋々来られる方もいますが)。
でもね。お見合いって、初対面の相手と色んな話をしなきゃならない場所。自分の仕事の説明から始まり、自分の趣味、家族構成、休日の過ごし方、好きなご飯の話などなど…自分を知って頂くためのアピールをしないと、何も始まらないのです。
たった数時間の会話の中で、お相手との相性(フィーリング)もキャッチしなくちゃいけない。となれば、「そこまで結婚に焦っていない」といい訳せずに、一生懸命「会話」する努力が必要だと思うのです。つまり、お見合いの数時間はまさに「勝負」。勝負する気がないなら、お見合いには行かない方がよいとすら思うのです(だって女性はホンキで相手を捜しているのだから)。
「女性への免疫がない男性」は、私が感じるうえでは、女性と会話することを半ば諦めているというか、なげやり。つまらなければつまらない顔を平気でされる方もいますし、沈黙したままブスーっとした顔でいらっしゃる方もいます(なのに、後日のお返事は「ぜひお付き合いしたい」とおっしゃる)。
女性も、もの凄い緊張の中来ているのだから、ホンキで俺をアピールしてやる!くらいの心意気がほしいなと思うのです。
たとえば以前、こんなお見合いがありました。
私「不動産の営業さんなんですね。丁度この時期忙しかったんじゃないですか。お時間つくって頂いてありがとうございます」
男「あ、まぁはい…でも平気です。(その後、沈黙)」
私「営業さんってことは、物件探しで色んなタイプのお客様と都内中を回るんですか。大変ですよね。特にこの夏は暑かったですし」
男「そうですね。暑かったですね…(沈黙)」
私「でも、車で回れるんですか?」
男「まぁ、はい。社用の車があるんで……(沈黙)」
私「……そ、そうですか」
男「…(シーン)」
私(怒らせてしまった!?私の会話がつまらないの!?何?何?)
進まないんです。なーんも進まないんです。会話がはずまないどころか、女性が切り出さないと何も始まらない。かといって、こちらが必死でリードすると、後日、「気の強そうな女性は苦手とのことで…。お断りの連絡がきました」とか言われちゃったりする。こちらの会話の内容がくだらなかったかもしれません。でも、ヘタくそでもいーから、何か話そう!と努力していたわけです。
たとえ女性が苦手でも、出会いをお任せできるお見合いでも、何かしら話そうとする気持ちは大切。そして、会話のネタくらい仕込んでくるのがマナー!とも思います。女性に免疫があろうがなかろうが、シャイだろうが何だろうが、もはや関係ない! ないなら努力せーよ! お見合いというツールに頼るなー! と、ついコトバも荒くなるってものです。
次回は、私が実際に経験したお見合い男性の中で、「あるある〜!」な会話が続かないガッカリ男子をあげてみます。
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<香月のぼやき>
◎「会話」ができないと、なんでダメなの?
お見合いって、結婚したい人同士が会うシステム。だから、たーっぷり会話をして、相手の情報を引き出すんです。だから、あまりに話がはずまないと、相手がどんな方かさすがに解らず、「次も会いたい」につながらないのです。それでも「最初はお互いに緊張していたのだし、もう1回くらい会ってみよう!」と思い直したことも何度もあります。でも、会話はキャッチボール。片方から投げているだけでは、まとまる話しもまとまりませんでした。
あまりに会話ができないと、女性って「この人、これで仕事できてるのかな?」「結婚して、何かトラブルがおきたとき、一緒に乗り越えられないかも…」などと不安に感じるもの。
「会話とかより、大事なのは中身だろ。調子のイイこと言うオトコのほうが信用ならないだろ」(男性の友人・35歳独身)
との意見もありましたが、私は「中身」=「会話」でもあると思う。
「会話」はお見合いの入り口。入り口に入れなきゃ、ゴール(結婚)もない!
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